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一泊三日と3時間!悪縁をぶった斬って良縁を掴め!旅 11

4度目の正直、姫路城!

出発
姫路でモーニング!
岡山駅でおやつ、福山で靴を調達
ふくやま美術館でテンション爆上げ!
友人と合流、18きっぷを使い倒せ!
鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。
デイリークエストは効率的に。
宝物殿はトキメキがいっぱい。
再びのソロ。松江満喫!
旅先が温泉地って最高
・4度目の正直、姫路城!
推し美術館に通える距離に住みたい
推し美術館と、旅の終わり

22時過ぎに松江出発、大阪着は5時半だ。
ここからは帰宅まで、18きっぷで電車を乗り継いでいく。
6時前に大阪を出て、通勤の皆様に混ざって電車に揺られ、姫路に着いたのが7時半。
駅へ向かう人の波に逆らって大通りを進む。

まず向かうは郵便局だ。
荷物を整理していたら、いつもらったか覚えがないが、何かのおまけだったのだろう出雲の絵葉書が出てきたので、地元の後輩ちゃんに送ってやろうと切手を買いたかった。
城近くの郵便局は、グーグル先生の表示であれば開いている時間だったのだが、コロナのせいか開館時間が変わっていた。残念。

開いてないものは仕方がない。
先に朝食である。
姫路城目前の広場の端、古き良きといった雰囲気の、地元の顔馴染みが揃う朝の時間にお邪魔させていただく。

バタートーストとゆで卵、サラダ、コーヒー。
ザ・ベーシックなモーニング。美味しい。

お腹を満たして、いざ4度目の正直、姫路城攻略である。
手前の広場が広いのは知っている。
初めて来た時に桜が咲いていて綺麗だった。
有料区画手前で少し階段を登ったら、梅が見頃だった。
ところどころに香りの強い品種があって、春満喫といった気分。

有料区画を見終わった後に周辺を散策する時間はさすがにないので、開城前に散歩する。
姫路城は秀吉の頃に築城、歴代城主により増改築された城なので、石垣にも色々あるようだ。
外周を歩くだけでも楽しい。

改築の際に取り替えられた大きな柱が屋外(屋根はあるが完全な室内ではない)に展示されていた。
直径は出雲大社の3本柱に劣るだろうが、十二分に立派な大木だ。
横倒しに展示してあるそれは発掘ではなく取り替えられたものなので長さもある。
長く城を支え、今なおその歴史を伝える柱。ロマンだ。

そうこうしているうちに開城時間だ。
券売スペースの手前の看板には、天守まで往復一時間、有料区画まで巡ったらそれ以上とある。
音声ガイドが大変気になったのだが、私の滞在予定時間は一時間。
また来る理由ができたな!と開き直って急ぎ足で中に入った。

天守までの往復で一時間は伊達ではない。
はちゃめちゃに広い。
松江城が可愛く思えてくるレベルで広いし色々残っている。

傾斜のある道はくねくねと曲がりくねり、あーあそこから射られる〜撃たれる〜袋の鼠〜こんなとこ絶対攻めたくね〜という作りのオンパレード。
瓦の家紋も色々あって度々足が止まりそうになるので、というか、どの画角でもカッコいいものだからしょっちゅうカメラを起動してしまうので、意識して早足に歩く。

中に入ったら入ったで、展示や解説パネルも充実している。
そしてやっぱり中も広い。

縁のある武具として、黒田家の圧し切長谷部、池田家の大包平が紹介されていた。
もうそこから、わー大包平振り回しても平気そうな広さ!に認識が変わる。

瓦の家紋に蝶があったのにも納得、歴代城主による増改築で石垣が色々あるように、瓦だって作った家のものが使われる。
断片的な情報がどんどん繋がっていくのは楽しい。

刀や銃をかけるための突起が並ぶ壁もたくさんあって、軍事要塞感もマシマシだ。
ワクワクしながら、急ぎめに資料を読みながら天守最上階まで上り、姫路の街を見下ろす。
上から見ても広いな姫路城。
これはしっかりゆっくり見るなら二時間は要るわ。

満足して、階段を降りていく。
備前丸から見上げる構図で写真を撮るが、本当にどこから撮っても絵になる。

急足だったからか、もう少し敷地内を廻れそうだ。
となれば、迷っている時間はない。
ガイドさんを連れた修学旅行生たちとすれ違いながら、二の丸を抜け、西の丸へ。
時間はギリギリかもしれないが、と百間廊下も見ていくことにした。

のだが……、情報量が、多い……!
廊下の合間、小部屋に高確率に各種展示や解説パネルがある。
じっくり見てたら確実に電車に乗れない。

泣く泣く読み飛ばしながら進む。
お姫様のあれこれとかもっとじっくり読みたかった。
旅先で予定詰め込み過ぎて駆け足になるの、よくあるけど、よくない。
自分の好奇心を過小評価している気がしてきた。

駆け足ではあるが、しっかり楽しんで化粧櫓から外へ出て出口へ向かう。
滞在時間は一時間と少し、三の丸広場を抜けて大通りを進む。
時間ちょっとギリギリだったけれども、無事に電車に間に合った。

ここから4時間の電車旅である。
米原、大垣、名古屋で乗り換える。
ゆっくり昼食を食べる時間がないので、おにぎりを買った。
駅のおにぎり屋さんありがとう。

次回、推し美術館に通える距離に住みたい。お楽しみに。

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