まなみのりさワンマンライブ「もう一度、ここから」改めてライブレビュー
というわけで、フェニックスホールを埋めたという「物語」の方が先行してしまうんだけど、純粋にライブ自体も控えめに言っても今年ナンバーワンライブであったことは揺るぎないでしょ!って言うステージだったことはきちんと書き留めておきたい、と思って、あくまで個人的主観ではありますがライブレビューを今年中に書いておこうと思って、大晦日にこんなことやってます(笑)。活動休止前の「まみり集大成」と思われた2/11のステージを軽く超えてきた8/8のduoでの復活、そしてそれと比べれば1回1回の時間は短かったけど、わずか1ヶ月でさらに仕上げてきた9/3のmorphから比較しても、さらにギアを2段、3段上げてきた感じ。
というのも、OAのSPL∞ASHを筆頭とするアクターズスクール広島のパフォーマンスからして素晴らしくて、そこいらのアイドルのOAでこれやられたらメインアクト食われるぞ!って言う内容だった。しかもOA後半はデビュー当時のまなみのりさメドレー。後輩の強力なバトンを受け取っての本編となった訳だ。しかしやはりまなみのりさは伊達じゃない!
オープニングがいきなり太鼓本舗かぶら屋さんとの「waveびーと」。お祭りソングのこの曲でのコラボは想定内だったけどオープニングとは!でも、和太鼓の力強い音の迫力に負けないまみりのパフォーマンスは、正に「真剣勝負 バチバチ行くけぇ!」という心意気が伺えるスタートになった。続く「Circle Edge」は、広島で育ててきた曲。オープンスペースでは何度も披露されたこの曲も、ホールの大きなステージでは一層映える。そしてここで早くも新曲「Maze」は、これまた今までの新曲とは雰囲気ががらっと変わって、妖霊な大人のまみりを演出する曲。ちょっと「どうしよ⁉」の路線っぽくもあるが雰囲気は今のまみりにピッタリの逸曲。
MCを挟んでの「カフェテリア」は初披露と同じアカペラ入りバージョン。続く「宿題」としっとり聴かせるゾーンに突入。ここで2曲目の新曲「オレンジ」の投入。このゾーンにピッタリのアカペラ始まりのハーモニーがとても心地よい。
そしてMCでステージセットのボックスをノックすると光る→みのちゃんだけ光らない、というコント?からの新曲「knock」。ミドルテンポで王道のアイドルポップって感じでどこかノスタルジーを感じるメロディなんだけど、そこはハーモニーを効かせてまみりならではの独特の仕上がり。大人可愛いダンスもこの曲にはぴったり。
そしてここからはアクターズスクール広島とのコラボ。まずは選抜4人をバックダンサーに従えての「TOKYO」。さすがに選抜メンバーだけあってダンスのキレも先輩に勝るとも劣らない。でもそこはまみりも先輩の貫禄で譲らない、という正にレベル高いダンスのコラボだった。一転して次はキッズクラスのちびっ子たちとの「Twinkling Love」。サンタコスの大勢の子どもたちと一緒に踊るこの曲がクリスマスの雰囲気にピッタリで、途中キッズたちが思うようなポジションに居なくて普段通り踊れてない部分もあったけど、そういうじゃれてる感じも微笑ましかった。曲後のMCではご覧のようにキッズのみんなと一緒に撮影会も。
そしてここからの後半戦はアゲ曲セトリ、まみり復活の最初を飾った「反逆のパラレルライン」でスタート。そして新曲「ココロト」は今回披露された新曲の中では唯一のアップテンポ曲。まみりの3人がミツバチが舞うようにステージ狭しと走り回る姿が、「歌とダンスが誰よりも好き」で続けてきたまみりの原点を観てるみたいで楽しくなるんだよね。間奏のダンスも実にまみりらしくて好き。
