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おひとり様とサウナ

※当アカウントから発行する記事は、温浴施設経営者向け有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」(https://aqutpas.co.jp/mailmagazine/)の過去記事を再編集したものとなります。

(執筆日:2022年8月8日)


 おはようございます。ハラダです。

アクトパスに入社してから4ヶ月が経ちました。社長をはじめ、業界で長く活躍されている方々からお話を伺う中で、サウナブームについて考えさせられることがしばしばあります。

私自身、卒業論文を「第三次サウナブーム」をテーマに執筆したのですが、以前からサウナブームという言葉には多少違和感を覚えています。

おそらくそれは「ブーム」という言葉に一過性のはかなさを感じているからです。

一過性を感じてしまう理由は、一般的なブームという言葉の使われ方にあると考えています。「かつて〇〇ブームがあった」とよく言われますが、〇〇に当てはまるもののほとんどを現在の生活で見かけることがありません。

近年の猛烈なサウナファンの増加と盛り上がりを切り取って観察すると、確かにそれは「ブーム」と言える現象に似ていると思いますが、一過性のブーム(ex.タピオカやたまごっち)とは性質が異なると考えています。

一過性のブームを起こした対象は突発的に誕生しているのに対して、古来から続く風呂文化はもとより、サウナ浴も日本の風土にマッチしながら長年に渡って人々を癒やし続けてきた歴史があるからです。

このように堅固な地盤に支えられているブームですので、花火のように消え去るものではないと思いますが、長期的なブームで有り続けるためにはその時々で社会のニーズに応え続ける必要があるはずです。

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