ReLEx smile(リレックススマイル)を受けてみた③
今回は術前検査のお話です。
今回手術をお願いする眼科は予約制ではありませんが術前検査をするには2〜3時間必要らしく午前か午後の1番早い時間に予約を取り検査をします。
私は午後からでお願いしました。
今回行う検査内容としては以下の通りです。
・視力検査
・角膜形状解析検査
・角膜曲率半径測定
・調節麻痺下視力検査
・診察
ソフトコンタクトレンズの使用は検査の3日前から中止です。
今回の検査で術後どのくらいの視力を目指しレーザーに入力する数値も決めます。
視力検査は通常時と散瞳時の2回行うのですがこれだけで2時間は掛かりました。
あの小さい輪っかや線を2時間見続けるのは集中力が必要で目も疲れてくるので結構大変です。
そして診察、
前回の適応検査の時にリレックススマイルにするかICLにするか判断を持ち帰らせてもらっていましたがこの日になっても正直決めきれないでいました。
今回改めて視力検査をしてリレックススマイルの矯正限界であるー7.00より下回っていないかな、あるいは詳しい検査をして私ではリレックススマイルはダメでICLでないと手術出来ませんと医療者の方に背中を押してもらえないかなと思っていたのですが検査結果も医療者側の見解も前回と変わらずでした。
先生が仰るには、
・近視が強い私は良い視力を得るために多くの角膜を削る必要があるが、角膜の薄い私は削れる角膜が少ないため機能や安全を確保するためには角膜を温存しなければならず1.5以上の視力を得るのは難しい。
ただ角膜の削り方に工夫は必要だが検査の結果1.2を目指してレーザーに数字を入力することは出来る。
でも絶対に視力1.2が見える保証はできない。
・ICLに比べレーシックにしろリレックススマイルにしろ見え方の質は現在のメガネやコンタクトで強制している見え方より必ず劣るがそれがどの程度なのかは人それぞれでありそれに慣れて気にならない人も大勢いるがそうでない人もいてはっきりこのくらいの質だとは断言できない。
(あくまで一例にすぎないのですがICLとレーシックの見え方を比べた写真が載っているパンフレットを見せてもらいましたが結構差がありました)
私をここまで悩ませるのは”見え方の質”とやらです。
素人にはその見え方の質とやらを想像することが難しい…
そしてそれは人それぞれであり実際に手術してみないと分からない…。もはや賭けです。
予算に十分の余裕があるのなら迷わずICLを選択するところですが庶民の私にとっては倍以上変わる金額面は大きな問題です。
先生にも視能訓練士の方にもたくさんたくさん質問や相談させて頂き何度も根気強く説明してもらった結果、私はリレックススマイルにすることにしました。
不安を覚えつつもリレックススマイルに決定した理由は、
・リレックススマイルでも1.2を目指せること(必ず見える保証はないけど)
・自分の使ってるメガネとコンタクトを掛け比べた時、乱視矯正の入ってないコンタクトはメガネより若干細かいものが滲んでいて見えづらい。
けど意識してなかった今まではそれに気づいていなかった。
・そしてコンタクトよりよく見えるメガネだが実は数字としては0.9〜1.0までの見え方であることが判明。
・現在の視力0.03。輪郭も見えず何となくの色で認識してる今に比べたらリレックススマイルの見え方の質だって十分に劇的な変化のはず。
・人それぞれ眼のポテンシャルというものがあって矯正すればするだけ視力が出るというものではなく視力にも限界があり私の場合いくら強制しても視力1.2がせいぜいでありそれはスマイルでもICLでも変わらないらしいということ。
・日常生活、ランドルト環のような小さい輪の切れ目ばかりを見ながら生活する訳ではなく見る対象物は結構大きいということ。
・運転手やスポーツ選手などのように遠くをはっきり見る必要がある仕事に就いていないということ。
・そしてここまで長いことつらつら書いたが何より金額面の問題。
ということで手術方法決定!手術日も決定!
大事な大事な”視力”ということで悩みに悩み倒しましたが、自分でもたくさん情報収集して納得いくまで医療者の方々のお話や説明も聞きこの選択をすることが出来ました。
結果がどうなったとしても自分の選択に後悔はないと言い切れるほど手を尽くした決定です。
決めてしまうと気持ちもスッキリ!あとは手術日に向けてコンディションを整えるだけです。
午後の診察時間開始と同時に受付をしたはずでしたがこの日私が一番最後の患者になりました。
病院を出ると外はもうだいぶ暗くなっていましたが気分は晴れ晴れ。元気に帰宅しました。
次回はついに手術のお話です。