何も成し遂げてないけどA-Studioに出たい
最近私が聞いた言葉の中で特に印象に残っている言葉がある。
「A-Studioに出たいんだよね」
以前、友人に言われた言葉だ。この言葉を聞いて私は心底共感した。私も、出たい。
30分間自分のことを取り上げてくれて、鶴瓶さんが自分の友人や親をまるで昔からの知り合いのように話してくれる、そして番組の最後に鶴瓶さんの一人語りで締めくくる、あの番組。出たい。
でも、出られない。私は何も成し遂げていないし有名人でもない。けど出たい。
小さいころからテレビばっかり見てきた私は、テレビに対する憧れが多くある。そのせいか、テレビ・ラジオでやりたいことが山ほどある。A-Studioだけではない。ここが私のアナザースカイって北欧の国で言ってみたいし、プロフェッショナルとは?という問いに答えてみたい。しかし、芸能人になりたいわけではない。
もっといえば、M-1の階段をあの曲に合わせて降りていきたいし、オールスター感謝祭で全員スタンダップの号令で立ってみたい。でも、今一つ何かやらせてくれるならば、オールナイトニッポンと叫ぶ。
まあ私のやりたいことはこれくらいにして、そういうテレビのこれをやってみたい、という気持ちが誰にも受け入れられないまま大学生になった私を理解してくれたのがこの友人。というか、この友人の方がもっと妄想がはっきりしていて爆笑しながら驚いた記憶がある。
この友人の妄想は、朝ドラの主人公の親友に抜擢された個性派女優としてネット上で話題になり、そこからしゃべくり007などのバラエティで大ブレイクしてTBS系の火曜10時枠やフジ系の木曜10時枠ドラマに出演、オールナイトニッポン0の単発パーソナリティを経験して、A-Studioに出るというもの。
初めて聞いた時、ヤバい奴と仲良くなってしまったと思ったのをすごく覚えている。しかしその後も結局、ロイヤルホストで3時間同じような話をした。私もヤバい奴だったんだな。
そんな何も成し遂げていないけど出たい私が、その友人によって一歩でもA-Studioに近づくために何かやれることをしようと思わされた。
たとえば、鶴瓶さんと私のその友人が話している写真を見て、「〇〇と会ったんですか!?」と驚く練習。
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