![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144151379/rectangle_large_type_2_22b4f2828eb5159deff10d301fcce10f.jpeg?width=1200)
【本要約】『部屋も心も整う片づけ学』近藤麻理恵
*この記事の音声配信版はこちら
『部屋も心も整う片づけ学』近藤麻理恵 著
責任編集 池上彰
池上 彰×近藤麻理恵(こんまり)
こんまり流片づけコンサルタントが、こんまりさんの新刊を要約していきます。
チャプター1 片づけを学び身につける大切さ
日本では貧しい時代を経て、高度経済成長期以降「モノ=豊か」とされてきました。テレビ、洗濯機、冷蔵庫などが普及し購買力が上がり、「大量生産・大量消費」の時代が到来したのです。
現代に目を向けると一人一台スマホを持ち、家にはモノが溢れています。しかし、私たちはまだ不足を感じ、モノを買うことで解決できると感じているのです。
そんな中、2000年代以降からはじまる“片づけブーム”。
最近はミニマリストを推奨しているインフルエンサーも多く、憧れる人も多いのではないでしょうか?
人はどうしてお片づけをしたいと思うのでしょう?
私たちは増えすぎたモノだけでなく、情報に混乱し生きづらさを感じています。もしかすると、「心を片づけたい」のかもしれませんね。
「お部屋の乱れは心の乱れ」
忙しい時や考え事が多いと部屋が散らかる経験はありませんか?
お部屋を片づけることで本来やるべきことがクリアになり、思考や心がスッキリする。モノを厳選することの価値に多くの人が気づきはじめました。
このように時代背景を知ると暮らしに影響していることがわかります。
チャプター2 こんまりメソッド、その考え方を知る
近藤麻理恵の処女作である『人生がときめく片づけの魔法』は世界で1400万部のベストセラー。著名人など多くの人がその効果を実感しています。
では、なぜ世の中に数多くあるお片づけ法の中から“こんまりメソッド”が世界で話題になり「konmari」「kondo」がそのまま英語で「片づけ」という意味になるまで成長したのでしょうか?
従来のお片づけは捨てることにフォーカスしていました。
「あれはダメ、これがない」捨てるモノ探しはキリがありません。どこかにもっと捨てるモノがないか理由を探し続けるのです。
一方、こんまりメソッドでは、まず先に「残すもの」を選びます。
あなたがすでに持っている持ち物の中から「心ときめくモノ(自分にとってお気に入りのモノ)」を選んでいくのです。
・最近のお気に入りはなんですか?
・長年愛用している理由は?
私たちが人生で選べるモノは限られています。お気に入りの物が所狭しと並べられている空間を想像してみてください。誰かの価値観やなんとなくのモノではなく、自分にとって意味のある心地よい空間にしたいものです。
お片づけをする前に「理想の暮らし」を考えましょう。お片づけのゴールはモノを減らすことではなく、理想の暮らしを手に入れること。
・朝、何時に起きて何をしますか?
・どんな服を着て、誰とどこにいきますか?
このチャプターで印象的だった言葉があります。
「ものを持つことも手放すこともすべて、自分が幸せになるためにする」p.56
本来、お片づけとはお部屋がすっきりするためのプロセス。暮らしが快適になることは嬉しいはずなのに、苦手意識が高い人は「片づけ後に何をしたいのか」楽しく考えてみましょう!
チャプター3 暮らしのためのお片づけを実践する
いよいよお片づけの具体的な方法についてです。
こんまりさんの書籍はどれも基本は同じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1718454882788-d2Yyvarhpa.jpg?width=1200)
お洋服→本→書類→小物→思い出品
この順番で片づけます。
お洋服は比較的に判断がしやすい上に、毎日使うモノなのでお片づけ後のモチベーションアップにもつながります。p106
一方、思い出の品は難易度が高いです。お片づけは筋トレと同じように徐々にレベルを上げます。まずはこの本の通り順番に片づけてみてください。
ちなみに、この本のお気に入りポイントはイラストがあること!
引き出しの中やお洋服の畳み方も読みやすく、わかりやすいです。
本を読むのが苦手な人はオーディオブック版がおすすめ!
今日紹介している本はオーディオブック版ありませんが、
『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵
この本も内容はほぼ同じなので、ながら聴きができ繰り返し読むにも便利。
▼こんまりさんの本を無料で聴こう!
Amazonオーディブルなら初回限定30日間無料キャンペーン中
(通常月額1500円)
チャプター4 仕事周りにも着手。キャリアも輝く
私たちが仕事中に探し物をしている時間は1日平均13.5分なんだそう。
*コクヨマガジン(2022年)『整理整頓が苦手な人にこそ知っていただきたいファイルの使い方』より
・あの書類どこだっけ?
・データが見つからない
探し物をしている時間は集中力も下がりますし、ストレスにつながります。
探し物がなければ生産性が上がり、気分も穏やに。周りからの印象も良くなり、昇進しやすいというデータもあるんだとか。p.172
仕事場のお片づけも方法は同じです。
なんのために働くのか。まずは理想の働き方について考えましょう。
特に考えたいのは感情なんだそう。
理想の働き方をしている自分を想像し、どんな感情が湧き上がるか考えます。p.175
物理的なお片づけの次に、非物理的なモノもお片づけするとその効果は格段にアップします。PCやスマホの中を整えることはもちろん、時間の使い方、人間関係も整理する方法が記載されています。p.190〜205
ホントに使いたい時間は?
大事にしたい人間関係は?
なんとなくスマホをいじったり、なんとなく飲み会に参加するのではなく、大切にしたいモノに人生を費やしたいですよね。
チャプター5 社会や地球の未来が整う一歩へ
お片づけによって「地球の未来が整う」。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、私たち「チームこんまり」のミッションは「"Organize The World"世界を整えること」。お片づけでより良い未来が待っていると確信しています。
・捨てるのがもったいない
・まだまだ使える
捨てることによりゴミが生まれるので、環境のことを考えると躊躇う気持ちもわかります。
けれど、一旦お片づけを終えると、無駄な消費行動をなくすことができます。手放す方法も様々です。長期的に考えると環境にやさしいかもしれません。
なにより、お片づけが終わり自分にとって必要なモノを知ると、今まで不足を感じていた日常に感謝できるようになります。
最後にこんまりさんはこのようにおっしゃっています。
「まずはいちばん身近な環境である、自分の家を整えること。そこから起こる私たちそれぞれの行動の変化が、地球環境の改善につながっていくはずです」p.233
▼今日紹介したこんまりさんの本はコチラ
こんまりさんの本の中でも読みやすくておすすめです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
あらちぇ(荒木智江)
こんまり流片づけコンサルタント
こんまりメソッドビジネスコーチ
片づけの情報を音声配信中
総再生回数10万回以上
stand.fm版
YouTube版
SpotifyやAmazonからも聴けます。
「あらちぇ」で検索!
▼あらちぇへのお仕事のご依頼はこちら
(片づけレッスン、ワークショップ、コーチングなど)
こんまり関係のお問合せは(株)KMJも合わせてご利用ください。
いいなと思ったら応援しよう!
![モノが語るストーリー「もっと自分らしく生きたい!」](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141504237/profile_e7e790c18148349ea4007f7c405bd751.jpg?width=600&crop=1:1,smart)