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長期海外旅行者の収入源いろいろ
数ヶ月から年単位の長期で旅行する生活は魅力的に思える。
自分はお金が好きなので長期の旅行者にどうやって稼いでるのかしょっちゅう訊いていた。
長期で旅行する場合問題になってくるのがお金。
いくら節約しても毎日の宿代や食費は馬鹿にならないのでお金について神経を使う場面が多いと思う。
彼らを真似してお金を得たいなあ。
私の場合
まず自分の場合から。
自分は退職してそのまま旅行に出たので無職だ。
貯蓄を切り崩しながら毎月の旅行にかかる費用を払っている。
出発後に口座に入った金はわずかな退職手当のみ。
基本的に金は減るばかりなので肉や血を削ぎ落としながら生きながらえてるような感じだ。
常に支出が上回る生活というのは神経がすり減る。
次に出会った旅行者について書く。
無職
無職の人は自分と同じ属性なので親近感が湧く。
帰国後の計画とかはなくてとりあえず行きたいところに行ってみる、その後諸々考えるといった感じの人が多かった。
無職の人は基本的に社会人時代に貯めた貯金で旅行してる。
同じ無職ということで金銭面が結構似通ってて無職トークも弾む。
無職は無職でも仕事の予定がちゃんとあってその合間に旅行するのを繰り返してる人もいるからそういう人とは区別してる。無計画な無職と仕事の計画のある無職は別物なので。
無職旅行者は20代後半以降の人が多いように感じた。
社会出て数年働いた後に会社が合わなくてとか自由になりたくてとか様々な理由で辞めて旅行に行くイメージ。
年齢について外国人は比較的年齢層バラけてる感じなんだけど日本人だと自分も含めて20代後半にかなり偏ってる感じがした。
皆20代後半に何かあるのかもしれない。
大学生
1年間休学して旅行に来ているという大学生が旅行中会った中では一番多い層だった。
1年卒業遅らせて旅行行くっていうのは就職にも影響出るだろうしかなり勇気のいる行動だと思う。
しかも大学行きながらバイトして貯めたお金でそこまで潤沢ではないだろうから社会人経てから行くよりも大変そう。
無職旅行者と比較すると行動力や体力がすごくて快活で明るい人が多かった。
若さの違いもあるだろうけど休学1年という期間が限られてるものだからそこでの違いもあるのかもしれない。
大学生の旅行者で面白かったのがDさんで、彼はリヤカー徒歩でアジアを横断していた。
リヤカー引いて歩くってのはなかなかイカれてる。
Dさんはこの旅行にあたって結構お金を貯めたそうなんだけど意外なほどにお金を使わなかったという。
道路を歩いていると通りかかる車が食べ物や飲み物をくれるそうで靴までくれた人もいたとか。
物が増えて逆に困ってるくらいだそうだ。
確かに運転していてリヤカー引いた外国人いたら気になってしまうと思う。
エキセントリックな大学生だった。
リモートワーカーAさん
Aさんの会社は数週間に一度の決められた期日に出社をすればよくてそれ以外はリモートワークということで海外に居ながら仕事をしているそう。
リモートとはいっても現場要素もある仕事なので基本的に日本の自宅にいなければならないが、こっそり海外に行って帰ってを繰り返してるそう。
ゲストハウスでもずっと仕事してるので、それ楽しいんかなと思ったが彼曰くスリルを楽しんでるということでとても変な人だった。
Aさんのすごいところは場所がかなり攻めてたところ。
こっそりリモートするにしても例えば沖縄とか韓国とかであればトラブル起きた時に誤魔化しつつもすぐ日本に帰ることはできそうだけど、彼がいたのはキルギスだった。
キルギスはこっそり行くにはどう考えても攻めすぎてる。
キルギスと日本の直行便はなくて隣のカザフスタンに行って飛行機に乗らなければいけないので帰国するにも丸1日はかかるし、トラブル起きたら絶対バレてしまう。
彼も前述したような感じで最初は実家に行ったり沖縄行ったりしてたようで、そこから韓国やタイと距離を伸ばしていってまあ大丈夫そうだと思ってキルギスに来てみたとのことだった。
海外に滞在してると時差があるから日本での勤務時間に合わせなければいけないので朝5時とかから仕事してて面白かった。
次はトルコにでも行ってみようかと語っていたAさん。
そのうちブラジルに到達してしまうのではないだろうか。
韓国人YOUTUBER
韓国人男性で旅行系のYouTuberだそう。
YouTubeは登録者5000人ほどで収益とかまでは聞いてないが調べた感じだと5000人いたら物価安い地域で旅行するにはかなり良い線の額が貰えてそうだ。
YouTubeの他に不動産からも収入があって一軒家を所有してるそう。
