「まなみのりさ私的見どころ曲紹介カウントダウン」#13「knock」
「knock」
作詞/作曲/編曲: 未公表
2017年12月24日、広島フェニックスホール「もう一度、ここから」で初披露
人の好みは千差万別。だからまぁ、好きなアイドルやアーティストの曲でも全部が全部好きかと言われるとそうでもない曲もあったりするし、自分の中で順位付けしてたりする部分もある。とくに「好き嫌いのはっきり分かれる」タイプの曲ってあると思うし、そういう「トンガッた」タイプの曲なほど、好きな人の好き度合いが高いと思う。まなみのりさの旧曲で言うと「逆襲のポラリス」なんかはそのタイプの曲。
一方で、そういったトンガッた部分はあまりないんだけど、「嫌い」っていう人がほとんどいなくてファンから幅広く支持される曲、っていうのがごくたまにある。賛否が分かれるのではなく、9割方が好いてくれる曲。旧曲でいうと「真夏のエイプリルフール」がこのタイプの曲で、個人的には旧体制まなみのりさの完成形がこの曲だと思ってる。
で、この「knock」は、正にこの後者にあたる曲。フェニックスホールでの初披露からファンの間でもあれよあれよと一躍人気を集めて、今やまみりの代表曲の一曲になりそうな勢いのこの曲。「大好き」という意見はよく聞くけど「嫌い」とか「苦手」という人をほとんど聞いたことがないんだよね。
大袈裟かもしれないけど、個人的には「アイドルソングがここまで出来る!」っていう可能性を示した曲なんじゃないかと思ってる。80年代アイドルシーンを通ってきた人なら誰もがノスタルジーを感じるようなメロディなんだけど、決して古臭く聴こえない。それって、変にカワイコぶる訳でも背伸びする訳でもなく、自然体を感じることができる彼女たちの表現力なんだよね。もちろんそれをできる、っていう彼女たちのスキルの高さが前提になるんだけど。
ダンスも緻密で、あまりそっち方面に明るくない自分が表現するのも難しいんだけど、音楽でいうと基本の4拍子の中に16分音符を細かく入れてくる感じ。サビのダンスのステップを観てても決して単調ではなくて観てて飽きない。そこに美しい3声のハーモニーが被さってくるという、正に今のまなみのりさがギュッと凝縮された曲。ファンからの支持が厚いのも頷ける。
完成度の高かった「真夏のエイプリルフール」を上回り、さらに精錬してグレードアップした感じのこの曲。「真夏…」がそうであったように、ある意味今時点のまなみのりさの完成形がこの曲なんじゃないかと感じている。もちろんまだまだ発展途上のまなみのりさだから、今後も今以上にさらにグレードアップしてくることは間違いないと思ってるけどねっ!
ということで、本日のカウントダウン画像!