無題

にんげんだもの


もうきつい。この先やっていけるかわからない。っていう気持ちにまでなってしまって。でもその気持ちを正直に伝えられる環境、メンバやスタッフがいてくれたのが唯一の救いでした。

だから、なんとか持ち堪えて新宿ReNYを迎えられたっていうのが事実です。

Instagram みのり「まなみのりさ」 @minorin.1202 コメントより抜粋

新宿ReNYのワンマンライブの熱気も冷めやらぬ4/17から1日半ほど、みのちゃんのツイッターの更新が止まった。まぁいろいろ忙しいんだろう、というのもあったし、「いいね」はくれてたりしたからそんなに深刻には考えてなかったんだけど、いくらワンマン後とはいえ、その後の告知もあまりなく、週3回と言っていたshowroomもやるんだかやらないんだかわからなくて、ちょっとその状態で放置はどうなの?と思っていたところ。

そこに、このインスタグラムのコメント。正直、そこまで思い詰めているとは思わなかった。

※誤解がないように、決して後ろ向きなコメントだけではないので、できればリンク先のコメントを全部読むことをオススメします。

フェニックスホールが成功したことによるプレッシャーもあったのかもしれない。けど、あれだけ苦戦してると言われながら8割方埋まったReNYを見て、少なくとも2018年最初の東京勝負ワンマンとしてはかなり良いスタートを切った、と思っていただけにこのコメントは意外だった。

「ライブアイドル」という言葉がある。いわゆる「地下アイドル」という言葉はライブハウスが主に地下にあることが由来のようだが、何となくメジャーアイドルが「地上」、マイナーアイドルが「地下」みたいなイメージが良くないので、テレビアイドルに対する「ライブ」を中心とするアイドル、という意味で「地下アイドル」に変わって使われるようになった言葉。

そういう意味では、まなみのりさは間違いなくライブアイドルな訳だが、彼女たちの「ライブ」はライブハウスのステージ上だけに留まらない。フェニックスホールに向けて走ってきた姿、そして今みたいに悩み、弱音を吐き、それでも前に進もうとしている「生き様」までも含めて真の「ライブ」アイドルなんじゃないかと思うんだ。

昔のアイドルって、手の届かない存在で、テレビの向こう側の人、ってイメージだった。今はその距離が近くなって、会いにいけるアイドル、ってのも普通になったけど、やはりどこかで「アイドル=偶像」を作っているんだと思う。まなみのりさにもそういう面がないとは言わない。そりゃアイドルだもの、見せていい部分とそうでない部分を使い分けているところはあるだろう。でも、ここまで人間臭さを漂わせるアイドルもなかなかいないんじゃないかな?にんげんだもの、悩むこともあるし、弱音も吐きたくなることもある。そんなことを含めた全てを受け止める。それがライブアイドルまなみのりさの楽しみ方なんじゃないか、とさえ思う。

弱い人間、認めてほしいだけ、かまってちゃん、って思うならそれでもいいよ(あながち間違ってない気するし。笑)

だけど、こんな弱くてかっこ悪い人間が歌うから伝わることだってあるかもしれない。

そう信じて、これから先に進もうと思います!

Instagram みのり「まなみのりさ」 @minorin.1202 コメントより抜粋

ReNY明けのツイッターでも「ここで一気に仕掛ければ良いのに」という意見は結構きかれたし、個人的にもそう思ってた。今までを見てても、ワンマンが成功してその次、ってなると必ず止まってしまうのを見てきたから、ちょっともどかしい部分もあったのは事実。

ただ、この言葉を読んで思ったのは、他人には簡単そうに見えることでも、人によっては簡単でないことってたくさんある。そういう「次の一手」がなかなかできないのって「怠惰」なように見えて、単にそのスピード感についていけない、性格的なものなのかもなぁ、と思ったり。ちょっと表現が難しいけど、あまりスピードを出すと乗り物酔いするような感じなのかな、と。そういう意味でも「不器用」なのかもね。

そういうのって、上を目指すには致命的、って意見もあるだろうけど、人間の性格なんて一朝一夕に変わるもんじゃない。それが自分なら、そういう性格を含めて上を目指してもいいんじゃないかな?と思った。

「上に行くためにはこうするべき」「こういうことができないと」っていう、ある種の定石ってのはあると思う。でもそれも、今までの経験則でしかないよね。たしかに「歴史に学べ」っていうことはあるかもしれない。でも、逆にそれでは単なる成功者のフォロワーでしかない。彼女たちは8月の復活ライブで「唯一無二の存在になりたい」と言ったのだから、他人と違う道で上を目指してもいいと思う。それが茨の道かもしれないことは百も承知で、それでも「ステージに立ちたい」という一心で戻ってきたのだから。

フェニックスホール、誰もが4ヶ月で1500席を埋めるなんて無理だ、と言った。それを君たちはやり遂げたんだから。定石なんかクソ食らえ!皆が「難しい」と思ってたことをやり遂げた実績があるんだから自信持って行こうぜ!

今回、ReNYの良かったところだけでなく、反省点や、後の告知方法を含めた叱咤激励をしてくれたファンもたくさんいる。それがちょっと行き過ぎてツイッター上が多少ギスギスした雰囲気になったのも事実。ただ、それを察してみんなでまみり愛を語り出すツイートで雰囲気を変えようとした人達もいた。そして、みのちゃんが本音の言葉をさらけ出せば、それに対して自分は何かできないか、と考えて行動してくれる人達がいた。みんな、良いファンじゃないか!もっとファンを頼りなさい!(笑)

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