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だんだん出鱈目になっていく映画シリーズ 『Fast and Furious』

こんにちは、こんばんは。
連日アクセサリー紹介で皆さんにいいねいただきありがとうございます。

今日は、ここのところ我が家で猛烈にブームになっている映画シリーズ、
邦名「ワイルドスピード」で有名な「Fast and Furious」の感想を。


最初のきっかけは、私の主人の映画フリーキー仲間からたってのおすすめでした。

「第一作はもうくだらない、と思うかもだけれど、どんどん面白くなるから観て!!」

かなりの熱の入れようなので観てみることに。

第一作目は、もう不良青少年の自動車レースや自宅でのデカダンな集まりがバンバン出てくる中で、リーダー的存在であるドムという男とその「ファミリー」をめぐるお話。

彼らの裏商売とそこに絡む中国マフィアだとかの抗争、それらを取り締まるために
潜入捜査をするFBI捜査官のブライアンの登場、とベースのお話はごく普通なんですが、

もういろんなものがぶっ壊れるシーン満載。

とにかく彼らの基盤は「改造車レース」。
日本車部品を取り寄せたりなんかもして、まあ本格的に改造してより速い車とテクニックを求め夜中の街中を暴走します。

敵とのカーチェイスもあり、とにかくもうぶっ飛ばす。
街が荒れる荒れるw。

ビルや電柱からポスト、もちろん自分が可愛がっているはずの車もぶっ壊すほどの出鱈目さ!

これが第二作以降になると、ブライアンがドムの妹と付き合ったり結婚したり子供産んだりしながら、義理の兄ドムとの友情を育んでいき、仕舞いにはFBIを離職し、ドムに加担して国際手配されつつ、国防レベルの仕事をしたりします。

最初は地元のチーマーレベルだった彼らの所業が、どんどんエスカレートしていき、メキシコのマフィアを怒らせたり、イギリスの政治汚職に関わったり、ドムたちに半殺しにされた男の兄のリベンジに逢ったりと、スケールが大きくなっていきます。

そして、

テーマはカーチェイスとかっこいい車ご披露なのに、敵がグレードアップしているので、車ぶっ飛ばし以外のアクションが増えていきます。

国家的組織や世界を跨いだターゲット、殺し屋相手に銃ぶっ放したり、手榴弾を交わしたり、路上でマグナム級の機関銃を飛んでいるヘリめがけて連射したり。


イメージとしてはこんな感じ、いや、もっとだよw。

さらに回が重なるにつれシーンが無理くりになってきているので、ちょいちょいナンセンスアクションが出てきます。

例えば、スペインの高速道路でのシーンがあるのですが、敵がNATOのキャンプから盗んだ戦車で逆走、善良な人々の車に砲射して走行するんですが、
それを数台のドムファミリーとブライアンが普通車で阻止するんです。

ありえないってw。

もう山が多くてインフラ整備が難しい中やっとできたスペインの高速、ボッコボコですよw。(もちろんCG。)

で、違反スピードで走行しながら車窓からジャンプ、爆発で吹っ飛ばされた恋人を空中キャッチする場面は非常に真面目なクライマックスなんですが、

緊迫感マックスになっていた我が家ではもうこれがツボとなり、心理状態崩壊。

お話そっちのけで何度もプレイバックしては抱腹絶倒してしまいました。

そして、ワイルド、タフガイの象徴「スキンヘッド率」が高いキャスティング。
ソース顔の見分けが苦手な私は、もう登場人物を把握するのに苦労しましたw。

番外編「Tokyo Drift」では、やはり10代の若者たちが夜のパーキングでアメリカさながらのカーレースパーティーを行うシーンがあります。
狭い商業施設のパーキングでドリフト走行必須のカーレースシーンにうちの主人が猛烈に魅力を感じてしまいました。

ドリフトにw。(ドリフト走行は日本では違法です。)

栃木のいろは坂のような場所で登場人物たちが列をなしてゆっくりカーブをドリフトして下っていくシーンでは「ナンセンス!」とか言い出し狂ったように笑い飛ばしてました。(このシーン、けっこうきれいなんだけれど)

Tokyo Driftでもそうですが、主要人物は最初はほとんどみんな10代〜20代そこそこの若者。(役者が老けててそう見えないんですけれど)

なので、その若さゆえの無謀さとかエネルギー、貪欲で、見た目勝負で、
その場が大事で、プライドがべらぼうに高くって、、、とか、
若い頃当時欲しかったものを思い出しました。

ちょいワルな男の子、女の子の夜の溜まり場シーンは、
時には家が厳しく真面目だった子たちの一種の憧れだったりするわけで、
その光景を散りばめたシーンにも魅力があるんです。

Run or Die

彼らの無謀かつ振り切っている行動はやはりかっこいい。
心を揺さぶられます。

とにかく見もののカーチェイス、かっこいい車のオンパレード、そして、
だんだん出鱈目になっていくナンセンスアクション。
ファミリーメンバーそれぞれが持ち前を発揮して問題解決する爽快さ。

ディスっているようですがw、もうこの要素が麻薬のように染み込んで、
次、次!という感じになるのが不思議な映画です。ワイルドスピード。


どれを取っても、迫力満点です。
最新作でラストとの噂ですが、劇中では、今は亡きブライアン役の
ポール・ウォーカーの愛娘メドウも出演。

鑑賞後はなんかスカッとします。ぜひ試しに過去作ご覧ください。

そんな私たちも、今夜はあと残る三作を観終えて週末突入です。
皆さんも有意義な映画ライフを。






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