まなみのりさ 広島での挑戦!
いつもは一年近く平気でここを放置してるのに、今回は珍しく立て続けに3つも書いてる。まなみのりさ復帰でお調子に乗ってる感なきにしもあらずだが、とりあえず8/8の話でこのことには触れておかざるを得まい、と思って連休中には仕上げようと思ったのだ(といいながら日を跨いでるのは大目に見てほしいw)。
ということであらためて「重大発表」動画を観ている訳だが
この重大発表、対バンとか4回ワンマンとか音源とライブDVD発売とかいろいろあるけど、今後のまなみのりさとして大きなポイントはこの2つだと思う。
・9/3のワンマンライブを最後に一度広島に帰る
・12/24に広島フェニックスホール(キャパ1,500)でホールワンマンを行う
この映像が8/8のライブ時に流れた時「一度広島に帰ります」という文字にどよめきが起こったのを覚えている。中にはちょっとパニック状態だった、という人もいたみたい。
自分はというと「まなみのりさから大切なお知らせがあります。」という文字が出た時の方が小パニック状態だった。どう考えたって良くないお知らせの前振りで、さらに「ワンマンライブを最後に、、、」と来たら「え?何で?また活動休止するの?あんなに楽しそうに歌ってたじゃん!?ステージに立てることが嬉しいって言ってたじゃん!?日比谷野音を目指したい、って言ってたじゃん!?」と思うよね。
なので「一度広島に帰ります」という文字が表れた時には、安堵感と一緒にすべてが繋がった納得感があった。そういえば第1部で活動拠点を明言しなかったのはこういうことだったのか、と。そして東京ラストライブとミニアルバムのタイトルが「さよなら、またね」だったのはこういうことだったのか、と。
どこで活動しようと活動を続けてくれるなら御の字だし、それが信頼できるファンも多くいる地元広島、ということであればむしろ大歓迎。たしかに東京からいなくなるのは寂しさもあるけれど、そもそも事務所の話も全く分からなかった頃には「一回広島に戻ってそこで一からやり直すのかなぁ」などとも考えていたこともあるので想定の範囲内といえば範囲内。文面を読めば一回広島に帰っても東京に戻ってくる気は満々に読めるし、事実この画像が終わってから、本人の口から「また東京に帰ってきます」と言ってくれた。そりゃそうだろう。日比谷野音でワンマンやらなきゃいけないんだから。新曲「TOKYO」の歌詞でも「Retry to the TOKYO」と歌っているんだし。
とにかく今わかっていることは、9月3日までは東京で活動、それ以降は少なくとも12月24日までは広島を中心に活動、ということだけだ。もちろん「広島を中心」ということは、広島以外でもライブをやる可能性はある、ということ。これまでだって東京を拠点に関東中心で活動してきたけど、広島に遠征に戻ることもあった訳だから、この4か月弱の間に東京はもちろん、大阪や名古屋でライブがある可能性だってある。もちろん九州や四国遠征なんてのもあるかもしれない。
で、仮に関東遠征がその期間なかったとしても、4か月も経たずに広島で大きなライブがあるんだから、これに行かない手はないでしょう!日程的に行けない人は他の広島ライブに遠征してもいい。これまで広島のファンはそうしてきたのだから。
何より、大きなライブの目標があるのはありがたい。これまで半年間、何も先の予定が知らされずに不安なまま待たされた身としては、4か月も経たない先の予定が決まっていることの何とありがたいことか!
