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無敵のヒーロー

8/8、まなみのりさデビュー11周年の日にTSUTAYA O-WESTで行われたワンマンライブ「取り戻さないといけない場所」。その最後の告知動画にて、来る11/3にBLUELIVE広島で行われるワンマンライブ「まだまだここから」を7月豪雨の復興支援チャリティーライブと位置づけ、利益の全てを寄付する、と発表された。

ライブ自体も、期待と不安が入り混じった1年前と比べても、終始笑顔の良きライブだったし、1年間のパワーアップを感じられるライブだったと思う。でも、個人的にはこの発表が一番嬉しかった。

それって、この1年でまなみのりさが「それだけの存在」になれた、ってことだから。考えてみれば1年前の3人ならこんなことはできなかった。自分たちがステージを取り戻すので手一杯だったから。

思えば7/7に予定されていた広島定期ライブが中止になったのはこの豪雨が原因だ。会場であるBACK BEATは機材が使えず、まなみのりさの3人も広島入りすることができなかった。それ以前に当日は県内の交通機関がズタズタでとてもライブなど開催できる状態ではなかった。前日にライブ中止を発表したことは結果的に好判断となった。

そこからのまなみのりさを取り巻く動きは早かった。翌7/8には被災した広島の皆を元気づけたい、と急遽showroom配信を決行。ここでは「反逆のパラレルライン」「アイコトバ」「ひろしまVOICE」を、showroomではなかなか珍しいダンス付きで披露した。途中後ろの暗幕を貼っていたテープが剥がれてきたりしてワチャワチャした感じの笑いも誘い、すこしでも笑顔を届けられたのではないだろうか?

さらに7/10に渋谷CLUB CRAWLで開催された東京無料定期ライブは、後半3曲は「アイコトバ」「ひろしまVOICE」「ORION」という広島への思いを込めたセトリ。

とくに「ORION」での、みのちゃんのシャウト「広島のみんなに届けー!」はシビれたね!これに呼応するかのように、アンコールはいつものまみりコールではなく、「広島」コールが起こるほど。

特典会ではさっそく広島応援の募金箱が設置された。

そして7/21、わーすたツアーのゲスト出演のために広島に戻ってきた3人はその足でまずはLECTに向かい、無料チャリティーライブを決行。ライブ前後には自ら募金箱を持って募金活動を行った。

なんでもこのライブ、彼女たちからLECTに頼み込んで実現したらしい。それに素早く呼応してくれるLECTサイドもお見事、といえる連繋っぷりだった。

この一年のまなみのりさの活動は一年とは思えない濃い内容だった。復活から4ヶ月半でフェニックスホールを満員にし、その活動を通じて「広島のまなみのりさ」を確固たるものにした。5月のフラワーフェスティバルのスペシャルゲストとなったのは、自他ともにそれが認められた、ということだ。そして今は「広島と東京の架け橋」となるべく2拠点で活動し、文字通り東奔西走している。復興支援活動はそんな「今の」まなみのりさだからこそできること。

そうなんだよ、「waveびーと」の歌詞が公開された時はいまいちピンと来なかったけど、広島の人たちにとってまなみのりさって「無敵のヒーロー」なんだよ!っていうのが、この一年でわかってきた。県内知名度97%は伊達じゃない。結成11年も伊達じゃない!そしてこのスピード感。正に「電光石火 疾風のごとく」「先手必勝突き進め」!

1年前、フェニックスホールへの挑戦を胸に「唯一無二の存在になりたい」と言っていたのを思い出す。活動休止からの復活を経て、どんな辛いことでも「止まっていた辛さを考えれば、今の苦労なんてなんでもない」と言い切る3人、そして「まみりちゃれんじ」を通じてさらに怖いものがなくなった3人。名実ともに唯一無二の「無敵のヒーロー」になれたんじゃないかな。

9月10月はBLUELIVEに向けた広島中心の活動になるはず。その中で「自分たちにできることは何でもしたい」といってくれた。被災された方々を歌やダンスで笑顔にするのはもちろん、いろんな災害復興支援活動を展開してくれることを期待している。

全身全霊突き進め!GO!まみり!!


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