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大切な人との対等な関係性
みなさんは自分が大切な人と良好な関係を築けていますか?
筆者が生きていく中で感じたことは良好な関係はイコールパートナーから生まれることが多いということです。
イコールパートナーについて改めて解説すると、
イコールパートナー(equal partnership)とは、対等で友好的なパートナーシップ、対等な関係で行う協力や提携を意味します。
物流業界では、荷主企業と物流企業が同じ状況を共有し、役割分担を明確にして協業することで、事業の目的や成果を達成させるために必要と考えられている関係を指します。
また、イコールパートナーには、次のような意味合いを持つ企業もあります。組織開発・社員教育の代行業務を行う企業
HRBP(HRビジネスパートナー)として戦略人事の実践や、会社内等におけるQOL向上に努める企業
もう少し言い方を変えると、「同じ想い」で「同じリスク」を共有し、「同じリターン」を得られること、と捉えることができます。
これは仕事とプライベートどちらでも当てはまることです。
仕事であれば共同経営者や共同創業者の方がコミットメントは大きいし、恋人であれば他の人間関係よりも大切なことは明らかです。
反対にイコールパートナーではないという状況を考えてみましょう。
仕事の場合は、経営者と従業員の関係です。この場合「想い」「リスク」「リターン」が全て経営者の方が大きく、従業員のコミットメントが相対的に落ちてくることが分かります。従業員は原則固定給であるためリターンに天井があり、リスクは懲戒解雇、想いはもたなくともいい、という状況になります。
この想いが釣り合っていない場合は、明らかに対等な形で仕事をすることができません。経営者と従業員の関係であれば、お金を軸に割り切った関係ができるため、多くの場合はこれが是とされます。
しかしプライベートの人間関係であればこの関係は長続きしません。「想い」「リスク」「リターン」の3つに偏りがでれば、立場に強弱が生まれ、一方が強い発言権をもつことになります。もう一方は我慢を強いられます。
相手への想いから関係を継続することはできますが、これは不均衡で脆弱な関係です。ひとたびどちらかの思いが変わればいとも簡単に壊れてしまいます。
いくぶんバッファは持つにしろ、プライベートでも「想い」「リスク」「リターン」が対等なイコールパートナーを目指していくことがよりよい人間関係の1つの正解になるのではと思います。
筆者は大切な人と対等な関係を築けずに悲しい思いをしています…