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岡山・倉敷1泊2日アラフォー女子ひとり旅〜2日目〜

2024年12月27日(金)から1泊2日で岡山・倉敷へひとり旅に行きました。
1日目の様子はこちら。

2日目旅程
06:00 起床 朝風呂
07:00 ホテルで朝食バイキング
08:00 アイビーショップでお土産購入
10:30 チェックアウト
10:40 大原美術館
12:00 カモ井で昼食
13:00 倉敷美観地区散歩(デニムストリート、廣榮堂本店でロング調布、koba coffee、阿智神社、)
15:00 倉敷アイビースクエアに戻って倉紡記念館を見学
15:40 倉敷駅発
16:00 岡山駅着
17:36 岡山駅発
19:04 京都着

ホテルで朝食バイキング

朝のアイビースクエア

さて、2日目の朝。6時30分起床。
普段、平日は6時すぎに起きているので早起きは苦ではありません。
ただ、お休みの日は気持ちがゆるんでか、9時ごろまで寝てしまいます。
旅先では、慣れない場所ということもあり、自然と早く目が覚めるタイプです。

朝食は6時から可能だけれど、前日チェックインの際に
「明日の朝一で団体さんが朝食に来られる予定なので、1時間ほど時間をずらしていただいたほうがいいかもしれません。」
と教えてくださっていたので、大浴場で朝風呂に入ってから朝食に行くことにしました。

7時過ぎに、チケットを持って朝食会場に向かいます。
場所は昨晩、瀬戸内海鮮コースをいただいた「レストラン蔦」。

会場に行くと入口にスタッフの方が立っていて、「おはようございます!」と元気よく挨拶してくださいました。(とても清々しい挨拶で、朝からほっこり。)

朝食はバイキングで、和食と洋食どちらの朝食もいただけました。
混み合う時間だったのか、人がたくさんいてバイキング会場の様子を写真に撮ることができませんでした・・・。

わたしはホテルの朝食バイキングをいただくとき、必ず決めていることがあって、それは、和食と洋食どちらの朝食も食べること!

1巡目和食セット

1巡目は和食セット、2巡目は洋食セットとするのが通例です。
その方が、食後のコーヒーまでの流れもちょうどいいからです。

2巡目洋食セット…映えない…

ホットコーヒーは部屋に持って帰って良いとのことだったので、しっかりといただいて部屋に戻りました。

アイビーショップでお土産を購入

倉敷アイビースクエアには、「アイビーショップ」というお土産物屋さんがあります。

アイビーショップ

オープンは朝8時。朝食を食べて、アイビーショップに立ち寄って部屋に戻ることもできます。

宿泊客は5%割引で商品が買えるので、ここで家族と会社にお土産を買うことにしました。

廣榮堂(こうえいどう)の元祖きびだんご

弟がきびだんごを食べたいというので、忘れず購入。
そのほかいくつかお菓子と、会社へのおみやげにエビのおせんべいを買っていきました。

夢二といちご夢二
白桃とチーズのおかやまラング
国産のどぐろ出し茶漬け海苔味

この出汁茶漬けいろんな味があって、魚ごとにわさび味とか味も違ったんですよ。かさばらないし自分の分も買えばよかったな。
(これは父のおみやげになりました。)

これめっちゃおいしかったです。日持ちもするしおすすめ。

ひとり旅で、キャリーケースも持ってきてないので、必要最低限のお土産だけ購入しました。

この中でわたしが口にできたのは、エビのおせんべいのみです・・・。

のんびり準備してホテルをチェックアウト

チェックアウトが11時までだったので、のんびり準備してしばらくゴロゴロしていました。
今回の旅のテーマはのんびりすることだったので、特に焦ることもなく・・・。

パジャマはワンピース式。ズボンが必要な人は持参するのが◎

こうやって自分のペースで旅ができるのも、ひとり旅の醍醐味ですよね。

10時30分くらいにホテルをチェックアウトしました。
荷物はフロントで預かってもらえるので、身軽に観光が楽しめましたよ。

大原美術館を見学

昨日はほとんど町並みを見ることしかしていなかったので、今日は本格的に観光を楽しみます!

