部下を叱って良いケース、悪いケース
経営・マーケティングコンサルタントの新井です。日本各地の中堅・中小企業のコンサルティング、ブランディング・PRの会社経営、複数企業の社外取締役や顧問をしています。
今日のテーマは「部下を叱って良いケース、悪いケース」です。
リクルーティングと人材育成は最重要経営テーマ
中堅・中小企業にとってリクルーティングは最重要課題の一つです。また離職率を低くすることも重要な課題です。
良い人材を採用し、活躍できる人材になってもらいたい。経営者や事業責任者の誰もが思うことでしょう。
あなたはどんな時に部下を叱りますか
人材の力を引き出すために、上司は部下を時には叱らなければなりません。褒めて育てることも良いことですが、時には叱ることが良い場合もあります。
では、あなたはどんな時に部下を叱っているでしょうか。叱ってはダメなケースと叱って良いケースを紹介します。ちなみに怒るは感情に任せ、相手のことを考えない感情。叱るは相手の成長を考えている感情。怒るはビジネスをする上では、ゼロとは言いませんが、ほぼNGだと思ってください。
叱ってはダメなケース
まず最初に叱ってはダメなケースです。
売上が上がらないことが理由
仕事ができないことが理由
経営者や長の立場の人間は、売上目標があります。売上が上がらないこと、仕事ができないことで叱りたくなる気持ちが出てくることもあるでしょう。しかし、ただ売上が上がらない、ただ仕事ができないで叱ってはいけません。もし彼らが一生懸命努力をしている結果、売上が上がらず、仕事ができないのであれば、叱るのではなく教えてあげてください。
叱って良いケース
叱って良いケースは次の通りです。
横柄・無礼
人の悪口・陰口を言う
カジュアルな言動であっても、他人を尊重する気持ちがあれば、私は良いと思っています。その方がパフォーマンスを発揮する人材もいるからです。しかし、人に対して横柄・無礼な態度をとる人間には叱ります。特にこうした人物は自分よりも立場の弱い人、例えば部下や外部業者に対して、このような態度をとります。自分の力などたかだか知れています。他人の協力をえて、力を貸してもらってこそ、仕事のパフォーマンスを最大化することができます。その意味で、横柄・無礼な態度をとる人間というのは、会社が成長しようとすればするほど、マイナス面がでていきます。
悪口・陰口を言う人も同じです。こうした態度は徹底的に叱るべきです。言いたいことがあり、自分が正しいと思うなら、正々堂々主張すべきです。その主張をしないまま、悪口や陰口を叩くのは、よくありません。本当はやる気のある人にも悪影響が伝わっていきます。そして社外に対しても企業イメージがマイナスで伝わっていきます。
私はコンサルティングや講演でよくブランディングの話をさせていただきます。その中で企業のビジョンやクレド(行動規範)の社員への浸透はとても大事だという話をします。横柄・無礼・悪口・陰口の人間がいかに成果を納めていても、会社全体のことを考えれば、今は仕事ができなくても一生懸命やろうとしている人間の方が、会社にとっては絶対に有益です。
部下の叱り方にも意識を向けると、会社が成長していきます
コンサルタントの一日
6:15 出社・・・3連休だったため、今日は早めに出社。メールチェック、コンサル資料作成などを行う
8:00 10:10まで合計5本の電話・WEB会議やコンサル
10:30 顧問先経営会議・・・コロナによるテレワークのためWEB会議
12:00 顧問先事業部長会議・・・コロナによるテレワークのためWEB会議
13:00 14時まで2本の電話コンサル
15:00 社外取締役を務める企業訪問。社長と新規事業に関する会議
16:30 先月地方の講演でご一緒したWEB制作会社社長が東京に来ており、連絡をいただく。顧問契約を見据えた会議実施
18:00 某ミュージシャンから急遽相談電話。私の会議と先方のレコーディング時間のタイミングが合わず、2-3度のすれ違いの後。この時間に会議実施
18:30 退社
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。コロナウィルスの影響はかなり広範囲に出ています。不安はあるでしょうが、今やれることをしっかりやりましょう。未来を見ると不安であれば、今にフォーカスして仕事に集中してください。
コンサルに関するお問い合わせはinfo@whiteknight-jp.comまでお願いいたします。講演や対面コンサルが難しい企業様も多いので、WEBでのコンサル相談が増えています。お問い合わせはお気軽にどうぞ。
新井 庸志