やまと撫子
子供を通じ、他国籍の”親”に折りに触れ感じるのは、日本人女性の生活総合能力の高さと自己肯定感の低さ。(もっとも例外はどこにでもあるので説明は省略。)
子供に対するきめ細やかな愛情、療育へ挑む果敢な姿勢は言うまでもないが、不慣れな海外生活に日々の掃除・洗濯・料理に仕事までもそつなくこなす。それがいかにすごい能力で努力の賜物なのに、そのすごさを自分では特別視していない。本人が自分の価値を正当に見出せないから、夫も家族もそれが至って当然なことと受け止める傾向がある。その上、現地語の習得が遅いと不平を言われたらそれすらも自分が至らないと卑下してしまう。
自分がいかに生活総合能力の高い人間か、自己肯定力を高めることで男性も理解する機会が自ずと増えるし、社会的に正当な認知も高まり世の中に一石を投じるのかもしれない。
自己肯定力とは違うけど、自分を理解するという意味において、家庭内の暴力・攻撃的行動(DV)は、本人の認識不足により被害を被害と感じなく抑圧され過ごしている場合もある。国により法律も異なるので認識を改め正確な知識を得ること。それと、家庭内のことと諦めず自分で解決できないなら外部の力を借りることが大切なのかと思う。