#圧倒的まみり
今年の2/11のライブを最後に活動を休止していたまなみのりさだが、彼女たちのデビュー10周年に当たる8/8に、半年ぶりに再始動することが決定した。
まぁ、例によってここも半年どころかざっと9か月以上放置していた訳だがw、筆不精の割にツイ廃な自分も、このことについてはツイートで細々と書いていくよりもちゃんとまとめた方が良いな、と思ってここで自分の考えをまとめておきたいと思う。当然考え方が違う、という人も多いかもしれないけどあくまで個人的な意見、ということで。
まず、再始動については、考え得る限りでは最良のスタートを切ったと思う。6/28に事務所との契約解除が発表された際には、ようやっと再始動の目途が付いたことに対する安堵の反面、今後に関しては全く不透明で、事務所も白紙状態。最悪、一からのやり直し。それこそ拠点を東京に移した3年前と同じようなことから始めていかなければならないことも覚悟した。
それが7月に入ってすぐに、新ホームページの開設と復帰ライブの告知。しかも復帰ライブは渋谷duo!たしかに過去にここを埋めたまみりではあるけれども、周年ライブは去年もキャパ1/3のmorph-tokyoをなんとかソールドアウトしたレベル。平日のライブとしてはかなり挑戦的なハコである。ここを押さえて大々的に「まみり復活」を後押しする。そしてその期待に応えるかのように、チケットは初日から400番台が出るほどの盛況。過去のまみりライブの集客数更新はおそらく間違いなさそう。マネジメントに関してはまだ発表されていないが、かなりの「やり手」がバックに付いているであろうことは想像に難くない。
元々かなり低い位置からのスタートも覚悟していただけに、ここまでの復活劇のシナリオは個人的には出来すぎなくらい上々だと思うし、不安のほとんどは払しょくされたと言ってよい。同じような気持ちのファンも多いのではないだろうか。ただ一点、今回の復活ライブが「全て新曲」だというところに対する不安以外は…
事務所離脱によって、一番厄介な問題は「既存曲が使用できるのか否か」という点だ。これは、まなみのりさ楽曲が元事務所社長tetsuhiko氏の作品である以上避けて通れない。なので、ある程度事務所離脱が確定的だと思っていた頃から、最悪既存曲は歌えなくなることは覚悟していた。
一方で、全て新曲であることについて、個人的にはあまり不安はない。なぜならこれまでだってカヴァー曲をあれだけの完成度で仕上げられたのだから。当然新しい曲だってガッツリと仕上げてくれるだろう。新曲がハマるか否かはそれこそ個人差があると思うが、今回はワンマンライブができる程度の新曲を用意してくるのだから、それなりにハマる曲はあるはずだと思う。
さらに言えば、ちょっと長い目で見てもいいと思っている。自分の中では「真夏のエイプリルフール」はReNYでの初披露時はあまりピンと来ていなかった。それが回を重ねるごとにどんどん好きになって行った。そんな「スルメ曲」もあるんじゃないかと期待している。
もっとも、まみりが好きで、というのと同じくらい既存曲が好きで現場に来ていた人たちもいるだろうし、そういう人たちからすれば既存曲が使えなくなるというのは致命的でもある。
これで思い出すのが、一昨年の「νポラリスAb」の騒動だ。
「逆襲のポラリス」と両A面で新アレンジの「νポラリスAb」のリリースが決まったことによって、彼女達はキラーチューンであるオリジナル「ポラリスAb」を封印した。直前のTIFでは5ステージ全てこの曲を入れ、通常ライブでもまずやらないことがなかった「ポラリスAb」を全くやらなくなったことについて、当時のファンは反発する人も多かった。自分も当時は反発する側だったし。
この件については未だに賛否両論あると思うが、今思うとあの選択は間違っていなかったんだと思う。あそこでオリジナル「ポラリスAb」に頼ってしまっていたら、「逆襲のポラリス」が新たなキラーチューンとなり得ただろうか?そして「真夏のエイプリルフール」や「Results」が生まれただろうか、と今になって思うのだ。
そしてまた、それらのキラーチューンを封印して新たに歩き始めることを決意したのであれば、それはすなわち「νポラリスAb」の時と同じ、いやそれ以上の覚悟で臨んでいるんだ、と理解している。
ここに来て使いだした #圧倒的まみり というハッシュタグには、そういった覚悟を含めて、過去の自分たちよりも圧倒的に成長した自分たちを観せる!という決意が表れてるんだと思う。
今回の8/8の復活ライブについては、とにかく半年間観れなかったまみりを観たい、という人もいるだろうし、これからについては今回観て考えたい、と思っている人もいるだろう。そういう意味では、過去の集客数更新といっても多分にご祝儀的な数もあるだろうし、既存曲を全くやらないことによって離れていく人もあるだろう。半年間活動休止していた、ということはそういうことだ。なので、実は復活2本目になるライブの読みが重要になるのではないかと思う。
新たなスタートは8/8というよりは、その後の展開が重要になると思う。とはいえその方向性を決める8/8は岐路にあたるライブ。しっかり見届けたい。
#圧倒的まみり が観られることを期待して…