Life is way too short to spend it worrying about how other people live there's
最近家にいる時間が長いせいか、たくさん音楽を聴いたり本を読んだりしている。仕事以外にも、書く時間が増えた。そして友人の勧めで、少し前からネットフリックスを見始めた。アマゾンプライムより面白いのが多い。
小さい時、暇な時の大半はテレビの前で過ごしていたのに、今はここ何年もテレビを見ていない。私はドリフターズ世代なので、テレビで大きくなったようなものだ。でも今はテレビで知ることはほぼネットでわかるし、見る必要がなくなってしまった。時代は変わったんじゃない、ただ単に、ドラマ以外テレビにおもしろいものがない。
昨日みたネットフリックス映画は「Don't f--ck with cats」。結構衝撃だった。
動物虐待をするある少年が、ネットに動画を投稿することから物語は始まる。それに激高した人達がネットでグループを作り、犯人捜しを始めるというものだ。
彼は猫にとどまらず、他の動物も虐待・殺害してネットにアップする。例えば大きな蛇の前にわざとマウスを置き、その捕らわれて食べられてしまう様子を中継する。犯人捜しをする人間たちを煽っているのだ。犯人捜しに賛同する人間は、そうして世界中にどんどんどんどん増える。彼を捕まえてリンチしてやろうと、事態はますますエスカレートしてゆく。。
この物語は実話であることも結構ショックだった。
毒されてゆく人々
私は人間が大嫌いになったことがあるが、それらを思い出すシーンがたくさんあった。もちろん犯人は悪で、捕まってほしいと思う。でもそれ以上に、「ネットリンチ」という手段に疑問を持った。
一日の大半の時間をモニターの前で過ごすことを、なぜか義務感としている忙しい人々がこわい。そういった人たちがひとたび団結すると、その集団心理に変な勢いが増す。そしていったん火がつくと、とんでもない悪知恵や、驚くほどの集中力が加わる。まるで何かに洗脳されたように、そのパワーは誰にも止められない。去年芸能界で起こったニュースが頭をよぎった。
自分の正義感を振りかざす者、実際に「処刑」しようと実行にうつす者、ネットで人を傷つけておいて、いざとなるとサッと潮がひいたようにいなくなる者。こういう現実社会に私たちは今、生きている。
現実社会で「誰といるか」が大事
最近よくネットでHSPのことを取り扱うものが多いと感じるけど、HSPが増えたんじゃないと思う。ただ単に、現実社会にサイ○○〇のような人が増えただけだと個人的に思う。なんだかすっかり生き苦しくなってしまった。
巻き込まれないよう、日ごろから自分の頭で考え、責任を持って行動するのが大事だと映画を見て改めて思う。同調圧力って結構こわいものだし。知らないうちに、「悪人組合」に加入していることのないようにしたい。
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