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学ぶのが早い人は、○○を意識している

〜玉掛技能講習で気づいたこと〜

この前、玉掛技能講習を受けてきた。
ぶっちゃけ、この試験はそこまで難しくなくて、普通に受けてれば誰でも受かるレベルのもの。

だけど、今回の講習でひとつ気づいたことがある。
それは、「”本質”を考えながら学ぶと、理解のスピードや質がめちゃくちゃ上がる」 ってこと。

実際、俺は講習の中でノーミスでテストをクリアできたし、講師からも「呑み込みが早い」って言われた。
他の受講生が1〜2個ミスしてる中で、なんで俺だけスムーズにできたのか?

それは、「試験だから覚える」んじゃなくて、「実際に自分の仕事として考える」ことを意識したから だと思う。
今日は、その「本質を考えながら学ぶ」ってのがどういうことなのか、具体的に話してみる。


そもそも「玉掛」ってなに?

簡単に言うと、クレーンを使って重い荷物を吊るす作業のこと。
講習では、

  • ワイヤーロープの選び方

  • クレーン操作者との手旗信号のやりとり

  • 安全に荷物を運ぶための手順

このあたりを学んだ。

でも、ただ「手順を覚えるだけ」だと、やらされてる感が強くてつまらない。
そこで俺は、「試験のためじゃなくて、実際の現場だったらどうするか?」 を考えながらやってみた。


「本質を考えながら学ぶ」ってどういうこと?

テスト前に詰め込んだ知識って、すぐに忘れちゃうことが多いよね。でも、ちゃんと意味を理解して覚えたことって、意外と長く覚えてたりする。

結局、「なんでこれをやるのか?」っていう本質を理解してるかどうかが、知識の定着に大きく関わってくるんだと思う。

「本質を考える」っていうと、ちょっと難しく聞こえるかもしれないけど、実際にやってたことはシンプルだった。
それは、ただ暗記するんじゃなくて、「これは何のためにやるのか?」を考えながら学ぶこと。

①「なぜこの作業が必要なのか?」を考える

たとえば「地切り」って作業。

これは、荷物を完全に持ち上げる前に、少しだけ浮かせてバランスを確認する作業なんだけど、
普通に試験のことだけ考えてると「なんか手間増えてめんどくさいな」って思う人もいるかもしれない。

でも、現場のことを想像してみると、これがめちゃくちゃ大事な作業 だってわかる。

もし地切りをしないで一気に吊り上げたら、荷物がズレて落ちる可能性がある。
最悪の場合、下にいる人がケガをするかもしれない。

こうやって「なんでこの作業をやるのか?」を理解すると、ただ手順を覚えるよりも、ずっと頭に残るし、納得感を持って作業できる。


② 流れを意識して、前後の関係を考える

単純に「手順を丸暗記する」んじゃなくて、
「前後の流れを意識する」 ことが大事だと感じた。

たとえば、

  • いつのタイミングでクレーンの人に合図を送るのか?

  • どの順番でワイヤーをかければ、荷物が安定するのか?

こういう風に流れを考えながらやると、「次に何をすればいいのか?」が自然とわかるようになった。


③「ほかの人の失敗」から学ぶ

他の受験者のミスを見て、「なぜダメだったのか?」 を考えるのも、かなり効果があった。

  • 手旗のタイミングがズレると、クレーンの人に伝わらない

  • ワイヤーのかけ方を間違えると、荷物が不安定になる

こういうミスを見て、
「じゃあ、どうすればいいんだろう?」って考えることで、より深く理解できたし、手順の意味もよくわかった。


応用編:本質を考える学習法は、どんな勉強にも使える

「本質を考えながら学ぶ」っていうのは、別に玉掛技能講習に限った話じゃない。
むしろ、どんな勉強でも応用できる考え方だと思う。

たとえば、英会話を学ぶとき
「とりあえずフレーズを丸暗記」するのも悪くはないけど、それだと結局使える場面が限定されるし、応用が効かない。

でも、「実際に誰かと会話してる場面」を鮮明に思い浮かべながら学ぶと、吸収率が全然違う。

  • もし海外で道を聞かれたら?

  • もし友達に映画の感想を英語で話したいと思ったら?

  • 仕事で英語のメールを送るとき、相手がどう受け取るか考えながら書いたら?

こうやって「どんな状況で使うか?」をイメージしながら学ぶと、ただ暗記するよりもずっと身につきやすくなるし、実際に使える英語になる。


他にも応用できる学習法の例

プログラミング
ただコードを覚えるんじゃなくて、
「このコードを書いたら、実際にどんな動作をするのか?」
「この処理は、どんな場面で役に立つのか?」
を意識すると、より理解しやすくなる。

筋トレ
フォームや回数をただこなすだけじゃなく、
「今してる動きは、どの部位に効いているのか?」
「このフォームでちゃんと狙った筋肉に負荷がかかってるか?」
を意識しながらやると、トレーニングの効果が全然変わってくる。

ゲーム(例えばFPS)
ただマップを覚えるんじゃなくて、
「敵がここにいるとしたら、どう動けば有利か?」
「このポジションで戦うなら、どんな立ち回りが強いのか?」
って考えながらプレイすると、知識の吸収が早くなるし、成長も速い。


「本質を考える」って、結局こういうこと

何かを学ぶとき、ただ「覚える」だけじゃなくて、
「実際にどう使うのか?」をイメージしながら学ぶことが、本質を考えるってこと。

これができると、どんな勉強も「やらされてる感」じゃなく、「自分のための学び」になるし、身につくスピードもぐっと上がる。

だからこそ、試験のために勉強するんじゃなく、実際の場面を想像しながら学ぶ。
それだけで、同じ時間をかけても、得られるものは全然違ってくるはず。

実際にやってみると、驚くほど頭に入るから、ぜひ試してみてほしい!
きっと、今までとは違う発見があるはずだから。


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