風が吹いている
「風が吹いている」というとみなさんはいきものがかりを思い浮かべるのでしょうか?俺は嘉門達夫さんですけど、って、こっちは風が吹いて「る」だったw
そんなことはどうでもいいのですが
今、まなみのりさに、確かな追い風が吹いている、と感じている。
きっかけは昨年末の「アイドルお宝くじスペシャル お宝カヴァーしNIGHT」。出演メンバー10組の中で、おそらく最も無名だったまなみのりさがまさかの優勝を果たしたことから始まった。
その後、2月にレギュラー回初登場から3週連続の1位獲得。その後はギリギリで勝ち残るなど崖っぷちに立たされるも「桜エトランゼ」でミディアムバラードを聴かせ、観客を巻き込むにはアゲ曲、というこの番組の定説を覆して1位奪還。その後もしぶとく勝ち残りを続け、6月12日の放送で敗れたものの、それまでアップアップガールズ(仮)が持っていた9週連続勝ち残りの記録を破って11週連続の新記録を打ち立てた。
さらに3月に行われた「アイドルお宝くじパーティーライブ」ではくじ引きとダンスバトルをものにして見事アサヒ飲料「ドデカミン」の新製品CMにも起用された。
それは小さな風かもしれない。前人未到の11週連続勝ち残り、って言ったって所詮は関東ローカルの深夜番組の中での話。それも金曜日とはいえ一般人なら寝てる深夜3時近くの深い時間帯である。CMにしてもテレ朝限定で1ヶ月限定。全国放送と言ってもかろうじてBS、CSで放送されたくらい。
しかし、その小さな追い風を体いっぱいに受けて、彼女たちの活動が加速度を増しているのを肌で感じるのだ。とくにそれを実感したのは今年の3月くらい。ちょうど「桜エトランゼ」の収録あたりから。たしかにあの収録を機に、まみりの中の何かが変わったんじゃないかと思う。自分たちが必死で演じたパフォーマンスが伝わったことが一つの自信になったんじゃないだろうか?
アイドルお宝くじ敗退のコメントで、みのちゃんが言った。「毎週毎週緊張と不安が凄い大きくて、その中で3人で一緒にこうしようとかそういう話を凄くして、今まで活動してきた中で一番3人の絆が深まったし、いいことだらけでした。」
プレッシャーと緊張感の中で、どうしたら会場を楽しませることができるかを毎回毎回本当に真剣に考えたんだと思う。そのことが、普段のライブに反映されている。ここ数か月で、ハモリが増強されたり振り付けが微妙に変わったりしている曲がある。まなみのりさの曲はすべてCDの収録時から進化を続けている。その結果、毎回毎回のライブが目が離せない。すべてのライブが、すべてのイベントが「神ライブ」「神イベント」になっているからだ。1回でもライブを見逃したくない!と思ってしまう。
ここ3か月以上まみりライブに来ていない方は、一度どこかで観てもらえるといい。以前とは違った、パワーアップしたまなみのりさが観れるはずだから。
そして、アイドルお宝くじ敗退週のタイミングで「マツコ&有吉の怒り新党」に取り上げられたことも偶然のタイミングとは思えない。この番組、放送されたのはわずか5分ほどだったものの、さすがに高視聴率番組に取り上げられただけあってTwitterでは大反響、一時はYahoo!の急上昇キーワードに「まなみのりさ」が取り上げられたほどである。
この放送が直接どのような影響をもたらすか、今は全く読めない。しかし「アイドルお宝くじ」で吹いた風を逃さずにチャンスに変えてきた彼女たちがこの風を逃すはずがない、と期待してしまう。
坂のてっぺん
目指して駆け上がったら
風をつかまえ
シャツを膨らませて
大きく手を振るよ
あきらめない
僕らの合図さ
まなみのりさ「ポラリス」
今吹いているその風をつかまえ、シャツを膨らませて、坂のてっぺん目指して駆け上がって欲しい、と切に思う。そう、気持ちはいつだってポラリス!