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蝉の気持ちと『The End of the World』(460文字)

哀しい歌を、軽く、元気に歌うと、ちょっとカイリしたみたいな不思議な気分になるのだ💦

昨日だったか一昨日だったか、あるnoterさんのとこで映画『17歳のカルテ』について語り合った。

「アンジェリーナ・ジョリー、かっこよかったよね」みたいに。

で、思い出した。

The End of the World』という歌。

同映画の劇中で、ファザコン気味な少女が、この世に別れを告げるときに再生していた歌――。

とても痛ましいシーン。

歌詞も哀しいのだけど、なんだろ、哀しすぎてカイリしちゃってる感が半端ないように僕には思われた。

真っ白な感じ。

とても、ニュートラル。

こういう歌を明るい調子で歌うと、そのカイリっぷりが際立つように思う。

なのでウクレレで、軽く、テンポよく、さらりと歌ってみた。

苛烈に過ぎて、ゆえに雪原を思わせる白さで僕に迫る夏のただ中で、『The End of the World』なんて弾き語ると、蝉の気持ちがわかるように思えてきちゃって心がシンとする。

The End Of The World - Skeeter Davis


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あひろ
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