大原美術館とチケット

本日最初の行き先は、大原美術館
大原美術館は1930年、大原孫三郎が画家・児島虎次郎の収集品を基に設立した日本初の私立西洋美術館です。
倉敷美観地区内にあり、エル・グレコの「受胎告知」モネの「睡蓮」といった名画を所蔵しています。

大原美術館本館

本館のギリシャ神殿風建築は街並みに調和し、文化的ランドマークとして多くの観光客に親しまれています。西洋画はこちらに展示されています。

工芸・東洋館では中国や朝鮮、日本の陶磁器や彫刻を中心に展示。東アジアの伝統美術を幅広く紹介し、地域文化とのつながりを感じられる空間となっています。

大原美術館の入口からはあまり大きい建物ではないように見えて、「これで入館料2,000円?強気だな・・・」と思ったのですが、実際はとっても充実していて、本館と工芸・東洋館で結局1時間30分みっちり見学しました。(分館は長期休暇中でした。)

営業時間は9時〜15時

ちなみに、本館と工芸・東洋館は、1枚のチケットで1回ずつ見学できるのですが、本館と工芸・東洋館を別の日に見学することもできるのだそうです。

わたしが一番印象に残っているのは、ゴーギャン「かぐわしき大地」
タヒチの豊かな自然と女性像を描いた作品なのですが、鮮やかな色彩と大胆な構図が特徴で、異国の神秘的な雰囲気や生命の力強さが感じられました。

モネの絵はふわっと消えてしまいそうな儚さが魅力的でした。
今年の3月に京都でモネ展が開催される予定なので、とっても楽しみです!

見学後は記念にミュージアムショップで、大原美術館の窓枠のしおりを購入しました。

本好きはスルーできないお土産。

大原美術館の公式サイトには展示品の紹介や、創設に至った歴史なんかも公開されているので、ぜひ見てみてください。

川沿いにある和食屋さんカモ井で昼食

美術館を出るとちょうどお昼どきだったので、お昼ごはんを食べることに。

2日目も良い天気でよかった。

世間では正月休みの初日となる土曜日だったので、美観地区には数多くの人が訪れていました。

「何を食べようかな〜」と迷っていると、目の前に和食屋さんが目に止まり、気づいたらお店に入っていました。

大原美術館近く、川沿いにある和食屋さん「カモ井」

昔ながらのお食事処。

店内は古くからあるごはん屋さんという雰囲気で、外国人観光客に喜ばれそうな内装。

この日もカフェに行きたいなと思っていたので、軽く山菜そばとミニちらし寿司を食べることにしました。

山菜なめこそば定食(1,400円)

ちらし寿司も岡山の名物だそうです。
そういえば、昨晩いただいた瀬戸内海鮮コースも、ご飯物を鯛茶漬けか、ちらし寿司かで選べるようになっていました。

この日はお天気がよかったのですが、風が強くて体感としてはとても寒かったので、おそばを食べて温まりました。

倉敷美観地区をゆっくり散策

お昼ごはんを食べたあとは、再び倉敷美観地区を散策しました。

国指定重要文化財 旧大原家住宅「語らい座 大原本邸」にも行きたかったのですが、邸宅内がとても広く、ゆっくり見ると2時間くらいかかるという口コミを見たので、この日は断念しまた次回のお楽しみに取っておきます!

次に向かったのは、デニムストリート
何かほしいものがあったわけではないけれど、観光ガイドやYouTubeで何度も紹介されていたので、行ってみました。

デニムストリート

本当に所狭しとデニムデニムデニム!デニムがお好きな方にとっては天国かなと思います。

デニムストリートを出て、ふと川の対岸を見ると何やら列ができている・・・。
近づいてみると、「ロング調布」というお菓子を食べ歩き用に販売していました。

これがロング調布。

観光ガイドで見たことがあったので、「ここのことだったのか!」と思い、せっかくなのでわたしも列に並びました。

そういえばさっき買ったきびだんごってここのやつか。

「廣榮堂」は、岡山県を代表する老舗和菓子店で、店内ではきびだんごなどのお菓子を販売しています。
カフェも併設されていて、お菓子と飲み物のセットや、おぜんざいが提供されていました。

そして「ロング調布」は薄く焼いたカステラ生地に、求肥2個を包んだお菓子です。
注文するとその場でカステラ生地を焼いてくれるので、じんわりあったかい出来立てを食べられます。

ワクワク…。

甘すぎず軽いお菓子なので、パクパクっと食べられました。
わたしは食べ歩きがあまり得意ではないのですが、(それに今回はひとりだし外で食べづらい・・・)手が汚れることもなく、片手で食べられたので普段あまり食べ歩きしない人にもおすすめです。

ロング調布を食べたら喉が乾いたので、近くのカフェで少し休憩することにしました。

何やらおいしいコーヒーの気配…。

小さな入口からずっと奥に進んだ突き当りにあるお店、Koba coffee
自家焙煎コーヒー専門店で、特製のドリップコーヒーをいただきました。

カップアンドソーサーも素朴で素敵。

店内は4席ほどで、テラス席もあるようだったので、夏場はテラス席を開放してるのかもしれません。

他のお客さんはパンケーキを食べていてとても美味しそうでした。(わたしはお腹いっぱいだったのでコーヒーだけ・・・)

