001 いま盛りに、家族も大喜び
異国的な地に咲く情緒を醸している……『イベリス・センパビレンス』
何か暖かな雰囲気を持ちながらも清楚な純白の花。庭に咲き誇った“スイセン”が終わりを告げると、「次は私の番よ」と待ち構えていたように広く陣取り、おおらかに歌い上げてくれている。この花の名前は不思議にも私の口から容易に出てくるのは、美しい花の印象は勿論だが、冬の東北の雪の中でも常緑の葉と茎が辛抱強く生命力を見せる感動からなのかも知れない。
今、花をじっと眺めていると花芯を囲むアンバランスな4枚ずつの花弁が豊かに全体を形作り、何か温暖な異国的な地に咲く情緒を醸している。和名でトキワナズナとも呼ばれるが、私の幼い時からナズナはペンペングサとして馴染み深く、ナズナの花もこの花に確か似た感じであったことを思い出す。花への想いは、私の想像の世界も拡げてくれる。
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