台北で食べる金峰魯肉飯が好き過ぎるという話。
台北の金峰魯肉飯が好き過ぎるという話。
金峰魯肉飯は台北のMRT(地下鉄)の中正記念堂駅にある。 2番出口を出てすぐ。
魯肉飯、ルーローハンと読むのだが、ご飯の上に甘辛く煮た豚肉をかけた丼料理。この魯肉飯、ローカルフードならではというか、これがもういろんな作り方がある。ご飯の上にどんな肉を乗せるのかがかなり自由。でっかい角煮が乗っているもの、ひき肉(これにはパサパサタイプとしっとりタイプがある)が乗っているもの、豚バラが乗っているもの。つまり、肉を煮てご飯の上にかけていればなんだって魯肉飯なのかよーおい、って台湾の人に確かめてみたいほどだ。
台北にはこれまで4回訪れていて、その間に食べた金峰魯肉飯は合計13回。それを18回に伸ばそうというのが今回の4泊5日の旅の主目的だ。
今回の台北行きは4年ぶり。4年の間に東京近郊でそれこそいろんな魯肉飯を食べた。
笹塚(台湾物産館)・渋谷(華園・頭バー)・中目黒(祥門)・飯田橋(台湾酒場)・横浜中華街(状元郷・青葉)・東京タワー&代々木公園(台湾フェア)・その他(無印良品・ファミリーマート)。これがもう理想に程遠いどころか、全く別の食べ物なんじゃないのかと思うぐらい違う。
※追記:笹塚の台湾物産展館、渋谷の華園は閉店。
ヒヨコが生まれてすぐに見たものを親だと思う「刷り込み」ってあるけど、個人的に初めて食べた魯肉飯が金峰魯肉飯だったのが幸運というか、不幸というか、ほかのどんな魯肉飯を食べても「これは違う」と思ってしまっているというのはちょっとあるかも。
金峰魯肉飯は細長くカットした豚バラ肉と椎茸をくたくたになるまで醤油で煮て、ご飯にかけたもの。味はもちろん、つゆだくの加減もちょうどいい。醤油味と書いたけど、あとは八角と鰹だしかな。かなりシンプルなんだけど後を引く。付け合わせで瓜の漬物がついているんだけど、これが(甘くないけど)メロンのような風味がある。
大中小とあり、大で50元だから日本円で約180円。
大のサイズは吉野家の牛丼の並盛よりちょっと少なめ程度。
ほんとに5度食べた。
1日目。
2日目。
3日目。
4日目。
5日目。
正直、5日目の朝は「ちょっと飽きたかも」って思ってたんだけど、いざ店に行ってみると、ちゃんとおいしく食べられた。
5日目に瓜の数が増えたのはサービスしてくれたのか、偶然か。確かめようがない(笑)
なにがなんでもチェーン店化する風潮には賛成できないので、東京支店などは望まない。ただ、台北市内をUber Eatsでデリバリーしているんだよな。東京まで運んでくれないものか。