集客について①
前回は「箱は接客業であること」を書きました。
基本、当店はイベントがない日はBAR営業を行なっています。
そこにはアーティスト活動をしている方、音楽を趣味とした方、音楽を聴くのが好きな方、
お酒が好きな方、食事をしにくる方、様々な人が来ます。
しかし、「ライブイベント」になると違います。
アーティストの音楽を「観にきた、聴きにきた」方々がメインです。
「飲みに来る」人はほぼいません。
日本は海外ほど、音楽とお酒が密接につながっていないため、あまりお酒のつまみにアマチュアの音楽を聴くことがありません。
「映画鑑賞」と同じように「ライブ鑑賞」のために来るのです。
基本的にお客様は
①演者の方からお誘いを受けたり、
②演者のSNSなどで告知を見て予約してきたり、
③箱がお客様におすすめ(口頭やSNS)をして、
来たりします。
もちろんこの3つ以外にも考えられます。
①は例えば、お友達や仲間、家族が主です。
②は演者の知らない方、音楽活動を通じて知り合った①以外の方が多いです。
時に②は①になったりします。
「箱でのライブ」というのは、お客様、演者、箱の3つがうまく機能して成り立っています。
一つでも欠けるとライブができないといっても過言ではありません。
ライブをする場所、演奏する人、それを聴いている人。
しばしば、お客様が極端に少ないライブイベントが行われています。
一生懸命練習して、気持ちを乗せて演奏する。
その演奏がより良くお客様に伝わるように演出をサポートする箱がある。
ただ、それを聴いてくださるお客様がいない。
それはとても悲しいことです。
ではどうすればお客様に来ていただけるようになるか。
プロアマ問わず、ステージに立つ者にとっては
永遠の課題であり、立ち向かわなければならない壁なのです。