奥まった場所にあるので、見つけにくい場所なのですがお客さんが途切れることなく来られていたので、有名なお店なのかな?と思いました。

入口で焼き菓子売ってました。

山手の方に向かい阿智神社に参拝

さて、この日は午後3時に荷物を取りにホテルに戻る予定だったので、残り時間はあと1時間ほど。

「もう十分見たかな」ということでどこに行こうか迷っていたのですが、阿智神社があるとのことで、そちらに行ってみることにしました。

阿智神社に行く道で気がついたのですが、山手の方にもおしゃれなカフェや雑貨店などがたくさんあって、お昼ごはんはこの辺で探しても良かったかもと思いました。

絵がどストライクなんですけど!!
ここの町並みも風情があってよかった。

倉敷川周辺よりも、山手のエリアの方が若い人たちがいっぱいいた印象です。

雑貨屋兼カフェの屋上から。

山を登ること約10分・・・阿智神社に到着!(すんごい風)

阿智神社

阿智神社は、元和6年(1620)に社殿が造営されたのを嚆矢として、拝殿、随身門、絵馬殿と境内建物が備わっていったのだそう。

明治二年の神仏分離にて「阿智神社」となり、航海の安全を司る宗像三女神を祀ります。
宗像三女神のうち、市寸嶋比売命は財宝・美・芸能の神としても信仰されているそうです。(阿智神社HP参照)

人はまばら。静かな神社が好き。

年末で参拝客も少なく、静かな神社でした。
お守りのサンプルがキレイに並べられていて、授与所を別途準備中のようでした。
元日は沢山の人が訪れるんだろうな。

御手水にお花が❀

しっかりお参りして、この日まで安全に旅ができたことを感謝し、家まで無事に帰れるようにお願いして神社をあとにしました。

倉敷アイビースクエアに戻って倉紡記念館を見学(宿泊者無料)

強風に圧倒され、一気に疲労感がわたしを襲ってきました。
予定より少し早かったですが、荷物を取りに、ホテルに戻りました。

倉敷アイビースクエアには、倉紡記念館があり、宿泊者は入館料無料で見学できます。
時間もあることだし、せっかくなので見学することに。

倉紡記念館は倉敷紡績の歴史を紹介する施設です。倉敷紡績は明治時代にできた日本の重要な繊維工場で、日本の産業発展に大きく貢献しました。

館内では、昔の機械や働いていた人々の道具を見ることができ、当時の工場の様子を知ることができます。
また、明治時代の建物をそのまま使っているので、歴史の雰囲気を感じられるのも魅力です。

一番興味深かったのは、倉敷紡績の福利厚生ですね。

家族みんなで住めるよう家を用意したり、教育の機会を与えたり、相撲大会を開いたり。
社内でしっかりとコミュニティができていたんです。

もちろん、いろいろ制限はあっただろうし、今よりも不便なことが多かったかもしれないけれど、生活の心配をすることなく伸び伸び暮らせるのであれば、それもまた幸せのカタチ。

「今後、これほど福利厚生が充実した企業は現れるだろうか。」
そんなことを思いながら、倉紡記念館をあとにしました。

(実はあまり期待していなかったので、入口の写真すら撮ってなかった…とてもよかったので、ぜひ行ってみてください。)

いよいよ岡山とお別れ

ホテルで荷物を受け取り、倉敷駅へ向かいます。
帰りは前日スルーした商店街を通って駅に行きました。

アーケードがあるので、雨の日はこちらの道を通るのがいいですね。
商店街のお店の前に、なにやら見覚えのある絵が並んでいました。
よく見ると、大原美術館に展示されている絵を、地元の子供達が模写した絵が飾られていました。

「大原美術館は地元に愛されているんだな」と、ほっこりした気持ちになりながら、あっという間に倉敷駅に到着。

旅もそろそろ終わり…。

そういえば、弟に岡山限定のちいかわキーホルダーを頼まれていたのだった!
急遽、駅の売店に入ると・・・あった!!ちいかわとうさぎのキーホルダー。
直前まですっかり頭から抜けてたので、思い出してよかったです。

岡山駅に着いたら、まぁすんごい人。
この日は朝から東海道新幹線が止まっていたようで、夕方までいくつかの新幹線は遅れていました。

わたしが乗る新幹線は定刻通り無事出発し、京都へと帰って参りました。

また来るね。岡山。

岡山・倉敷ひとり旅を終えて

こうして振り返ると2度楽しい。また行きたいな。

国内のひとり旅は本当に久しぶりで、ホテルの予約やら新幹線の予約やら戸惑うこともありましたが、行って本当によかったです。

街も人も、日本のよいところを再発見できたし、2025年はもっといろんなところに行きたいなと思いました。

このような旅ブログ?旅エッセイにも初めて挑戦したのですが、いかがでしたでしょうか。

グルメだけまとめた記事や、ホテルのレポート、料金をまとめた記事をまた書こうかなと思っているので、お楽しみに。(いつになることやら…)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それではまた。

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