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カザフスタンで居候宿食事無料

みなさんこんにちは!
Workawayというサービスを知っていますか?
ボランティアをすることで宿代や食費を浮かせることができるマッチングサービスです。
これを利用してカザフスタンで3週間ボランティアをしたのでそれについて記します。



Workawayをやろうと思ったきっかけ

単純にどんなものか興味があったのと宿代を浮かせたいという理由で始めました。
workawayはラオスのゲストハウスでworkawayを使ってボランティアをしていた中国人から教えてもらいました。
ある日宿泊費を払おうと思い掃除をしていた彼に話しかけると、自分はこのゲストハウスの者ではないということを言われました。
宿の人間でないのになぜ毎日掃除をしてるのかと訊くと、workawayでボランティアをしてるのだという回答が返ってきました。
ボランティアの内容としては公共スペースの掃除、ゴミ捨てなどに加えて宿泊者同士のコミュニケーションの活性化だそう。
彼は1ヶ月ほどずっとこの宿に滞在しているそうで、一箇所でのんびり過ごすのも楽しそうです。

カザフスタンの話に戻ります。
タイ→ラオス→ベトナムと物価のかなり安い国を旅行してきてその後モンゴル→カザフスタンと中央アジアに入ると宿代含め物価がかなり高くなったと感じました。
それでworkawayを思い出し使ってみることにしました



カウチサーフィンとの違い

カウチサーフィンという似たようなサービスがあります。
これはボランティア無しのworkawayという感じです。
こちらも4回ほど使ってどれも素晴らしい体験だったので後で記事に書きたいと思っています。
カウチサーフィンは短期の滞在、workawayは長期の滞在のイメージです。
カウチサーフィンの滞在日数については皆さん仕事してますし都合を考えると1泊か2泊くらいなのかなと思っています。
基本的にゲスト側だと親切を受け取るばかりになってしまうんですね。
もちろん日本食を作ったり会話で楽しませたりこちらからもするのですが結構気を使うこともあります。
仮にホストが1週間2週間滞在していいよと言ったとしても親切をひたすらもらうのはちょっと大変というか気疲れしてしまいますし難しいと思います。
workawayはこちらからも労働を提供するので対等という感じでそこまで気を使わないので楽に感じます。
カザフスタンには長めに滞在したかったのでworkawayで募集を探しました。


ロープウェイは無料


応募

workawayには過去のボランティア達からの評価システムがあります。
初めてのworkawayだったので評価が多いかつ高いところに応募して無事決まりました。
応募するときにワーホリ等の志望動機書き方などを調べて文法とかにも気をつけつつ長めで熱意が伝わるような応募文を書き上げて送りました。
しかし向こうからは「OK.◯日に来て!」とどシンプルな返答で拍子抜けしてしまいました。
場所はアルマティの南にあるメデウというリゾート地の宿泊施設で、ボランティアの内容はロッジの客室清掃と庭の手入れを1日3時間ほど行うというものでした。
元々リゾバで客室清掃をやっていたのに加えて職場の雰囲気もかなり緩かったのでだいぶ楽に感じました。

ボランティアたちが泊まる相部屋のベッド1か所と作業後の昼食が与えられます。
また、標高3400mまで行けるリフトが無料で使えます。
これがとても素晴らしくて、作業後同僚とリフト乗って上まで行って景色眺めたり登山したりしてました。昼食はパンとかラーメンとかボルシチ、スープといった中央アジアの食事です。

キャンプ場は景色よくのんびりしたところ


同僚

workawayで出会う人たちは普段ゲストハウスで会う人とはまたタイプが違っているように感じました。
今まで会ってきた旅行者よりもさらに旅が生活に密着しているような印象です。
自分以外はみんな他の場所でもworkawayをしてきた経験者でした。
なかなかエキサイティングな旅をしていた同僚の二人を紹介します。

