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新人発掘と育成
「アクアリウム」が最も大事にしていること。
それは、
「新人発掘」です。
昨今の福岡のライブ事情を見ていると一目瞭然なのですが、どこの箱もたいして演者が変わらない。
それが5年前から気になっていました。
どこの箱のいつのイベントのフライヤーを見ても、だいたい見た名前ばかり。そこで思ったのが「演者の不足状態」なのでは?
「演者飽和」ではなく、「演者不足」。
箱の数は多いのだが「演者がいない」。
昔は「演者飽和」で、ライブに出ることすら難しい。
「音源審査」などの秤にかけられ、ライブすることすらハードルが高かった。
どんな演者でもよければ足りると思う。
ある程度のクオリティを保証された安心安全を提供できる演者の不足を感じました。
実際、観に行ったりもしました。
たしかに「上手」。安定したクオリティはあるし、顧客満足もあるでしょう。
でも「どこでも見れる演者だな。」は
箱にとっては致命傷です。
「特にこの組み合わせはこの前の箱でも観たな。」はほんとにやばい。
それが告知の段階でわかってしまうのだから、
「このライブ行きたい!」には繋がらない。演者にとってもあまり面白味はない。
だとしたら最も、箱としては労力を使う
「新人発掘」及び「育成」に乗り出すしかない。
新しい演者を生み、ある程度のルールや礼儀は教え、ある程度のクオリティになるまで育成するしかない。
新しい風を吹き込み、演者不足を解消する。
結果、福岡の音楽ってどんどん新しい人が出てきて面白いな、と思ってもらえればこんなに嬉しいことはないと思うのです。
自分がどこまでそれを実現できてるかはわからない。ただ一つ言えることは
新しい演者は常に生むことができる。
それは言えます。