見出し画像

諦めたくないことは希望の裏返し、倍返し

今日は「諦めたくないことは希望の裏返し、倍返し」というお話をします。

みなさんは諦めたくないことはありますか?
強いこだわりをもって取り組んでいることはありますか?

それは素敵なことだと思います。
なぜ強いこだわりを、諦めたくないほど持っているかというとそこに希望や願望が絡んでいるからなんですよね。
希望がなければ諦めたくないとは思いません。

ただこの希望のベクトルがアンコントローラブルなところに向かうと途端に人生は苦しくなります。
運の要素が強いところやパラメータが多い複雑系が顕著な世界です。

例えば株や仮想通貨で大儲けしたい、と考えること、これはアンコントローラブルです。

投資家がコントロールできる点は「どの銘柄を」「いつ買うか」「いつ売るか」の3つだけです。もちろん優れた技術で億万長者になっている方もおりますが、運と類まれなるスキルをもった成果です。

あとは裕福な家庭に生まれたい。これも完全なアンコントローラブルです。親ガチャとも言われておりますが、いつどこでどんな家庭環境で生まれるかはコントロールできません。

仮にこのようなアンコントローラブルなことに希望をもってしまうとどうなるでしょうか?
パターンは2つです。これは知能や客観性に関わってくる事象だと思います。

①ストロングスタイルの悲観主義
人生は不幸な家庭に生まれた時点で大幅な劣勢だ。であれば諦めてコツコツと自分の人生を身の丈にあった形で生きていこう。そんな生き方です。

➁何でも外的要因のせいにする陰謀論者
人間はロジックが通らないものを嫌います。自分が不幸なのはなぜなのか。そう考えたときに一般的には確率で変な親のもとに生まれてしまった、と考えるのが普通ですが、陰謀論者は違います。
「変な親のところに生まれたのは世界を牛耳っている悪の組織が自分を陥れるための策略なんだ、自分は悪い奴らに監視されているんだ」
こんな感じで考えます。

どちらのスタイルも苦しいことには変わりありません。

そして希望やこだわりが強いほど、それが叶わなかったときのダメージは大きくなります。希望の倍返しでダメージを受けます。

筆者としては最初から「アンコントローラブルなものには期待しない」という生き方を提案したいと思います。

苦しみが苦しみを生む世の中からエスケープできるような人生戦略を考えていきたいと思います。続きはまた改めて書きます。


いいなと思ったら応援しよう!