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【Netflix】「地面師たち」の大根仁監督の素晴らしき作品たち
Netflix「地面師たち」の原作となった新庄耕の小説「地面師たち」。
文庫版あとがきには、大根仁監督が映像化の企画書を映画会社やテレビ局等に持ち込むも、「会社的に絶対に通りません」と不動産会社との関係性によってなかなか受けてもらえなかったという、当時の苦悩が綴られています。
その大根仁監督の嗅覚たるやすごいと思うのだが、彼の手がけた一連の作品を挙げていくだけでも、類稀なるバランスのとれたクリエイターであることがはっきりしてくる。
現代社会の闇を描いたという意味では、この「エルピス ー希望、あるいは災いー」はもともと地上波のカンテレ・フジテレビ系で放映されたものであることを考えるとすごい。題材がもろテレビ局の闇である。
「バクマン。」「モテキ」とポップな映像作品が並ぶ。(「モテキ」にはリリー・フランキーさんが登場されますね)
『ヴァンパイアホスト』、『30minutes』、『ライオン丸G』、『週刊真木よう子』、『湯けむりスナイパー』、『モテキ』などテレビ東京を中心に多くの深夜ドラマの演出を手がけた。
大根仁監督が今回「地面師たち」で意識したことが「ジャンルをミックスさせることだった」という。
「これは、以前からぼんやりと狙っていたことなんですけど、いつかドラマでも映画でも、ジャンルを混ぜ合わせたものを作りたいと思っていて。ミクスチャーというか、
スチャダラパー、いきものがかり、マキシマム ザ ホルモン、V6など多くのミュージシャンのMVを手がけていることからも、石野卓球に劇伴音楽をお願いしたことなどがつながってくる。
「自分の身の回りの半径1キロ圏内のことを描いたものが結果、海外でも面白いと思ってもらえるのが一番の理想形だと思うんですよね。
「地面師たち」が幅広く受け入れられている秘密がここらへんにあるのかなって思いました。
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