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データで見るまなみのりさ2019年

2020年も幕開けし、みなさん明けましておめでとうございます、というのが普通なんでしょうが、個人的に昨年は父親が他界して喪中の身なのでそういうご挨拶ができませんことを申し上げてご挨拶に変えさせていただきます(文字通り(笑))

それはさておき、折角2020年になったということでまなみのりさの今年の展望を例によってズラズラと書いていきたい、と思ったのですが、一応データ派の端くれを自負している(笑)身としては、その前に2019年のまなみのりさがどうだったか、というのを2018年と比較して分析してみようかな、などと思いたって年の初めにこんなエントリ書いてみる次第。

2019年の総ライブ本数は96本(企業イベなど一般人が参加できないライブは除く)。2018年が99本だったのであまり変化はない。旧体制では年間200本超えくらいのライブをやっていたけど、今のライブは歌にせよダンスにせよ昔に比べてかなり高度なことをやっていることを考えると、このくらいの本数がちょうど良い感じなのかも、と思う。

ただし、2019年は特に後半にライブが集中していたのが気になるところ。上半期(~6月)の34本に対して、下半期(7月~)が62本とおよそ倍になっている。今年は12月のヒューリックホールが最大のターゲットだったこともあって、その直前の10~11月が2ヶ月連続で月間10本超えと集中している。このグラフはライブだけなので実際には10月に写真展が東広で2日ずつ開催されたことも考えると、今年後半はかなりハードスケジュールだったのではないかと考えられる。

前半の本数が少なかったのはMV撮影やアルバムレコーディング等の影響もあったんだろうな。

そして課題といえる東広格差。2018年は関東(1都6県)53本に対して広島(県内)40本(その他5本)と、2拠点という意味では良いバランスだったと思うが、2019年は関東70に対して広島は16(その他10)。数字で見ても東広格差は歴然となった。

これも詳細で見てみるともう少しいろいろなことがわかる。関東が大幅に増えているのは23区外のライブ本数が10→22本と倍増したことが大きい。さらに関東と広島以外の地域に関しても、2018年はほぼ西側で名古屋、大阪、岡山、鳥取、愛媛で1本ずつだったが、2019年は新潟3本、仙台2本と東側でのライブ(主にリリイベだけど)が目立つ。西側は福岡3本と神戸1本。名古屋や大阪といった大都市圏はなく、かろうじて関西なら神戸がかすったくらい。そして神戸はGIG TAKAHASHI、福岡はブックオフ福岡支店プレゼンツ、ということを考えると、自力で行けていない、という状況が浮き彫りになってくる。

もう一つ、別の視点から。2019年の平日と土日祝日のライブ本数を地域ごとに見てみると、東西でかなりの差がわかる。

ライブは娯楽イベントなので基本的に土日祝日の比率が高くなる傾向があると思うが、2019年のまなみのりさの場合も全体で平日30本に対して土日祝日は66本と倍以上。その中で特筆すべきは東京23区内で開催されたライブである。平日23本に対して土日祝日25本と拮抗しており、平日ライブの比率が他の地域に比べて著しく高い。

よく言われる「東京では平日にライブをやっても人が集まってくれる。広島では平日のライブは人が集まらない」というのを如実に表しているとも言えるが、もう一つ、昨今の深刻な「ハコ不足」が浮き彫りになってきているともいえる。

今年のまなみのりさの勝負ライブ、ヒューリックホールワンマンが平日であったことがそれを端的に表わしているだろう。広島でも12月に定期公演を予定してたものの休日にハコが押さえられずに流れたと聞く。今発表されている今年の最初の目標クアトロ2デイズにしても、広島は土曜日開催だが東京は平日開催。今年はオリンピックイヤーであることからもハコ確保はさらに困難になっていくのではないだろうか。

広島は平日では人が集まらない。でも休日ではハコが取れない、というジレンマが、昨年と比べて著しく広島ライブが減っていることの一因でもあるのではないかと考えられる。

次にライブの内容。まずは有料公演と無料公演の比率だが、2018年がほぼ半々だったのに対して、2019年は無料公演(61本)が有料公演(35本)のほぼ倍となっており、無料公演の比率が高くなっている。この大きな理由として、とくにリリイベの本数が18→29本と大幅に増えたことが挙げられる。

今年は前半は「たいせつな…」東京版、夏にはDVD「もう一度、ここから」、そして8月からは「breath」と、年間を通じてリリイベが行っているのがこのような結果になったのではないかと思われる。一方で有料公演が減っているのは先の「ハコ不足」の影響も一因ではないかと思われる。

それは単独公演/対バン/フェス等の比率を観てもわかる。

対バン公演が減って、フェスや地域イベントが増えていること、単独公演の本数はほぼ横ばいではあるものの、リリイベが増えていることを考えると「ライブハウスでのライブ」が減っていることがわかるだろう。

リリイベ、無料公演、フェスといった比較的曲数の少ないライブが増え、対バンライブや有料単独公演といった曲数をガッツリやるライブが減っている。その結果、1公演あたりの曲数も6.95→6.02と1曲弱減っている。

なので、公演の種類別に内訳を見るとあまり変化がないことがグラフではよくわかる。単独公演の平均曲数が7.71→5.83と著しく減っているのは先に述べたようにリリイベの比率が上がっているから。更にいうと2018年は曲数の多い勝負ライブが5本(ReNY、広島クアトロ、O-WEST、BLUE LIVE、マウントレーニア)あったが今年は3本(O-WEST、duo、ヒューリックホール)。しかも2018年は8/8の振替公演がCRAWLで2回に分けて行われたので、有料公演や無料公演だけでみても2018年の方が若干平均曲数多めに集計されてしまう。逆にフェスを除く対バンでは2019年の方が若干平均曲数多めになっているのは、GIG TAKAHASHI TOUR等で比較的長めの尺をもらってるのが大きいだろう。

といった感じで昨年の状況をデータでまとめてみたので、これを基にした2020年のまなみのりさ展望についてはまた別エントリで。とりあえず正月休み中にはまとめたいなぁ…と思っております。

あ、ちなみにデータ集計の一環で昨年のセトリも集計していたですが、そこでちょっと気づいたこともあったので、こんなクイズを出してみました。明日の朝方くらいまでやってますのでよろしければ是非↓

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