40代で初めての蛙化体験

早いもので2024年ももう終わりますね。
皆様の2024年はいかがでしたでしょうか？
私は40代で蛙化を初体験したことが印象的な年でした。

結婚の価値観が合っていて第一印象が悪くないまともな男性と自然に出会い、これでとうとう私も（婚活から）上がれると安堵していたのも束の間、段々と強くなっていく「生理的に無理」という感覚。ショックでした。何度も自分を説得させましたが無理なものは無理でした。その時に感じたことは「条件を妥協することなんて大した問題ではない。でも、いくら条件が良くても生理的に無理な人とは夫婦にはなれない」という絶望的なものです。逆を言えば「条件が悪くても生理的に無理でない限り結婚はできる」とも感じました。

本当にこの「生理的に無理」という感覚には頭を悩まされます。感覚的・本能的な部分で判断しているので理由を見つけることが難しいのです。
ですがここの原因を理解しないと前に進めません。

自分の心に問題がある場合の生理的に無理なのか（いわゆる蛙化現象）、本能的（遺伝子レベルでの拒否）な生理的に無理なのかで解決方法が異なります。

今回の私の体験を元にした分析はおそらく”本能的な”生理的に無理だったと考えています。その理由を2つ言語化してみます。

①匂いが無理→遺伝子の型が近い可能性がある
②なんか違和感→微妙な嘘と命の危険を感じた出来事

まず①から説明します。
不潔にしてて臭いという匂いではなく、なんか皮脂の匂い？を感じた時に「オエッ！」と感じました。最初は気が付かなかったのですが、カウンター席で隣に座った時に「おや？」と思いました。ここでは気が付かないフリをして乗り切ったのですが、車に一緒に乗った時に「あ、やっぱ臭い。無理だ。」と確信しました。

これはこの男性が一般的に臭いという意味ではなく、私の遺伝子の型が拒絶反応して「臭い」という現象を引き起こしたのです。なので私のような遺伝子の型ではない女性でしたら臭いと思わないのです。

次に②です。
最初に言っていた話をよくよく聞くと微妙に事実は違うということが何度かありました。例えば「自分も個人事業主で会社をやっている」と話していたのですが健康診断の話から辻褄が合わない部分が出てきて話を突っ込んで聞いてみると事実は「会社に雇われている業務委託者」でした。確かに個人事業主ではあるけれど。この微妙な嘘がどうも引っかかり違和感があったのだと思います。

そして決定的にアウトだった出来事はその男性の車の運転で怖い思いをしたということです。運転に慣れているようなことを言っていたのですが、実際はそんなに上手くはなく縁石に乗り上げたりする場面もありました。ここでも小さな嘘が気になりました。彼は嘘をついているつもりはなく、自分の運転レベルを認知できていない可能性もあります。それはそれで問題です。
運転が下手なことがダメなわけではなく、下手なことを認めないことが危ないのです。自分の能力を自覚して乗せている人のことを考えた安全な運転を心がけることは最低限のことだと思います。

「スピード落として」「カーブだから怖い」と言っているのに自分の運転を過信してそんな運転を続けたことが怖かったです。事実大幅に車線を超えて膨らむので、もし対向車がきたらぶつかってしまうし、助手席に迫ってくる岩肌など恐怖でした。

「一緒にいる人が幸せであることが一番だ」「相手を傷つけるようなことはしたくない」このような綺麗事って口ではいくらでも言えます。車道側を歩いてあげるとか、簡単なことは率先してできます。相手の本性は重要な場面での実際の行動を見て判断することが大事です。

私が感じていた違和感はこうした人間性を感じ取っていたのかもしれません。
違和感を言語化すると「この人といるといつかトラブルに巻き込まれる」です。


このように今回のことは本能的な無理だったのだと分析しました。
これがいわゆる蛙化の場合は自分自身に問題があります。「愛のある恋愛（結婚）がしたい」と言っているのに選ぶのは彼女持ちや既婚者ばかりだったり、誠実で優しい人を気持ち悪がったりするのは「（大きくまとめると）自分に自信がない」ことが原因です。メンタリストDAIGOさんが蛙化する人の特徴を脆弱ナルシストという言葉を使って説明していて、この説も「なるほどなぁ！」と納得しました。

私も今回のことは自分にも原因があると思ってカウンセリングを受けたり、書籍やネットで色々調べたりしました。結婚がしたくて自分に原因があるのなら克服するべきだし乗り越えたいと思います。ですが、今回の場合は無理だと判断しました。

岩肌が迫ってきた時、「最後にこいつの隣で死ぬのは嫌だ」と思いました。それが答えです。

「生理的に無理」とは本当に難しい問題です。男性にはなかなか理解してもらえないと思うけど、女性という性別上仕方のないことだと思います。これは子供を産む産まない関係なく女性に組み込まれているものだと思っています。生理の辛さがわかってもらえないのと同じです。男性にないものをわかってもらうのは無理です。でも頭で理解をして欲しいとは思います。（生理に関しては）

そして「生理的に無理」で切り捨てる前に「どうして無理なんだろう」の「どうして」の部分を自分なりに考えていくことは大事だと思います。「生理的に無理」の裏には色んな感情が溜まっていると思います。「悲しみ、恐れ、困惑、落胆」など。その感情と向き合うことで自分の本当の気持ちを知ることができるかもしれません。それで生理的に無理な感覚がなくなるわけではないけれど、解決の糸口にはなると思います。

それでは。