「何をやるか」以上に大事な「誰とやるか」
経営・マーケティングコンサルタントの新井です。日本各地の中堅・中小企業のコンサルティング、ブランディング・PRの会社経営、複数企業の社外取締役や顧問をしています。
今日のテーマは「何をやるか」以上に大事な「誰とやるか」です。
1000人以上の経営者と会った感想
これまで1000人以上の経営者と会い、150社以上のコンサルをしています。また、経営者コーチもしています。経営者コーチとは、経営者の悩みを聞き、メンタルや仕事でのサポーターになることです。ビジネスアドバイスをすることもありますし、経営者のポテンシャルを引き出すカウンセラー的な役割をすることもあります。
このように、多くの人と深いところで付き合いをさせていただくなか、感じることがあります。それは、ビジネスでうまくいくための考え方です。
多くの人が気にする「何をやるか」ということ
起業したり、新事業の立ち上げの際、多くの人が「何をやるか」にフォーカスします。それは必要なことです。「何をやるか」を必死に考え、事業計画書や稟議書を書き、前に進めようとします。入念に準備し、進めていく計画がうまくいくこともありますが、よくあるのは途中で頓挫してしまうケースです。内容は素晴らしいのに、頓挫してしまう。その原因の一つが「誰とやるか」の要素が抜けているためということがあります。
成功する人は「誰とやる」も重視している
1000人以上の経営者と話すと感じることがあります。例えば、A社の経営者にB社の経営者が事業提携の話を持ちかけるケースがありました。この二人は、仕事こそ一緒にはしてこなかったものの、プライベートではよく知っている仲でした。B社の申し出をA社の経営者はすんなり受けました。これは、友達だからではありません。A社の経営者はB社の経営者をよく知っているから、仕事でも大丈夫だと思ったためです。もう少し言えば、今まで仕事の話は一切しなかったB社の社長が仕事の話をするということは、十分考えられた持ち込まれた良い話であることは間違いないと思ったからです。極端にいえば、内容を見ずとも、OKということです。
こういう話は経営者同士、よくあります。何をやるかではなく、誰とやるかが重要なのです。経営者同士でなくても、起業する際に、メンバーに違和感を感じたら、やめるべきです。ほぼうまく行きません。
トップになればなるほど「何をやるか」とともに「誰とやるか」を気にしているのです。そして、それを気にしている人の仕事は、シンプルで早いです。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。さきほど、若きビジネスパートナーから、明日のプレゼンテーションの企画が上がってきました。そして、別の経営者からは、今後のコンサル継続についての話が来ました。
私は本当に人に恵まれていると感じています。そして、こうした人たちと仕事が出来ていることに感謝と大きな喜びを感じています。そして、私も彼らに恩返し、この人間関係のポジティブスパイラルをより大きくし、ビジネスの結果も必然的に大きなものにできると思います。
新井 庸志
https://www.whiteknight-jp.com/
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