ついに……ついに消滅!!
え?何がかって?それは
洗濯マグちゃんの な か み!
この記事の中で登場した、一番古参のマグちゃんの中身がついに無くなった。
シャラシャラ言い続けてはや半年。
もうこれ以上反応することは無く、小さくならないのかなぁと諦めようと思った日も数知れず。
どんどんと追加要員が増え続けていくたびに、このマグちゃんがこのまま無くならなかったら、我が家の洗濯内容物は洗濯物とマグちゃんの比率が『1:1』になるんじゃなかろうかと考えたことだって数えきれない。
※1
張り付けた記事にも書いてあるように、我が家ではマグちゃんの効きが悪くなってきたと感じ始めると、新しく1マグちゃん追加されるというシステムを採用している。(もちろんこれは非公式システム)
「燃えているプロジェクトにどんどん追加人員が配置」されるかのように……(←
汚れた洗濯物を洗いたいのか、増え続けるマグちゃん達を洗濯機で回転させたいだけなのか。
洗剤を入れる前にポイポイとマグちゃんズを洗濯物の上に放り込みながらそんなこともよく考えた。
しかし、しかし。
そんな日も終わりを迎えた。
マグちゃんは使い切れる!(←
やまない雨は無いのです(違
昨日、最古参のマグちゃんを手に持ったワタシは、いつもならそんなことはしないのだけど、半分無意識に何気なくマグちゃんを振った。すると、シャラシャラというあの小さな粒がぶつかり合う耳慣れた音が聞こえてこなかった。
あれ?
振っても音が出ないくらい粒が小さくなった?
そう思ったワタシは最古参のマグちゃんを握りなおすと、グリグリと揉んでみた。
こ、これは……
布……!
粒が全て消え失せている!
ついにマグちゃんを使い切った!!
マグちゃん!!!!
今まで感じたことのないような物凄い達成感を感じながら、ワタシは手にしているマグちゃんのガワをしみじみと眺めた。
さすが正規品。
どこにもほつれなど見当たらない。
耐久力は抜群だ。
しかし、色柄物と一緒に回されることも多かったマグちゃんは、洗濯された直後だというのにどこか灰色っぽく薄汚れていて、今までの過酷な環境を物語っているかのようだった。
「俺はやり切ったぜ」
そんなセリフが今にも聞こえてきそうな佇まい。
描画するならばバトルシーンの後、ぶち抜きのコマで、下げた両手の拳をグッと握りしめながら空を見上げ、闘いの余韻に浸っているような全体的にすすけた感じのマグちゃん。(ただし服は破れていない
もっと有名どころに落とし込むならば、コーナーで椅子に座り、燃え尽きた矢吹ジョーみたいなあんな感じのマグちゃん。
ああ、マグちゃん。
よくぞ闘いきってくれたね。
今までありがとう。
たぶん、最期の方は何の“たし“にもなっていなかったと思うけど。
なんなら、小さな洗濯物としてただ回されていただけのような気もするけれど。
感謝の気持ちよりも、やり切った達成感の方が強いけど。
それでもありがとうと伝えたい。
マグちゃん。
ブラックでゴメン
この言葉もそっと添えておくね。