自分は東京に拠点を置いてからのまなみのりさしか知らないから、東京に出て来た時の事を知っているファンの意見は貴重だ。なるほど広島で認められてこそ、東京に戻って活動する意味がある。そのために広島にケジメをつけに行く、っていうことなのかもしれない。
さて、広島でキャパ1,500規模のワンマン。正直、今のまみりからすればとてつもない挑戦だと思う。
duoがキャパ700、実質500くらいとしても3倍のキャパへの挑戦。たしかに3rdワンマン→4thワンマンの時も、morph-tokyo→渋谷duoというキャパ3倍の挑戦を成し遂げた訳だが、今回はさらに「広島という土地で」1,500人を集めるという大挑戦である。
そのためにはやるべきことは沢山ある。そのためには弾数も増やさなければいけない。一気に7曲新曲でミニアルバム出たやったー!で満足してる場合じゃない。まさかフェニックスホールで「2回回し」の二番煎じ芸をやるつもりじゃないでしょw。そのためにもさらなる新曲も増やしていかなければならない。そういう意味では新しい事務所で、多彩な作家陣さんに曲を書いてもらえるのは強みだ。
ただ振り付けも自分たちでするまみりにとっては、曲を増やしていくことは容易ではないと思う。東京に拠点を置いて3年半、それ以降で新曲と呼べるものは
桜エトランゼ
13日のパティシエ
逆襲のポラリス
νポラリスAb
真夏のエイプリルフール
Results
流せるだけの汗と涙を
Darkness
Dead or Drive
この9曲(4thワンマンのduoで披露された逆襲以外の5曲は1コーラス半で振りも入っていないので除きます)。実質3年間で9曲、1年平均3曲。こんなペースでは間に合わない。ここから比べれば半年で(実質何か月かわからないけど)7曲を仕上げてきたのはこれまでにない挑戦だったと思うけど、同じくらい、あるいはそれ以上のペースが要求される。これは今のまなみのりさにとって大きな挑戦である。
それだけではない、地元広島のキャパ1,500を埋めるのは、彼女たちが目標として挙げている、キャパ3,000の日比谷野音を埋めることよりもハードルは高いかもしれない。
それは「広島では9割以上」といわれる、まなみのりさの知名度の問題だ。
東京のファンならそう思うよね、ということをズバっと言ってくれたツイートだが、残念ながらこれが現状のまなみのりさが置かれている状態。
普通に考えれば、県民の知名度9割以上の土地でワンマンやるんだから東京より楽だろ、と思うかもしれないが、問題はその知名度の内容だ。ほとんどの広島県民にとって彼女達は「おらが街のローカルアイドル」の域を出ていない。ローカル放送のバラエティ番組にも出たりしていたおかげで知名度はあるが、「チョコボールをエンゼル5枚出るまで食べ続けたアイドル」であり「全国放送で三輪車耐久レースを完走して泣いてたアイドル」であり「地元の番組でお天気お姉さんをやってたアイドル」な訳だ。
広島のファンの方々に言わせると「広島の人はまなみのりさの価値をわかっていない。タダなら観るけどお金を払ってまで観ようとはしない」と嘆く。さらに言えば、東京に拠点を変えたことが「広島を捨てた」ように見えて、よく思っていない人もいるだろう。
しかし彼女達は、この3年半で驚くほどの成長をしている。まぁ自分はまだ3年弱しか観ていないけど、その間だけでも「アイドルお宝くじ」を通じて成長し、さらに「νポラリスAb/逆襲のポラリス」のリリースを通じて悩み、それでも結果を出し、5thワンマンではまなさんが喉を壊してどん底の状態になりながらもそこからの復活。そして「真夏のエイプリルフール」でのデイリー1位獲得、さらには個別活動、そして半年間の休止を経てさらに一回りも二回りも大きくなっているのをずっと見てきている。おそらく広島から出て来た当初から比べればとんでもないスケールに見えることは間違いない。
その時点で記憶が止まっている人は、3年半で彼女達がどれだけ成長したか、一度観にきて欲しい。それだけの価値のある「至宝」を、広島という土地は持っているんですよ羨ましい!
いってみれば「まなみのりさ(笑)」の認識の人を「まなみのりさ(驚)」に変える戦い。それが、広島で認められることだと思うのだ。
はたして1,500人を集められるのか。準備期間としては4か月弱では短いしかなり厳しい戦いであることは確か。個人的には、これまでも何度も失敗して、それでも立ち上がってきた彼女達だから、今回失敗してもまた挑戦すればいいじゃないか、とは思う。ただ、どうしても気になるのが、動画にもあった
正直、まなみのりさとして
今後も活動していけるのか、いけないのか
この1年が勝負だと思っています
という言葉だ。
まなみのりさとして活動していけるかどうかは、このステージの成功がある意味絶対条件であるかのような、並々ならない危機感を感じるのだ。
もちろん本人はそんなこと口にも出さないだろうが、以前にもU.M.U.AWARDで優勝した時に、実は優勝できなかったら解散するつもりだったと後から聞かされた元TO(あの人ですよw)が真っ青になったらしい。そのくらいの決意を胸に秘めている可能性はある。
ただ、1,500人が集められなかったから「失敗」ということではないと思う。いずれにせよ、これだけ成長してきた彼女達が、さらに「もう一皮」剥けるために戦い、そして次につながる何かしらの「結果」を残せれば、彼女達の望む「まなみのりさとして1日でも長く活動していく」につながっていくのではないかと。
まなみのりさとして
1日でも長く活動していくために
今しなくちゃいけないことは何なのかを
みんなで必死に考えて、
広島に帰ることを決めたんです!
何にせよその舞台が「広島フェニックスホール」なんだから。何度も崖っぷちに立たされ、いや何度かはそれこそ崖から突き落とされても、それでも不死鳥のように這い上がってきたまなみのりさにこそ相応しいステージだと思う。
12月24日、ステージとホールの皆が笑顔であふれますように!