一人目ガブリエル
ブラジル出身の男性でカメラマン。
彼の旅行スタイルがなかなか魅力的で、1年の内の半年間はタイで写真の仕事をして残りの半年は旅行して過ごすそう。
カザフスタンには一人で来たけど、結婚してるらしくて奥さんはギリシャでworkawayをしてるそう。
夫婦で別々の場所でworkawayとかエキサイティングですよね。
この奥さんのやってるworkawayが陶芸家の手伝いという内容で、身の回りの手伝いをしながら陶芸を学べるらしくてこれまた非常に興味をそそられます。話を聞いてるとなんだか自分も陶芸家になれるような気がしてきます。
二人はworkaway終わったら別の場所で集合して旅行ちょっと楽しんだ後タイに戻って一緒に仕事するそうです。
こういうスタイルの結婚生活あるんだなと衝撃を受けました。

二人目サラ
カリフォルニア出身で自分と同い年の女性。
明るく快活で、言葉わからなくても地元の人とどんどん仲良くなれるようなコミュ力の持ち主でした。
ですが本人曰くアメリカ社会はしんどくて自分には合わないそうで世界中をボランティアしながら渡り歩いてるそうです。
workaway以外にもいろいろプラットフォームがあってそれらを使って色んな場所で農場や寺院などいろいろな場所でボランティアしてるようです。
彼女は行き先が飛び飛びバラバラで韓国行ったりベトナム行ったりウルグアイ行ったり本当に興味の赴くままに移動してるようでこのスタイルも魅力的だと思いました。
自分はやはり航空券代なども高いので陸続きで隣の国隣の国という感じで移動してますが今一番行きたい場所なのかというとそうではないので行きたい場所に真っ直ぐ行くってのはいいですよね。
ボランティアで生活費浮かせて航空券代に使うって選択もありだなと思いました。

ボランティア同士の会話で他のworkaway募集の評判を聞けるのがありがたかったですね。
workawayは評価システムはあるもののネガティブな評価はしづらいのでサイト上では全然わからないんですよね。
韓国の仏教寺院ボランティアがかなり良かったみたいなので次のworkaway先で行きたい気持ちが20%くらいあります。


生活

キャンプ場に勤めてるカザフ人は10人くらいいてみんな楽しく優しい人たちでした。
英語を喋れるのは二人だけでほぼgoogle翻訳でしたがなんとかコミュニケーション取ってました。
お昼はみんなで集まってご飯食べます。
workawayからのボランティアは常時1人~3人ほどいてそれが2週間ごとくらいに入れ替わっていく感じです。
ゲストハウスみたいにベッドが並んだ部屋があってそこで寝泊まりします。
ベッドは寝心地よくなかったです笑
朝と夜は自炊してましたがカザフスタンは食材がとても安いのでほとんどお金使わなかったように思います。

カザフ人の同僚が作ってくれたベシュバルマク
遊牧民の御馳走!



職種について

募集がたくさんあるわけではないので自分にあった職種を探すのはちょっと大変かもしれません。
workawayの募集はだいたい次のような種類があります。
ゲストハウス系、子どもに英語教える系、DIY系
なんとなくこんな感じです。
子どもに英語学ばせたい親は結構多くて募集もたくさんあるんですが大抵がネイティブスピーカーに限られるので残念ながら自分は無理でした。
これはほんとにアメリカ人羨ましいです。
DIYもちょくちょく募集あるんですがスキルないので無理。必然的にゲストハウス系に絞られるかなと言う感じでした。
何かしらスキルが有れば応募できる先も広がるんでしょうけどね。

注意点

海外でボランティアをする際にはビザについて気をつけてください。
ボランティアが労働扱いされるところと労働扱いされないところがあります。
カザフスタンについては自分で調べてボランティアしても問題なさそうだと判断して行いました。
日本もそうですし台湾やアメリカなど厳しい国もあります。
ボランティアで金銭をもらっていなくても宿や食事の提供を受けることでそれが労働とみなされることがあるので注意してください。
ワーホリビザ取れる方はワーホリで行くのも良いと思います。

まとめ

一箇所にのんびり滞在して旅人、地元の人とふれあいつつお金も節約できるので長期旅行ではかなりいい選択肢だと思います。
ぜひworkawayを検討してみてください。









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