換気対策とサウナ
※当アカウントから発行する記事は、温浴施設経営者向け有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」(https://aqutpas.co.jp/mailmagazine/)の過去記事を再編集したものとなります。
(執筆日:2022年5月10日)
3年ぶりに新型コロナウイルス問題による制限がなく、全国各地で昨年や一昨年を大きく上回る人出となった今年のGW。
一方で人の移動が増えたことによって再び感染者数が増加するのでないかという懸念もあります。統計グラフを見てみると、現時点では目立った増加傾向はまだないようですが…こればかりはどうなるか分かりませんので油断できません。
先月末に、飲食店向けの情報として、「飲食店はコロナ対策として『換気』の徹底を。国立感染症研究所がエアロゾル感染を認定」という記事が出ていました。
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6470/
当初から感染経路とされていた接触感染や飛沫感染以外に、エアロゾル感染の可能性が指摘されていましたが、日本の国立感染症研究所でもようやくそれを認めた格好です。
こうなると手指消毒やディスタンス、マスクといった従来の対策では不十分ということになり、あらためて換気の重要性が指摘されています。
その空間が実際にどのくらい換気されているのかというのは目で見えませんので、施設側がしっかり対策していることを情報開示するしかないでしょう。
いまは寒くも暑くもない季節なので、窓を開け放っていれば良い風が入ってくるのですが、夏場になればクーラーをきかせなければなりませんし、虫も入ってくるので窓を全開というわけには行きません。
この夏もコロナ不安は続いているという前提で、換気強化の備えをしていくべきでしょう。
換気と言えば、昨年の夏にメルマガでご紹介した有馬温泉太閤の湯の熱交換式サウナ換気システム、通称「イノベーションサウナ」は今も問題なく順調に稼働しています。
https://club.aqutpas.co.jp/?p=3367
この春に、この記事を読んだフィットネスクラブ企業さんから、都内で新規オープンするフィットネスクラブのサウナ室に、イノベーションサウナを導入したいというお問い合わせがありました。
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