アジャイルコミュニティ初心者🔰がスクラムフェス神奈川に合宿参加したら熱狂の渦に巻き込まれた🔥 #scrumkanagawa
2024/03/16-17に開催されたスクラムフェス神奈川に参加してきました!というわけで、帰りの電車で早速感想を書き始めています。
参加のきっかけ
前からコミュニティ自体は認知していたのですが、いまいち参加のきっかけが掴めず。主宰しているコミュニティ「EMゆるミートアップ」に、アジャイルコミュニティに軸足を置かれている方が何名か来てくれたことと、我らが盟友のいくおさんがキーノートスピーカーをされることから、参加するなら今しかない!と思ってノリと勢いで参加を決めました。
分かっていたのは、スクラムがテーマの中心にあるっぽいこと、合宿型なので皆さんとしっかりコミュニケーションが取れて学びが深そう(お得!)なこと、いくおさんからの「熱量が高い」という前情報のみ。アジャイル・スクラムも馴染みはあるけど「めっちゃわかる・めっちゃできる」という自信もないし、アジャイルコーチにお世話になりたいユースケースも今のところないし、楽しめるかな〜?という不安はちょっぴりありました。
緊張したのは最初の30分だけ
はじめは結構……いやかなり緊張していたのですが、参加者に知り合いが散見されたり、共通の友人や同僚のいる方がいらしたり、また何よりトークとそれを取り巻く雰囲気がとても良く、知らぬ間に緊張がほぐれていました。
全員の顔がギリギリ認知できるくらいの規模感だったのもよかったです。皆さんのバックグラウンドまで含めてお話を伺う・ディスカッションすることができて、より知見が活きたものとしてインストールされました。
いきいきしているかー!
さすが期待を超えてくる。いつもありがとうございます。
私もコミュニティに携わって長いですが、コミュニティの力を知っている・信じている我々だからこそ、現場で活きる価値への転換の実践と、得られた学びのコミュニティへ再還元するループを絶え間なく回していきたいよね!という気持ちに改めてなりました。
コミュニティ一辺倒では活動が長続きしにくいし、コミュニティで得たノウハウやアプローチをそのまま自組織に適用しようとしても大抵うまくいかないんですよね。解決したい課題と解決手段の本質を掴んで結んで初めて、現場の価値に転換される。これはとても難しいことですが、うまくいったときの喜びもひとしおです。
シビれたのが、キーノート中にディスカッションを促すセクションをなんと3回も取られたこと。「こちらとあちら」の垣根がなくなり熱が伝播しやすくなるだけでなく、キーノート後の参加者間での交流が深まる仕掛けにもなっていて、いくおさんらしい最高の演出でした。
スライドを見て共感された方は、こちらも併せてどうぞ!(勝手に宣伝)
OSTの練度も場の練度も高い
スクラムフェス神奈川では、トーク以外の時間はOST形式でのディスカッションを中心に構成されていました。
興味深いテーマがたくさんあり、あと少しで分身の術を会得してしまうところでした。トピックの方向性は様々でしたが、そこに広がっていたのは(スクラムに限らず)プロセスをよくするアプローチによって成果をより速く・より多く創出するために集った、様々なスペシャリスト同士の対話の風景でした。これ尊すぎませんか…!
そんなOSTでは、NüWorksのステファンさん・カッシーさんのホストで、皆で相互理解や自己理解のためのカードを用いたワークを行ったのが印象に残っています。「ムービング・モチベーターズ」、バリューズカードより短いステップで、楽しみながら互いの理解を深められるのがとってもいいですね。さっそくチームでやってみます!
LTもしてみた
1日かけてスクフェスの魅力をしっかりと理解できたので、「プロセスをよくして成果につなげる」「チーム自慢」あたりの要素を盛り込みながら、更に皆さんに何が還元できるだろう?と考えた結果、少しだけひねりを加えて「採用」についてのLTをしました。
プロダクトと同じように組織もみんなでよくしていこう、そのための「全員採用」みたいな話だったんですが……終了後のランチでLayerXのスクラムに対するアプローチにも思いの外興味を持ってもらえたことから、日和らずにもうちょっとちゃんとスクラムの話をしてもよかったな〜と思ったりもしました😂
というわけで、近くいずれかのイベントにプロポーザルを出します!ステイチューン!(宣言駆動)
他のLTも良いものばかりだったんですが特に沁みたのはじゃがさんのLTですね。ぜひスライド公開してください😌 公開されてました!👏
スクフェス神奈川は「心に火を灯し合う場」だった
廊下、あるいは芝生。カンファレンス中に本流から外れて行われる交流の総称と理解していますが、これらが活発だったのもよかったです!運営の皆さんによる行動規範(アンチハラスメントポリシー)の徹底もあり、安心して参加できる相互理解・受容・傾聴・鼓舞の場になっていました。とにかくみなさんの熱量がはんぱなくて、でも嫌な感じではない。静かな熱狂の渦に巻き込まれて、とても楽しい2日間でした。
そしてなんと去年のYAPCでのトークへの感想を直接いただくという激エモイベントも発生しました(超うれしい!!)。
会終了後のランチタイムには「Startup in Agile」立ち上げるか〜!なんて話も飛び出したり。主催の正義さんが掲げた「心に火を灯す場にしたい」の通りに、私にも、皆にも、しっかり心に火がついたのが見て取れる、素晴らしい場でした。運営の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!!