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モンゴル旅行の費用を抑える方法

皆さんこんにちは!
今年の9月に2週間のモンゴル旅行に行って参りました。
モンゴルは本当に素晴らしいところで、自然も素晴らしいし、旧ソ連の影響を受けた街並みも魅力的でした。
本当に心から行って良かったと思うので紹介します。
モンゴル旅行はツアーが高めで旅費がかなり嵩んでしまうのですが、私は無職であまりお金に余裕がなくできるだけお金を節約して周ることを心がけました。
もちろんお金があるに越したことはなく、不自由な部分があることは否めませんができるだけ費用を抑えて目一杯楽しんだので同じような境遇の方は参考にしていただけたらと思います。

旅行で特にお金がかかる節約できそうなポイントに限って書きましたがそれでもかなり長くなってしまいました。
この記事は費用が高くなる1人旅行向けですが複数人の方にも参考になる部分はあると思います。




航空券と時期について

モンゴルのウランバートルは世界一寒い首都と呼ばれており、国全体が非常に寒いです。
観光もほぼ夏に限られており特に6~8月がハイシーズンです。
航空券はこの時期に高くなるので、もし可能ならここを外した5月や9月に行くと比較的安く行けると思います。
今回は9月初旬に行ったのですが日本からのチケットは往復5~6万からありました。
ハイシーズンだと8~10万ほどです。

ちなみに私は他の国も旅行中で韓国から行ったのですが韓国ではモンゴル旅行がすごく人気で旅先でも韓国人がたくさんいました。

チェジュ航空、真夜中にいきなりジャンケン大会が始まる
空港出て3秒でこの景色
チンギスハーン国際空港、非常に美しい空港


空港から街までの交通手段

タクシーが勧誘してきますが3000円〜4000円ほどかかります。
バスがとても安く、朝からシャトルバスが出ておりウランバートル中心部までは600円で行けます。
シャトルバスは到着カウンター出てすぐ。

バス時刻表

また後述しますが、ウランバートル市内や都市間の移動などは公共交通機関が非常に安くなってるのでガンガン使っていきたいです。

SIMカード

Mobicomという会社で2週間15GBが640円と安かったです。
UnitelとMobicomが安定でどちらも安いです。
お店はシャトルバスが到着するスフバートル広場の東側、ショッピングモール内に店舗があるのでシャトルバス到着してそのまま行くのがお勧めです。
空港で売ってるSIMは1000円台でした。

食事について

ローカル食堂的なところによく行ってました。
地元の人が昼休みに食べにくるような雰囲気のところで1食500円弱で食べられます。
「Зоог」と検索すると探すことができます。(食事のような意味)
文字読めなくても形が特徴的でしかもこの看板は至る所にるのですぐ見分けられるようになります。

スープに羊肉ボール、スーテーツァイ
the地元の料理


観光について

メインの部分、観光について書きます。
ツアーが主に旅行でお金がかかるところです。
私も最初はツアーに行きたくて現地のツアーを探していましたがどこも1人参加だと高い価格になり泣く泣く諦めました。お金さえあればツアーに行きたかったのです。

現地の会社を3社周りましたが値段は大体同じでした。
ツアーの価格は参加人数と日数によって決まる仕組みで、概ね
複数人参加・・・1人1日15000円
1人参加  ・・・・1人1日22000円
ですので人気のテレルジ公園1泊2日ツアーだと44000円かかると言った感じです。
ゴビ砂漠のツアーについても相談したのですが9日で25万円でしたので諦めました。
そのため移動は公共交通機関を使い、バスなどでは行けないところはツアーを使うという感じで旅行することにしました。
ホテルや食事、移動全部込みなので1人だと高いですが複数人ならツアーはかなり良い選択だと思います。

テレルジ国立公園

テレルジはウランバートルから近い場所にあり亀岩やアマリバヤル寺院など観光にも人気のスポットです。
テレルジは本数は少ないですがウランバートルから亀岩までのバスが1日3本出ており(要確認)個人で行くことが可能です。
私は朝バスでテレルジに行き、ぶらぶら自然を満喫して夕方ウランバートルに帰ってくるというのを何度も繰り返していました。
宿泊したい場合はbooking.comやairbnbで3000~6000円ほどでゲルに泊まれるところがいくつかあります。
注意点は主要な観光スポットであるチンギスハーン像と亀岩は距離があるので2日に分けて行かなければならないことです。(ツアーは1日で周る)
そしてチンギスハーン像まで行くバスは無いのでナライハの街からタクシーで行くしかありません。(片道700円ほど)
移動がめんどくさいですが移動以外はツアーと観光内容に差はなさそうでした。

モンゴルらしい草原が広がる
人気のタートルロックから見た景色
アリマバヤル寺院、日本では馴染みの薄いチベット寺院


サインシャンド行き方

ゴビ砂漠にある街、サインシャンドへ行ってきました。
砂漠というのは日本人には馴染みがないですし、夜行列車に乗って行ったのでとてもワクワクする旅でした。
ロシアと中国を繋ぐ大陸間鉄道で日本の電車とは全く違う雰囲気を持っているのでとても良い体験でした。
700kmを12時間かけて列車で走ります。
行きは1等席で2800円、帰りは3等席で1200円でした。
1等は4人のコンパートメントでシーツ付き、3等も思ったほど悪くなくシーツは無いですが普通に寝ることができます。

