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まなみのりさ2020年展望

ということで、予告したとおり前回のデータ分析を基に、改めてまなみのりさ2020年の展望をつらつらと書いてみたいと思います。「正月休みの間に書く」という予告どおりではありませんが(笑)。

まずは、一番の課題として挙げられていたライブ本数の東広格差問題だが、これに関しては原因は大きく2つあると考えている。一つは単純に「カネがない」という身も蓋もないお話(笑)。そしてもう一つは前回データ分析でもふれたように「深刻なハコ不足」問題。

前者の「カネがない」については、別に事務所が資金繰りに逼迫しているような状態だとは思わないけど、ひとつ大きな要因がある。それは1/11に開催された事務所の先輩、ミオヤマザキの横浜アリーナワンマンが目前に迫っていた、ということ。事務所にとってはこれは大きな挑戦であり、そのため全国47都道府県で無料ワンマンツアーを行ったりしていた訳で、事務所的には昨年はこちらに投資していた、ということになる。その分の予算を「チームまみり」は削られている、ということではないだろうけど、おそらくは独立採算くらいは要求されているのではないかと考えている。

まぁそれ自体はありがたい話で、それこそ社運を賭けた、事務所の屋台骨でもあるミオヤマザキのワンマンは成功してもらわないとむしろ困るのだ。とりあえず無事大成功したようで、これはポジティブファクターだと思ってるし、事務所的にも潤ったのであれば、今年はまみりにも次の投資をしてもらえる期待が高まる。

それに加えて大きなポジティブファクターがある。ブックオフ広島エリア全店舗がまなみのりさと年間サポート契約を締結した、ということだ。すでに1月から3月まで、3ヶ月連続でブックオフ絡みのイベントが決定しており、今後もこのくらいのペースでの帰広は期待できる。2拠点とはいえ事務所が東京で住んでる場所も東京となればさすがに半々、とはいかないまでも、昨年のような極端な東広格差にはならないと思う。

ただし、もう一つの原因「深刻なハコ不足」については、これといったポジティブファクターはみつからず、むしろ今年がオリンピックイヤーであることを考えればさらに深刻になる可能性が高い。これについては、意識改革というか「挑戦」が必要になってくるのではないかと思う。

前回のデータ分析で、東京は平日と休日のライブ数はほぼ半々であるのに対して、広島でのライブはほとんどが休日であることを指摘した。ハコ不足は東京の方が深刻なはずだが、休日のハコが押さえられない分、平日ライブの率が高くなっている東京の現状。そして、それでもある程度の集客を見込めると読んで平日ライブを開催している訳だ。

一方で広島も、やはり休日のハコは押さえにくくなっているようで、昨年12月に予定されていた定期公演も休日のハコが押さえられなくて開催が流れたと聞く。そこで一点、指摘したいのは「なぜ休日にこだわるのか?」ということだ。

もちろんその回答は予想できる。「広島では平日のライブは人が集まらない」ということだろう。でも、本当にそうなのだろうか?仮にそうだとしても、そこを打破する挑戦をしているのだろうか?と疑問に思う。

必ずしも土日が休みの仕事に従事している人ばかりがまなみのりさのファン、という訳ではないだろう。逆に休日は休みづらくて、平日の方が休みやすい、という人だっているはず。そういった層を開拓していくのもまた「挑戦」なのではないだろうか。

思えば広島定期だって、フェニックスホール前は無料定期を行っていたものをフェニックス後には有料にした。しかも1公演3,000円である。サービス価格だったとはいえフェニックスホールは2,000円だったことを考えると「いきなりこの価格で人が集まるのか?」と最初は思った。結果、2年続けてきた定期公演はソールドアウトになるくらいにバックビートではパンパンになる公演に成長した。

であれば、すべての公演とはいわないけど、定期公演も平日を視野に入れて開催してもいいのではないだろうか、と思う。もちろん有料公演となればそれなりに曲数もやらなければいけないと思うので、東京の無料定期のように20時から、という訳には行かないまでも、無料定期で5曲のところを10曲やるなら30分くらい前倒しすれば十分できるだろう。平日の19時開場19時半開演。最初は苦戦するかもしれないけど、徐々に成果はでてくるんじゃないかと思う。

この有料定期、実は東京でもやってもらえないだろうかと密かに願っている。もちろんCRAWLの無料定期は良好な関係が築けているので継続してほしいのだけど、一方で最近ではやはりかなりの人が集まって後ろからだと観難いくらいになっている。これもありがたいことではあるのだが、最近のまみりの曲は指先から足下までに気を入れたパフォーマンスがウリだけに、定期公演3回に1回くらいは、広島同様3,000円くらいの有料で、morph-tokyoのようにステージが高くて後ろからでも良く見えるようなハコでやってもらえないかな、と思っている。こちらも有料にするからには19時半開演くらいにしないとだけど、GRAWLに比べてmorphは交通アクセスが良いからね(まぁだからこそハコ争奪戦もスゴイんだろうけど)。

ちょっと話が逸れたが、広島についてはブックオフのバックアップもあって帰広の機会が増えるのであれば、それこそ帰広期間を上手く利用して欲しいと思う。たとえば2月の予定だが、2/8にGIG TAKAHASHI TOURの広島公演、翌週2/15にブックオフ広島プレゼンツのライブ(インディーズ・アロー スペシャルライブ) がある。2/9は神戸に移動してのGIG TAKAHASHI TOURになる訳だが、まみりは東京に戻るのだろうか?広島に滞在するのだろうか?マネージャは滞在費かかるから東京に戻るとしても、まみりは実家滞在できるのであれば広島滞在してもいいんじゃないかな、と思うのだ。もちろんこの間に東京での仕事があるかもしれないので一概には言えないけど、そういうことを視野に入れてもいいんじゃないのかな。

で、もし滞在できるのであれば、その週のどこかにバックビートでライブ入れてもいいんじゃないか、と思うのだ。マネージャ不在の状況でのライブもフェニックスホール前は自分たちでやってきたよね。足代がいらないのであれば無料ライブぶっ込んでもペイするんじゃない?あるいは、LECTに直談判してインストアやらせてもらうとか。東京で「令和初日ライブ」を自分たちでオファーしたり、広島でも西日本豪雨のチャリティーライブをLECTに打診して実現したりしてるんだから、そのくらいの「挑戦」してもいいんじゃないかな、と思うのだ。

まぁ今回は急すぎるかもしれないけれども、今後も帰広の機会が増えるのであれば、そこはできるだけ柔軟に、効率よくに動いて、時にはマネージャ不在でも自分たちだけでもやる、ってところを見せていけば、自ずと広島のライブも増えていくと思う。これでこその「広島と東京の架け橋」なんじゃないのかな?期待してますよ。

…えっと、東広格差以外にも、今年の展望としてもうちょっと別に書きたいこともあったんだけどここまでで結構な量になってしまったのでこの続きはまた別の機会に。って、いつごろになるかなぁ…とりあえず1月中には、と低い目標を立てておく(笑)。





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