水族館恐怖症、実写版「リトル・マーメイド」鑑賞。


 こんにちは。先日、6/9(金)に公開された映画、実写版「リトル・マーメイド」のIMAX上映を鑑賞してきました。人並みに、ディズニーの世界観やアラン・メンケンの音楽が好きなので、制作発表時から公開を楽しみにしていましたが、私にはひとつ大きな問題が…。タイトルにもある通り、物心ついた時から「水族館恐怖症」で、実際に足を運ぶことはもちろん、画面を通しても目を背けるほど、水の中で泳ぐ魚たちという光景が苦手でした。水族館恐怖症を発症してから、20年弱の何月が経った現在は、ある程度我慢できるようになっています。スマートフォンの画面で見る予告に、少しばかり恐怖心を抱きつつも、好奇心が勝り、劇場に足を運ぶことを決意しました。

 有名なストーリーのため、ネタバレの範囲がわかりませんが、まっさらな状態で観たいという方がいれば、今回はここで閉じて頂きたいです。


【どんな人が恐怖を抱く?】
 実写版「リトル・マーメイド」を鑑賞するにあたって、自分自身が何に恐怖を感じるのか、厳密に把握しておくべきだと感じました。私の場合は、
・魚の正面顔
・魚の大群
・奥行きのある水の空間
・水に差し込む光
に対して、恐怖心を抱くと認識しています。「水族館恐怖症」によく似た、「海洋恐怖症」や「水中人工物恐怖症」などの人も、どうしてそれが怖いと思うのかによって、この映画に対する心構えに余裕ができるはずです。

【恐怖ポイントはどこだった?】
 意外と普通に観れた、というのが正直な感想です。海の中は十分に再現されていますが、登場人物や生物たちとカメラとの間に、水の揺れをあまり感じなかったことが、観やすさにつながり、いい意味で海感を消していたように思います。劇中歌「アンダー・ザ・シー」では、引きのアングルが多く、奥行きを感じましたが、基本的にアリエルとセバスチャン、フランダーなどが会話している際は、背景が青いだけで、そこまで怖くありませんでした。
 ここからは、本題の恐怖ポイントについて話します。

①フランダー
 高度なCG技術によって、海の生き物たちが見事に再現されてたことが辛かったです。小さな魚のフランダーは本物の魚と見間違えるほどでした。中でも最も怖かったのは、フランダーの正面顔が鏡に何個も映る場面です。大画面に不意打ちで何個も映るとさすがに驚きました。
②大群
 「アンダー・ザ・シー」では、色鮮やかな海を映像の美しさで再現していましたが、イワシ、クラゲの大群が普通に出てきます。注意してください。
③深海
 水族館恐怖症の人でなくても感じるかもしれませんが、これはなんだろうと暗闇をじっと見つめると、顔が浮き上がるというような時、恐怖を感じますよね。アースラの場面ではそのような瞬間が何度もありました。(アースラはグラマラスで素敵でした。かっこいい。)

 私は怖いと思いませんでしたが、海洋恐怖症の方であれば、初めのエリック王子が乗船している船の船員が、イルカを人魚と間違えて捕えようとするシーンは、怖さを感じると思います。嵐に見舞われるシーンの荒波もではないでしょうか。また、沈没船が出てくるので、水中人工物恐怖症の方も注意すべきだと思いました。


 最後に、歌や音楽、演技、映像など、本当にたくさんの方の名前がエンドロールで見ると、「怖いからああだこうだ」なんて言ってられなくなります。冒頭のアンデルセンの言葉をサラッと流すのか、しっかり頭に入れて鑑賞するのでは、感じ方が変わります。少し怖かったけど、映画館で実写版「リトル・マーメイド」を鑑賞できたのは、財産になりました。水族館恐怖症については、また機会があればお話ししたいです。

 長文・乱文失礼しました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。ひとつでも「楽しい」「興味深い」と思うことを増やすことができたら、幸いです。

それでは、また。

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