ウランバートルからの時刻表


客室料金表、1等車でも3000円弱
1等客室を選択


サインシャンド観光

街から50kmほど離れた荒野の真ん中に観光スポットが固まっています。
行く手段はタクシーしかないのでタクシーで行きました。
駅で客引きしてるタクシーの運転手がそのまま観光案内してくれる感じです。
値段は半日で3200円でした。
特に値切ったり他を探したりせず客引きの言い値でそのまま行きましたが半日での値段なら妥当ではないでしょうか?
陽気なおっちゃんでかなり楽しかったです。
サインシャンドは観光スポットもいいんですがそれ以外の何もない荒野が自分はとても気に入りました。
何もないんですがその何もない具合がとんでもなく壮大で感激です。
荒野の真ん中で車止めてもらって景色眺めるのも地球を感じられてとても素晴らしい体験でした。

ブッダアイ、聖なる力を持っていると渦巻いて見える
世界中のエネルギーがここから噴き出す、エネルギーセンター


僧侶が何ヶ月も篭って修行した瞑想の巌窟
360度何もない荒野が広がる
チベット僧院


ダルンザドガド行き方

ドラゴンバスターミナルからはモンゴルのいろいろな地方へのバスが出ています。
ダルンザドガドへは片道1800円。
このバスが非常に素晴らしくて何が良いかと言うと道中の景色が最高でした。
朝9時に出発して夜19時頃到着するのですが10時間ずっと景色見てても飽きないくらいです。
広大な草原、ゲル、動物たちに癒されますし、途中休憩で寄る砂漠の村などもとても雰囲気があって素晴らしいです。

ドラゴンバスターミナル、地元に帰るのだろうか遊牧民が多い
広大な草原、ゲル、家畜たち ひたすらこの景色だ
砂漠の街マンダルゴビ
草原の夕焼け
ゲルに宿泊


ダルンザドガドツアーについて

ダルンザドガドはサインシャンドと同じくゴビ砂漠にある街で砂丘や渓谷、草原など多くの顔色を持つエリアです。
ここを周るにはオフロード車が必要で1泊2日のツアーに参加しました。
バスに観光客がいたので料金を下げるために皆で一緒にツアーに参加することにしました。
料金は3人参加で1人35000円でした。
1人だと5万円です。

フレイミングクリフ
素晴らしい草原、何もない
数百匹の家畜の群れ
ホンゴル砂丘
馬乳酒アイラグ、酸味と乳の香りが強烈なアルコールだ
広大なモンゴルでは他の遊牧民とすれ違うとアイラグの盃を交わすという
アロル、乳を乾燥させ固めたチーズ様の食べ物
遊牧民はこれでビタミン等を補う
現代の遊牧民
車は必須でスマホや家電、ソーラーパネルもある
空が綺麗
ヨリンアム渓谷
天国かここは


宿泊について

カウチサーフィンに4泊とゲストハウスに6泊しました。(他はゲルや夜行列車など)
カウチサーフィンは文化交流を目的として無料で宿泊できるSNSのようなサービスでまた別の記事で紹介します。
ゲストハウスは大変素晴らしいところがあったので紹介します。
「Andy's guest house」という元大工のオーナーがやってる一泊800円のゲストハウスです。
オーナーの人柄が最高で雰囲気がとても素晴らしくここしか泊まってないですがウランバートルで一番良いと断言できるレベルです。
お金とか関係ないレベルで良かったのでぜひ泊まってみてください。

大工の主人が作る味のあるリビング


乗馬について

本格的な乗馬はしてないですがたまに乗馬体験できるところに行って乗ってました。
料金は15分で1200円。
1人で乗れる人だとガイド無しで勝手に乗ってこいって感じで半額の600円になります。
ちなみに乗馬ツアーに関しては今回私は参加していないですが何日もかけてモンゴルを駆け巡ると言う最高にロマン溢れるツアーがあります。
これは30、40万円となかなかの出費ですがモンゴルを馬で走るなんて字面だけでも興奮してきます。
これは来年の夏に参加してみようかと考えています。

ガイドが引いてくれる、1人では怖くて乗れない
馬たち
最高にモンゴルだ


買い物について

ザハー(市場)で買うのが安いです。
зах(市場の意味ザハー)で検索するとガジェット類の市場や果物の市場などたくさん出てきてどこも安めです。
バックパックを盗まれてしまったのでこのザハーで服や充電器など買いました。
「TEDY mobile phone shopping CTR」にはガジェット類のショップが数十店あり歩いてるだけで楽しいです。
また、スーパーなどでは量り売りの果物や野菜がとても安く果物をよく買って食べてました。

かかった費用

最後にかかった費用をまとめます。(航空券のぞく)
交通6100円
食費9000円
雑費9800円
観光42100円
宿4800円
合計71800円


今回は節約に焦点を当てて書いたつもりですがかなり長くなってしまいました。
モンゴルは本当に素晴らしい国だったのでお金にあまり余裕がない人でもこの記事参考にしてもらって是非楽しんでいただきたいです。
これ以外にも素晴らしいところがたくさんあったので別の記事で紹介したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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