蒼穹(写真録3-1)
青い空。きれいだよ。こんばんは、きらりんです。
蒼穹のファフナーが遂に完結してしまいました。ネタバレはよくないのでお時間あるなら見てくださいとしかいいませんが、初期から完結に至るまで随所に生きることについて考えさせてくれました。心に響くというよりは、抉られる場合もあるので、元気な時に見る方が個人的にはおすすめです。
早いもので、写真録は第3弾を迎えました。お前出かけすぎだろという声が聞こえそうですが、もともとお散歩大好きなので許してください。今回は2泊3日の遠征編、4部構成の予定です。要約すると島根はいいところ。今回は日御碕編です。
日御碕は、出雲大社から車で20分。海が見える丘にたたずむ灯台の白さが際立っていた。この灯台は明治36年に設置された。海を遠くまで照らす灯台は海を守る守り人だ。
ここは、平成25年に国の有形文化財に認定された。地上付近にひっそりとその銘板が設置されていた。
灯台はすべて登れるわけではなく、日本では10か所程度しかない。貴重な機会なので、登ってみることにした。中は想像通りの螺旋階段。靴を脱いで中に入るため、特に下りの階段で滑ってこけそうになることが数回あった。焦らないことが大事だろう。灯台の展望部分は40mほどの高さ。はるかかなたの地平線を望むことができる。山側も海側も景色がいい。
海には、潜水艦らしき姿があった。結局艦隊本体は確認できなかったが、おそらく海上自衛隊の訓練だろう。海の安全は灯台や防波堤のようなハード整備と、人の目視によるソフト面の管理の両輪で成り立っている。今日も見えないところで、安全巡視をしていることだろう。
灯台の照らす部分をまじまじと見るのは初めてだった。水銀灯らしいので、割れたら危ないが、耐震補強しているので大丈夫らしい。レンズも大きくて、語彙力の薄い「すごい」という感想が漏れ出た。ところで、灯台の耐震設計はどのようにやっているのだろうか。固有周期が長周期になるように設計しているのだろうが、詳しい方は是非教えていただきたい。
宿泊がこの近辺だったので、夜の灯台に近づいてみた。昼間は、ライトを点けず、ただ観光客を迎えるだけの施設だが、夜は海を照らしている。まだ三脚を持ってないため、夜間の手持ち撮影という暴挙に出ている。その中でブレが比較的ましな写真が撮れていた。この日は満月過ぎた頃なので、月も明るい。そしてうっすら星も見えて夜の撮影の可能性を感じた。ただ、撮影するためにはカメラを固定する三脚が必要なので、本格的な撮影はもう少し装備を揃えてから。
灯台から少し北に歩くと、大小の岩のような島のようなものを見つけた。このあたりを出雲松島というらしい。言われたら仙台の松島の雰囲気を感じられる。松島やああ松島や松島や。松島は岩のところにも松が生えており、比較的緑が多いイメージがある。松は塩害に強いのだろうか?今度気が向いたら調べてみることとする。
そして、上を見上げるとトンビがいた。カメラで撮ると、絞りを開いて被写界深度を浅くできる。周辺をぼかすことで、見せたいものが浮き上がる。これだからカメラは面白い。
このような景色を堪能して、元の場所に戻ろうとした時、階段の先に建物が現れた。森を抜けた先に現れたので、急に現実に引き戻されたというか、探検でのゴールのような雰囲気を感じられた。
日御碕の観光案内はこちらよりどうぞ↓
日御碕一帯だけで、長くなったので、今回はこのあたりにします。次回、出雲大社周辺のお散歩録の予定です。ではまた。