【荒木定点観測】vol.3 今週(8/2-8/8)の荒木貴裕さん(徳)
定期企画のこのコーナー、今週の東京ヤクルトスワローズ・荒木貴裕選手の成績を振り返ってみたいと思います。
今週は3回の代打起用がありました。
(図)2020.8.2-8.8の荒木貴裕選手成績詳細
(参考)ストライクゾーン領域詳細表
今週は3回の代打起用に対して2打数0安打1四球、凡退した2打席は真ん中高めを叩いてフライ、出塁した打席は低めのチェンジアップ攻めを見極めるました。
昨年はストライクゾーン9分割における高め3エリアは26打数7安打で打率.269ながら今季は高めの打率が.000であり、昨年も3打数無安打とヒットの無かったフランスアの直球に押されてしまう結果となりました。
それにしても、先週(スタメンで4打数無安打)から7打席連続で走者無しの打席となっている点について、先週のスタメン時は運要素もありながら、今年はここぞの代打というよりは5-7回ぐらいのビハインド時などの1枚目代打となっている点が少しもどかしい所です。本来の調子ならば「返す」ことが出来る選手であるため(走者無しより有りの方が得意)、一死満塁などで犠牲フライを打ったりしながら調子を戻してくれないかな・・・なんて思ったりもしてます。そんなに都合よくいかないのは百も承知なのですが・・・。
今週の記事では、ヤクルトの代打成績についても少しまとめてみたいと思います。
(図)2020.8.8現在 ヤクルト代打成績
(データ出典元:https://baseballdata.jp/)
ここまで15人が起用され、全体では101打数20安打で.198となかなか苦戦する中、主たる起用者は川端(全て代打出場でサヨナラ安打もあり)、荒木、宮本、雄平、廣岡あたりでした。青木などは3打席ながら代打成功率100%と流石の成績を残しています。
ここで注目したいのが今季特に代打起用がメインとなっている荒木・雄平の得点圏打率が1割を切っている点です。その後雄平は抹消。荒木は複数ポジションを守れる点などから残されている背景はあるにせよ、これではやはり走者無でしか使えないのもやむなしといった数字となっています。
今週も、抹消されない限り、走者無から「きっかけの一本」が出ることを祈りながら、スワローズ戦を見つめていきたいと思います。
(追記)
8/13、抹消はされてないものの、ファームの試合に1番先発出場し、3打席で2四球をもぎとっていました。復調のきっかけなるか...??