原作を読んだこともなく、劇団四季を始めとした各種媒体のキャッツを観たこともない、曲だけ知ってる人間が映画『キャッツ』を観た感想(冷静Ver.)

先ほどの記事ではただ感情の動きを連ねただけだったので、こちらではきちんと文章にしていきたいと思います。

1.そもそもキャッツとは?

イギリスの詩人、T・S・エリオットの『The Old Possum's Book of Practical Cats』(キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法)という子供向け詩集をもとに作られたミュージカルです。

公演が行われる国や時期により演出が異なってくる事がある為、公演ごとに登場する猫の数や種類が違うのも特徴の一つかもしれません。
詳しくはこちらのWikiをどうぞ。

2.映画キャッツってどんなお話?

ロンドンのゴミ捨て場で生きる「ジェリクルキャッツ」
天上へ行き新たな命を生きる一匹に選ばれるため、歌と踊りを繰り広げる物語
主人公ヴィクトリア、狂言回し的存在のマンカストラップを中心に話が進む

で!す!が!
物語というほどストーリーがあるわけではありません!
ひたすらに猫たちが歌って踊ります。
自己紹介=歌と踊りです。セリフはほとんどないです。

3.なんで酷評されてるの?

わかりません!(おい)

4.私が見た悪い評価の理由を考えてみました

・ポルノを見た気分
⇒猫の動きって官能的なところありませんか?首や体を擦り付けたりする動き。
それを再現しているせいかな?人に因っては卑猥に見えるのかもしれないですね。

・気持ち悪い、グロい
⇒動きのせいかな?全身タイツなので動きがもろに見えるんですよね。慣れてない人はそう感じるのかも。人間の身体ってこんな動き出来るんだ!?と驚きました。バレエお好きな方なら違和感ないかも。
あと、ゴキブリ食べるシーンが気持ち悪くてトラウマ物という感想も見かけましたが、きちんとサイズ感は調整されていたしそうでもなかったかな?
ただ、デフォルメであってもゴキ苦手な人だと無理かもしれないです。(そもそもゴキに拒否反応示すでしょうしね)

・ストーリ無い、退屈
⇒原作が詩だもん……ストーリーなんてないよ……

・これだけ猫猫言って、最後に人間と一緒ってなに
⇒あるの!原作の中にそういう言葉があるの!!!

5.感想

お前の感想なんて興味ないわ、という方は飛ばしてください。
この映画はとても素敵なエンターテイメントだと思いました。
恐らく他のキャッツを見ていなかった為、比較対象がなかったのも良いように働いたのでしょう。
終始わくわくドキドキ、せっかく買ったドリンク飲むのも忘れるぐらい見入っていました。そして、観終わって劇場出た瞬間には次のチケット予約していました。
舞台では出来ない、映画だからこそ出来た演出も素敵です。
お気に入りはスキンブルシャンクスの歌なのですが、ここ、観てほしい!
軽快な音楽にタップダンスを融合させ、さらに壮大な映像演出!!!!
一番興奮しました。じっと大人しく観てるの辛かったぁ。
聞いたことある方も多いであろう『メモリー』。やはり名曲です。

6.結局、観ない方がいいの?

人を選ぶ、というのが正直なところです。
トレーラー等を観て、少しでも不快感を覚える人は合わない可能性があります。
でも、食わず嫌いせずに観てほしいとも思います。

あと、ストーリー性を求める人、覚悟してください。
実写版ディ○ニー等の作品と同じと思ってはダメ。
あちらはお芝居の中のアクセントとして歌やダンスがあります(ダンスはないか?『魅せられて』では少しダンスもあったよね)
しかし、映画キャッツは歌と踊りで構成されている作品です。
お芝居はただの繋ぎ。
歌とダンス:95%、お芝居:0.5%(残りの0.5%どこ行った)
ぐらいの気持ちでいた方が精神衛生上いいと思います。
私のように、次々と繰り広げられる歌とダンスが好き!!!というタイプにはお勧めです!!!



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