喉声で悪いか??――だなんて挑発的なタイトルですみません💦(1510文字)
喉で歌ってる人は一生歌が上手くならない!
ってタイトルのYouTube動画が目に入った。
そんで思った。
――俺のことだな。
いつもは僕という一人称なのだけど、俺って一人称で思ったのだから、その思いの奥にはおそらく、
よけーなおせわだぜべいべ
ってな撥ね付けがあったのであろうな💦
――地域のスポーツ少年団や学校の部活で、
ふぁーいと、ふぁーいとう!
とか声を出すときは腹から声を出していた。
応援団にまじって校歌を熱唱するときにも腹から声を出していた。
でも、今、部屋で、ウクレレを爪弾きながら歌うようなときは――、
まちがいないけど、
腹から声を出していない。
口先で歌っていると思う。
YouTubeのボイストレーナーさんがいうところの「喉声」なんじゃないかと思う。
一生歌が上手くならないらしい。
……ふむ、まあ、それでいいかな。
と思ったりする。
僕は、生まれながらの音痴だし、
歌手になりたいだなんて思ったこともなく、
歌だなんてものに死ぬまで縁なんてなかろ?
って思って生きてきたから、
一生歌が上手くならない!
って宣告されても、
うーむむ、ま、いいか――
としか思わない💦
でも、お腹から出した声がパワフルに響くことは知っている。
たくさんのオーディエンスをアカペラで魅了しちゃったりもできるんだろうな、そういう、太くて、のびやかで、豊かに響く歌声は。
だから、そういう声で歌えたらいいんだろうな、と思う。
でも、そう思う一方で、逃げでも、負け惜しみでもなく、
用途という意味で僕は、
生のウクレレが奏でる音に調和する程度に小さな、
近所迷惑にならなさそうな、
インターネットを通じて、おそらくはたった独りで聴いてくださっている誰かを、できたら不快にさせない程度の歌声で、
そのときそのときの気分みたいなのを表わせたら、
それで十分なんじゃないか、と思ったりもする。
――のであるけど、どうなんだろうか?
一生歌が上手くならない、くらいに言われちゃう喉声ってやつは、聴いてくれた人を不快にさせてしまう歌声であったりするのであろうか?
夜、隣のベッドから僕に語りかけてくる妻の声が、劇団員のセリフみたいな、腹からの声だったら僕は落ち着かない。ってかなんなら苛立つと思う。
口先で、ささやくように、意味や思いの伝わる必要にして十分な音量で、圧を込めずに話してほしいとそう思う。
いろんな場面で、いろんなニーズに応じた声や語りがあるんじゃないかな?
――だなんて考えてみると、
ウクレレ片手に僕が僕の体から出している音は、
もしかしたら、
歌じゃないのかもしれない。
じゃ、なんだ?
――つぶやき?
――うめき?
――感情の漏れ?
もしくは、
――祈り
または、
――感謝
ないしは、
――存在証明?
ふうむ。
――息吹き、
とか表したらきれいかな?
男の息吹きに需要なんかないかもしれないけど、
それでも僕は、
息吹いてしまうよ?
だって生きているのだから。
――てなわけで、
こちらnoteで仲良くしてくださっているKeiさんが、
哀愁
なるものにシンパシーを感じておられるようなので、
僕のしょーもない息吹きを
いつもちゃんと聴いてくださってくれちゃうKeiさんのために、
っつうか、
Keiさんに甘えて、
『哀愁』をテーマに
うたつぶやいてしまいましたぜ?
1、大阪で生まれた女
2、ひとり咲き
3、月
4、襟裳岬
以上の歌のあちこちのフレーズをミックスで。
歌の切り替えに際して、出だしの音がとれず、いちいち迷子になってるあたりが笑えるし、
たぶん、思いっきり喉声だし、
なんなら気持ちの悪いダミ声?だけど――、
哀愁を表すのに
本来的に向いていなさそうなウクレレで、
表せたかな?
哀愁――。
――歌ではなくて、
僕そのものが
おびちゃっているのかもしれないなあ、哀愁。