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まなみのりさワンマンライブ「もう一度、ここから」 ~フェニックスホールで「不死鳥アイドル」再生の瞬間を観た!~

なんだかんだでもう1週間経ってしまった。仕事納めしてからじゃないとなかなかまとまった時間がなくて書こうという気にならなかったんだけど、とりあえず年内には書いておきたかったのよ(笑)。

という訳で行ってきましたよ「めざせ1500人 絶対満員!!」を掛け声に行われた広島フェニックスホールでのまなみのりさワンマンライブ「もう一度、ここから」。8/8の再始動ライブから138日。その時に流れた映像

↑これ、が

↑こうなった訳ですよ奥さん!

ちなみにこの写真だと若干空席目立つかな?って感じに見えるかもしれないけど、これ撮ったのアンコール後だったから遠征で時間なくて…って人も結構いてコレだからね!贔屓目抜きにしても、開演時に観客席みたら一階はおろか二階、三階席までほぼ埋まってましたよ!正に「満員にしたぞー!」と胸を張って良いと思う。

2月から活動休止を余儀なくされ、事務所を移籍して8月に復活、9月後半からは活動拠点を広島に移し、12月のこのライブを満員にすべく活動してきた。紆余曲折の1年の総決算、その舞台として相応しいフェニックスの名の付いた会場で「不死鳥アイドル」再生の瞬間が観られるとは!正にドラマのシナリオでもこうは上手くいかないんじゃないか、というような「物語」を作りあげたな、と思う。

フェニックスホール1500人の調整が8/8に発表された時、自分もこの期間ではさすがに厳しいと思った。理由は過去のエントリーにも書いたが、とにかくあまりに期間が短すぎる。そして広島では誰でも名前を知っているという「知名度の高さ」が逆に仇になるのではないかと予想していた。他のアイドルに精通している人からは「○○(ローカルアイドル)でも○○(地方の会場)を埋めるのに半年かかった」みたいな話を何度となく聞いた。

そして個人的には、今回満員を達成できなくてもまた挑戦すればいいじゃない、と思っていた。何度倒れても起き上がってくるのがまなみのりさ。だからこその「フェニックスホール」という舞台だと。そこで再度満員にするためのリベンジとしてもう1年広島で腰を据えて頑張ります、ということでも良いのではないかと思っていた。そのためにはあまりに会場が埋まらなくて心が折れたりしないか、それだけが心配だった。とりあえず1階があらかた埋まれば形になるか、などと思っていた。

ところが蓋を開けてみれば、1階席どころか2、3階席もほぼほぼ埋まってる!ちょっと目を疑ったよ。挑戦するだけでなく、きちんと結果を出してきた。スゴい!!

「知名度の高さ」は諸刃の剣であり、知られているにも関わらず広島での集客最高が200というのは、すなわち「見切られている」とも思っていた。知られているのにライブを観たことがある人がほとんどいないのが今の広島の現状なのでである。

ならば、とにかく興味を持ってもらう、ライブを見てもらう、ライブハウスに足を運んでもらうためにどうしたらよいか?彼女たちはそれを「自力で行うこと」でドラマを盛り上げた。広島での活動は基本的にマネージャがつかず自分たちでステージを行う。それだけでなく、ステージのブッキングから企業協賛の交渉、イベントでの物販から移動する車の運転まで自分たちでやり遂げた。この日のステージのために新曲のレッスンもあるのに、合間を縫っては街中でビラ配りもした。しかも、ダンボールに「絶対満員!」と書いたポスターを貼り付けてサンドイッチマンの格好で

日本人はこういう、逆境にめげずに頑張ってる姿に弱い「判官贔屓」なところがある。まして「おらが街のローカルアイドル」が頑張ってる姿を見れば自ずと応援したくなるのが人情だろう。

さらに企業周りを自分たちで行っていたことによって、広島の大小の企業からの絶大なる協力が得られたことも大きい。そりゃそうだよね。事務所のオッサンが協賛のお願いにくるのではなく本人たちがお願いしに来てるのだから。こりゃ一肌脱ごうか、って思ってくれる人も多いだろう。なんでも聞いた話によると、企業協賛担当のりっちゃんの電話アポ率は驚異的だったらしい(笑)。

その一つの表れとして、協賛企業の席に空席がほとんど目立たなかったことが挙げられる。本人たちが前に出ることによって「協賛企業なんだからお金出せばいいだろ」というのではなくて、「せっかく協賛するなら少しでも彼女たちに貢献したい」と思わせることができたからなんじゃないかと思う。

そしてもう一つ、フェニックスホールを満員にすることに貢献したのは、彼女たちが始めた「絶対満員!」動画だと思う。

人の発する言葉には魂が宿る。いわゆる「言霊」という奴だ。繰り返し言葉を発していくことで、それを現実にしていくことができるんじゃないか、と思った。

この動画を始めた10月初旬は、まだ本人たちも実感がなかったかもしれないし、動画を観ても、まだなんとなく空寒い感じもなきにしもあらずだった。口では「絶対満員」といいながら、言ってる本人たちも、お客さん達も、本当にどこまで行けるのか懐疑的にもみえた。

なんとなく風向きが変わったな、と思ったのは、10月末のマリーナホップでのイルミネーション点灯式でのこの写真を見たとき。

フリーイベントとはいえ、平日の夜にこんなに大勢の人がまなみのりさを観ている。それは決してまみり目的ではなかったかもしれないけど、結果的にこれだけの人がまみりのステージを観てくれている。本格的に広島で活動を再開してわずか1ヶ月でこれである。やはり広島でのまみりの知名度はハンパない、と。

2回目の定期ライブでの集客増だろうか。
それとも聖地カジル横川での盛り上がりだろうか。
はたまたハロウィンパレードから始めたサンドイッチマン効果だろうか。
この頃からセトリに入れ始めたwaveびーとの反応だろうか。

何がターニングポイントかはわからないけど
まみりが起こした奇跡があるとするなら
10月後半2週間でほんの少しの風を掴んだことくらいだろうと思う。

「フェニックスホールワンマン「もう一度、ここから」への思い」Perfume to smile より抜粋

この頃、足繁くまみり現場に通っていたファンはその風向きの変化に敏感に感づいていた。そして自分自身も、この写真をみて、一度広島でその感覚を感じたい、感じるべきだ、と思った。

そして臨んだ11月の中旬。遅い夏休みで一週間の広島遠征は貴重なまなみのりさの姿をみることができた。さとやまキャラバンや地域のサッカーイベント。地域の活動の中で歌って踊るまなみのりさと、そこでの触れ合いを直に見て、「広島のまなみのりさ」という存在の大きさを改めて感じることが出来た。ライブとしては音響も最悪だし、決して褒められる出来ではなかったけれども、広島という土地で、紛れもなく彼女たちは「スーパースターなんだ」と。

その頃の「絶対満員!」動画は、本人たちも観客も自信を持って叫んでいたように見えた。もちろん満員にできるかどうかはまだ半信半疑だったと思うけど、根拠はないけど「イケる!」という気になっていた、それが言葉に乗り移っていたんじゃないかな、と思う。

フェニックスホール前日に最後のビラ配りをしている姿を見た時は、かなりの好感触を感じていた。多くの人がビラを貰い、声をかけてくれて、一緒に写真撮ってくれといったりする。最後の日のビラ配りが直接集客に貢献したかはわからない。でも、それまでの活動の成果が推し量れるようだった。

見よ!この寄せ書きの数!広島でのまなみのりさの輪がこれだけ広がった証拠だね!

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