20年くらい会社員しており退職して旅行YouTubeを始めると同時に、それまでに貯めたお金で一軒家を購入して家賃収入をもらい始めたという形。
いきなり「YouTuberになる!」って言ったらかなりギャンブルな感じするけど不動産との二本立てであればとても堅実だなと感じた。
リゾバイターRさん
リゾートバイトを1任期やって数ヶ月旅行するのを繰り返しているそう。
自分もリゾバを過去にやっていて以下の記事も書いてる。
リゾバは長期の海外旅行とは相性がいいと思う。家賃や食費が浮くのでお金が非常に溜まりやすいし一箇所大体2、3カ月周期というのも丁度良い。
リゾバやってる人の中にはバックパッカーや自転車日本一周などやってる人もちょくちょくいて友達もできやすそうだし、合間にする仕事として最適なんではないかな。
自分も過去にやってみて素晴らしい働き方だと思ったからまたリゾバやろうかと思ってる。
とりあえず良いホテルと悪いホテルについて教えてもらった。
note書く人 iさん
noteで旅行に関する記事を書いていてその収入があるという話だった。
すごいと思ったのが有料記事は有料記事なのだけれどもお金を払わなくても全部読めるようになってるということ。
記事読んで気に入った方は購入してくださいねというスタイル。
記事はかなり詳細にかつ丁寧で、結構マニアックというか情報がほとんどないような地域についても書かれてるので全然有料で良いんじゃないかと思ったけれどもこのスタイルでnoteやるのはボランティア精神ハンパないなと感じた。
自分もnote売りたい。このnoteを30円くらいで買ってくれる人はいるのだろうか?
乗馬ツアー仲介
モロッコ人で乗馬ツアーの仲介とSNSの管理をしているそう。
モロッコは馬で駆け抜けると最高に楽しいらしくてそういうツアーもたくさんあるそう。
モロッコ行きたい。
ホームページだったりインスタなどから来た外国人観光客をそういうツアーに繋ぐ仕事をしてるようだ。
彼はPCも持ってなくてスマホだけで仕事してるそうなんだけどほんとにそれだけで仕事できるのかっていうリモートワークしたことのない自分にはなかなかイメージしずらい。
日本でもそのような働き方は存在するのか?
workaway弁護士
中国人の男性で彼もまたリモートで仕事をしてるそうだけどリモートで弁護士の仕事ができるのかと自分にはなかなか想像できない。
弁護士の仕事についてはよく分からなかったが彼はworkawayをやっていた。
workawayはボランティアをすることで宿代が無料になるサービスなんだけどこれは長期旅行にすごく相性がいいと思う。
最悪食費さえ稼げれば生きていけるので使っていきたい。
ユーラシア横断系youtuber Yさん
自転車でユーラシア大陸を横断してるアグレッシブな方で登録者も数万人いて動画もかなり面白かった。
youtuberの裏側みたいな話が興味深かった。
youtube動画って普段何気なく観てるけどサムネとか1シーンの長さやどのような要素盛り込むとか想定される視聴者の話などかなり細かいところまで考えて作られてるんだなと衝撃を受けた。
編集も丸一日宿にこもって作業してたりと数分の動画でもかなり時間かかるようで動画編集と自転車旅とを両立するのはかなりハードな印象だった。
よく「youtuberは楽して稼げる」みたいな言説があるけど実際に会ってみるととてもそんなことは言えなくなってしまうと思った。
普段のテンションと動画ないのテンションが全然違くて面白かった。
カメラマンGさん
ブラジル出身のカメラマンでタイで仕事をしてるそう。
タイで半年働いて残りの半年海外旅行を繰り返しておりブラジルには帰らずひたすら海外生活だ。
特にカメラマンになろうとしてたわけではなくて結婚式場の手伝いをしてるうちになんとなく写真撮影をするようになりそのうちに流れでカメラメインの仕事に移っていったということだった。
面白いのが彼は結婚もしていてタイで仕事をしてる時は奥さんと一緒に生活してるけども、それが終わった後の半年は別れて各々自由に旅行してるというところ。
たまに合流して一緒に旅行したりして別に仲悪いとかそういったことはなくてこんな自由な結婚生活も存在するのだと衝撃だった。
プログラマ、ITエンジニア
IT系の知識が一切ないので仕事内容はよくわからないがやってる人が多かった。
クラウドソーシングのサイトで1件いくらの契約で報酬をもらうらしい。
ノマドワーカーの代名詞的な仕事だと思うのでこういうスキルある人の生活は働く場所の自由が効いてとても魅力的に見える。
中央アジアには戦争から逃げてきたロシア人がたくさんいたんだけどほとんど皆これだった。
最後に
これらのうちいくつかをパクって、いや参考にしてお金をもらいたいと強く思います。
良い方法あったら教えてください!