手っ取り早く、あなたのこと意識させるには?
気になる人に、手っ取り早くあなたを意識してもらう方法。
わかりますか?
それは、
『あなたの好意を伝えること』
です。なんだ、すっごく簡単!
「〇〇がお前のこと好きなんだって」と聞かされたとたんに、それまでなんとも思っていなかった相手のことを意識するようになってしまった。
よくある話です。
小中学生に限らず、大人になってもその原則は変わりません。いわゆる好意の返報性ですね。
問題は、あなたの好意を“どう”伝えるか、“どの程度”伝えるか、ということ。
個人的には、好き好き大好きアピールするのは逆効果だと思っています。
もちろん、アピールされる側は気分はいいし、ちょっとはその気になるかもしれないけど。
でも、あまりアピールされすぎると慣れちゃうんですよね。悪い気はしないけど、ドキドキしなくなる。
さらに言うと、ハッキリ「好き」という必要もありません。
ちょっと曖昧な感じの方が、よりドキドキは増すものです。
「〇〇さん、素敵ですよね」
「〇〇君、カッコイイよね」
「〇〇君のそういうところ、好きだな」
こんな感じで、とりあえず「あなたのことを異性として見ています」という気持ちが伝われば、相手もあなたのことを意識してくれますよ。
これって、男女逆でも効果あると思いませんか?
意図的ではないにしても、不意に好意を見せられたことでドキドキした事例を上位3つご紹介しましょう。
まずは、ベスト3から。
この記事に出てくる、8つ年下の佐伯さんのエピソード。
「ぼく、朝霧さんのこと大好きなんです」
私は基本的に年下に興味がないので、佐伯さんのことは異性として見ていませんでした。佐伯さんもそれまで、私に関心のある素振りなど見せたことありませんでした。
それだけに、この発言にはやっぱりドキドキしましたね。
これが「大好き」ではなく「好き」だったとしたら、またちょっと違う印象になったのではないでしょうか。
ちなみに、佐伯さんは「大好き」発言以降もいたってクール。私に対する態度も変わらずクール。
だけど、時々こちらへ見せてくれる、なんともいえずキュートな笑顔に「もしかして、本当に私のこと好きなんだろうか」と、ついつい勘違いしそうになったりするんですよね。
ベスト2は、こちらの記事に登場する、毎日「おはよう!」と元気よく挨拶してくれた、彼。
当時、私は少しずつ髪の毛を短くしている最中で、いちばん長かった頃から半年ほどかけて約10センチほど切りました。
案の定、私の髪が短くなったことには誰も気付いていません。
ところが、ある日。私の姿を見た彼が、不意にこう言ったのです。
「髪の毛、めっちゃ短くなったな!」
彼が、私の“ゆでガエル現象”のような緩やかな変化に気付いていたことにもびっくりしましたが、問題の発言はこのあと。
「オレ、いつも朝霧さんのことばっかり見てるから!」
「いつも見てるよ」とジトーッとした感じで言われると、ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、冗談とも本気ともつかない口調でカラッ明るく言われたら、やっぱりちょっとドキッとしますよね。
彼は、私に対する好意をまったく隠しませんでしたが、決定的な言葉を言わないだけに、余計に心をつかまれてしまった気がします。
最後は、こちら。
このnoteに何度も登場している、私の大好きなAさん。
このAさんと、仕事で初めてお会いした時のことです。
Aさんの前に立ち「はじめまして、朝霧です」と名刺を差し出した、私の顔を見た瞬間。
「すごくきれいな方だと聞いていましたけど…。想像どおりでした」
私の顔をじっと見つめたまま、そう言って自分の名刺を差し出すAさん。
その日、Aさんは私の顔ばかり見てました。本当に、不躾なほど。
初対面でその調子ですから、正直その時は「Aさんって、女癖悪い人なのかな…」とちょっと警戒心を抱いたほどです。
ところが、Aさんのそんな不躾な発言も態度もその日だけ。
それ以降はいつお会いしても、とても紳士的で優しく、女性に対しても本当に真面目な人なんです。
「あの時のAさんは、いったいなんだったんだろう…」
この感情は、ドキドキというよりモヤモヤに近いのかもしれません。実は、ドキドキより大切なのは、このモヤモヤなのかも?
ちなみに、会うたびにチヤホヤと褒めてくれる男性も中にはいますが、こういうのは冒頭で書いたとおり、すぐに慣れるし飽きます。
結局、与えすぎてもいけないということですね。
ちょっと足りないくらいが、ちょうどいい。
好意を見せる時にはチラリズムを意識して、相手の飢餓感をあおることが大切ですよ。