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持続可能性のある刹那的快楽

今日は「持続可能のある刹那的快楽」についてお話しします。
これはアンビバレントな(両義的な)意味の言葉ですが、実存しうる概念と考えています。筆者がこの「持続可能のある刹那的快楽」について考えた背景は2つあります。

1つは、人生最後の日まで成長を続けたいから
もう1つは、今この瞬間を楽しく生きたいから

成長のために費やす時間と現在の楽しさは一見トレードオフですが、そうはならないパターンもあります。

これは2×2の象限に分けられると思うのでパターンを書き出してみます。
要素:成長して楽しい、成長せず楽しい、成長して退屈、成長せず退屈

図にするとこんな感じです。

まずは、「成長しない」×「楽しい」についてです。
これは趣味にあたる部分で時間つぶしのソシャゲやTilTokの女子高生がただただ跳ねている動画とかです。

次に、「成長する」×「退屈」です。
これは会社から言い渡された新しい仕事や昇進のために取らなければならない資格のための勉強です。どちらも達成すれば自分のケイパビリティが増え、給料が上がる可能性があります。

次は、「成長しない」×「退屈」です。
これには仕事のルーティンタスクや上司からのクソ雑用なども仕事のための仕事、いわゆるブルシットジョブも含まれます。

最後に、「成長する」×「楽しい」です。
これが今回筆者が読者の方にお伝えしたい「持続可能性のある刹那的快楽」です。

その前にそもそも成長とは何か、という点について論じなければなりませんが、これは時間がかかるためまた別の記事でお話しします。
今回は成長とは、マネタイズにつながるものと仮置きさせていただきます。

今回は狭義になりますが、「持続可能性のある刹那的快楽」とは楽しいと感じることをしながらお金を稼ぐということになります。
*これを聞くと楽してお金を稼げる、いぇーい!!みたいな感じになりますが違います。

自分の興味のある領域やアジェンダとして認識している課題に対して取り組むことが、この「持続可能性のある刹那的快楽」を達成しうるファクターとなります。

具体的には何が挙げられるでしょうか?
たとえばプログラミングオタクが既存のサービスの遅さに辟易し、自分で美しく高速でバグなく動作するコードを書いたとします。

これは直接マネタイズにはつながりませんが、ここで得た経験や知見は転職する際の大きなアドバンテージになりえます。

料理が大好きなシェフが創作料理を自分のInstagramに投稿したとします。これで料理に興味をもった層がシェフのレストランにきてくれるかもしれません。マーケですね。

筆者が定義する「持続可能性のある刹那的快楽」とは、ある行動をしている瞬間も快楽があり、その後も別のリターンが期待できるものです。

同じ時間を投下するのであれば、こうした有意義なことに時間を投下するのが美しいのではないでしょうか。人生は有限ですから。

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