続く「bye bye バイナリ」は広島のオープンスペースではあまり披露されていなかった曲なので自回りはあまり慣れてない人も多いかな?と思ったけど結構な人が回ってくれていた。そして新生まみりの代表曲ともいえる「ORION」で熱気は最高潮に。
ラスト1曲を残してのMC。それぞれの思いと感謝の気持ちを一人ずつ語る場面では、それぞれが涙を流す場面もあったりしたけど、大きな決断をしたこと、そして沢山の出会いがあったことを感謝する言葉が告げられた。そんな出会いの一つの象徴としての最後の曲は「アイコトバ」。9/3の第4部のアンコール、最後の最後に披露されたこの曲は、関東在住ヲタの自分にとって特別な曲なんだけど、それだけでなく今回は「さとやま合唱団」と一緒にこの曲を披露。広島に帰ってきて「さとやま未来博勝手に応援隊」として、ダンスを教えた仲間たちがバックを務めて、三原のさとやまキャラバンを観てる自分としては、万感の思いがあった。
そしてアンコール。リニューアルされた「ひろしまVOICE」を、アクターズスクール広島の後輩たちや先のさとやま合唱団、そして県内のゆるキャラたちや、「みんなのテレビ」の中継で何度も共演したフレスタ横川店の店員さんである中道さんまでもが「ナカミチサンタ」として登場。「まなみのりさ」というメディアを通して、オール広島集結!といった感じのステージにこれ以上ない選曲!そしてみのちゃんの「これで終わりたくなーい!」からの「waveびーと」の2連発では3人が観客席を駆け回る!まなさんに至っては2階席にまで駆け上がるほど(笑)
最後に記念撮影とエンドロール、からの、来年は広島東京の2拠点で活動する発表、さらには来年の勝負ワンマンのスケジュール全部出しで大団円となった。
(O.A. アクターズスクール広島)
1.TSUBASA(SPL∞ASH)
(MC:まなみ&SPL∞ASH)
2.デートintheスタジアム(SPL∞ASH)
3.WAになって踊ろう(アクターズスクール広島)
4.いつかはメリークリスマス(アクターズスクール広島)
(まなみのりさ曲メドレー)
5.サマーガンボーガール(MAX♡GIRLS)
6.I DOL DAMA☆C(アクターズスクール広島)
7.愛と平和のメッセージ(照)(アクターズスクール広島)
8.恋オブミュージック(アクターズスクール広島)
1.waveびーと(with 太鼓本舗かぶら屋)
2.Circle Edge
3.Maze(新曲)
(MC)
4.カフェテリア
5.宿題
6.オレンジ(新曲)
(MC)
7.knock(新曲)
8.TOKYO(with アクターズスクール広島(米田みいな、高竹香夢、奥村深友、藤田彩刈))
9.Twinkling love(with アクターズスクール広島)
(MC)
10.反逆のパラレルライン
11.ココロト(新曲)
12.bye bye バイナリ
13.ORION
(MC)
14.アイコトバ(with さとやま合唱隊)
EN1.ひろしまVOICE[New ver.]
EN2.waveびーと
(EN1~EN2 with アクターズスクール広島、さとやま合唱隊、もみ爺、もみおん、ハートントン、もくりんさん、ヒロシマイケル、ナカミチサンタ)
(MC)
EN3.waveびーと
(写真撮影)
(重大発表)
まなみのりさのワンマン、ではあったけれども、それは広島の沢山の人の強力な強力(笑)なしでは実現し得なかった。まさに広島総力戦、というに相応しいステージだったけど、それはまなみのりさの3人の頑張りが、皆に伝播したからなんだよ。これぞ「広島のスーパースターまなみのりさ」「ひろしまみり」を印象づける、最高に楽しいステージだった。
君が頑張っているから 世界は美しい
涙がでそうな気分 それも大切な気分
元気な笑顔を見せてくれたら それでいい
どこかで誰かが 君を待っている
-まなみのりさ「ひろしまVOICE」