おんがくのつくりかた ー実践編 7.5
■ギターなんて、弾けばいいじゃん
…なんて人はこの記事は必要ありません。
■ギター音源買えばいいじゃん
…なんて人もこの記事は必要ありません。
Cubase既存のHALion Sonic SEで、できるだけ聞けるトラックを作る、ということが、音楽教室でのモットーです。故に「お金で解決出来る問題」というのはほとんど無視しています。この世は、実は殆どが「お金さえあれば解決出来る」という問題で、音楽の世界もこういった類の問題は多い。
ですが、そもそもそんなにお金ありますか?
なので、できるだけお金をかけずに、自分でやるんです。
■それにしたって、「それっぽく聞こえない打ち込みギター」
一所懸命、緻密に打ち込んでも「全然それっぽくならない」ので知られるギターの打ち込みですが、明確な理由があります。「共鳴を起こさないから」です。ギターは和音を出す楽器で、音同士が干渉してひとかたまりの「和音」を出しています。ところがDTMの場合それがならず、全てがバラバラに聞こえます。なので、それっぽくならないのです。
共鳴感をいかにだすか、がギターのそれっぽさの鍵ですが、エフェクトをかけるとそれっぽくなります。いずれにしても、「どんなに頑張っても、ギタリストがじゃらんと弾いたものには近づかない」とだけ覚えておきましょう。追求するだけ無駄。「ギターとは別のもの」と割り切った方が楽しめます。
追求したいなら…、ブラックフライデーに、5万円くらいつぎ込みましょう。
■古式ゆかしいギターの打ち込み
まず、コードトラックと、ギター(MIDI)のトラックを準備します。
コードトラックの「ボイシング」をGuitarを選びましょう。
コードトラックを鉛筆を使ってクリックすると、謎の「X」の文字が打ち込まれるので、クリックします。
コード表が出てきます。
コードを選ぶと
入力されるので、こんな風に並べて行きましょう。
打ち込まれたコードネームを、ギターのトラックにドラッグすると、音が入力されます。(これ知らない人多し)
ダブルクリックで開きます。
全音符分伸びていますので、短くしますね。
短くしたら、どんな風に演奏するかを考えて、コピーコピー
グリッド(打ち込みの解像度みたいなもの)を32を選びます
「ベロシティー」と書かれた部分をクリックするといろいろ選べるので、ここで「CC64 Sustain」を選びます。サスティンは、いわゆるピアノの「ペダル」みたいな役目のコントローラーですね。
全体としてこんな感じに書きます。
この段階で聞いてみると、だんだんギターっぽくなってきたはずです。サスティンを使わず、音同士の隙間を埋める事でも同じ事ができますが、次の作業の邪魔になるので、サスティンをよく使います。
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