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イノベーションのために努力する意味がある?
イノベーションのために努力?
イノベーションが必要と言われるが、イノベーションを目標に苦労する意味はどれほどあるのだろうか?
もちろん、イノベーションによって世の中がより良くなることは賛成だが、無理にイノベーションを求める必要があるのだろうか?
いわゆる大企業で働いている人たちが、今よりもっと成長するためにイノベーションを起こそうと努力している。その努力は何のためにしているんだろうか?
もし「イノベーションを起こすため」に頑張っているなら、やめたほうがいい。
従業員の生活の質を落とし、病気になることを助長し、世の中のためにもならない
しかし「好きなこと・やりたいことのため」に頑張っているなら、やったほうが良い。
従業員の生活の質を高め、世の中のためにもなる
現代は、モノにあふれ、生きていくことに最低限必要なものはすでにある状態を作ることができている。基本的には、もう新しいものを無理やり生み出すことはそこまで必要不可欠ではないはずだ。
もちろん、そのために苦労して農作業をしてくれている人達や、早朝から漁に出てくれている人たち、工場で朝から晩まで衣服を作っている人達、家を建ててくれる人達、これらの人達に支えられて生きている。
むしろ、この人達を助ける努力をしたほうが良い。
イノベーションを起こせるのは、好きなことをやっている人達だ。
モノからコトへ?
一昔前の流行りなのかもしれないが、モノからコトへというスローガンがあった。今でもそんな感じのことを意識していそうな気がする。
例えば、A食品会社がB食品会社に勝つために、食品(モノ)では差がつかないから、付加価値をつけて、ものだけでなくサービスなども提供する。体に良さそうな成分を加えたり、体に悪そうな成分を減らすことでヘルシーをアピールする。といった考え方だろうか?
同業同志が戦わなければならないのは、なぜなのか?
成長しなければならないから?株主に還元しなければならないから?
その競争によって世の中は良くなるのだろうか?
そもそも、ヘルシーな製品は本当にヘルシーかどうか証明されたものはないはず。
一方で、安全で美味しい食品を提供するために、努力している人達もいるだろう。そのために日々の改善は大事である。こういったことには注力してほしい。
モノをもっと洗練させるのは賛成だ。
ただ、基本的にはすでにクオリティは高い。これ以上は、やってくれるなら消費者としてはありがたいという程度。
儲かるために努力する?
企業は大きな市場で利益を上げるために事業を計画し実施している
しかし、GDPも大きな成長はない、すでにマスマーケットは需要がなく、あるのはニッチ市場だけだ。
しかし企業は生き残り勝ち続けるために、マスマーケットを狙うしかない。企業イメージを高めるために、ニッチ市場に手を出しているケースくらいだろう。
世の中には、まだまだ個人レベル地域レベルで課題が山積しているが、その解決をするためには、金がかかり儲けもないため、誰も解決しようとしない。
これまで市場原理のために見捨てられてきた、解決されていない課題に取り組むことができる世の中にならなければならない。
望ましいのは、より安心して生活できるようになる方向へ進むことだ
そのために、無駄な競争は無くしたほうが良い
好きでもないのに、無駄な競争のための、実現しないイノベーションに向けて時間を使う意味はない。その従業員のメンタルヘルス上良くない。
好きなことを進んでやっている人、世の中の課題を解決するために頑張っている人、こういった人たちが報われなければ世の中は良くなっていかないだろう。
市場原理のみで競争を助長するのは、社会にも環境にも良くない方向にしか進まない
儲からないが、世の中のためのコト、好きなコトを思い切ってできるようにするにはどうすればいいのか