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ヤマトヌマエビのえびちゃんと出逢う
メダカを飼い始めて1ヶ月。
3匹いたメダカは死ぬことなく元気に泳いでいたのですが・・・。
前回のメダカの家作り記事はこちら
窓辺に設置した虫カゴメダカ水槽。
順調に思えた飼育に問題が発生していました。
透明だった虫カゴは緑色に変化し、泳ぐメダカが見えない状況に。
陽の光で活性化した苔が猛威を振い始めたのです。
このままではヤバイ!汚い!結局最初だけで放置丸出し水槽みたく思われるのは不本意すぎっっっ!!
そう慌てた私は父に相談、とりあえずホームセンターへ行くことに。
ホームセンターの熱帯魚コーナー。
今まで自分には関係のない、ミニ水族館くらいの認識しかなかった場所がメダカを飼い始めた事により意味ある場所へと変貌を遂げていました。
メダカ飼育者ドヤッな気持ちで熱帯魚コーナーを闊歩する私。
よくよく見回すと売られているのはそこらに落ちてそうな木や、公園で拾えそうな石。
こんなものが売れるのか?拾ってこればいいのでは?しかもお高いのなんのって!
木や石が1000円以上で売られてるぅ!!
メガネ屋のアルバイトが時給800円なのに対し、木が1000円!石ころ1200円!!
私の1時間は石ころ以下という辛い現実を唐突に思い知らされたのでした。
心に傷を負いながらも気を取り直して苔抹殺アイテムを物色。
苔を取るスポンジやシート、薬剤。どれも500円以上と予算オーバー。
当時ケチに磨きがかかっていた私は、本体価格0円のメダカへ500円以上は出せなかったのです。
今思うと飼育者失格です。
収穫のないまま彷徨っていると父が何かを見ていました。
エビでした。
熱帯魚コーナーに並べられた水槽。
その端の端、しゃがまないと見えない腰を痛めそうな位置に設置された水槽にエビがいました。
「ヤマトヌマエビ」
ヤマトヌマエビ?綺麗にラミネートされたポップに記載されたその名前から居住地が沼だという情報を得たために、一瞬躊躇しつつも水槽を覗くとそこにはつぶらな瞳が。
(あら、やだ、かわいい。)
透明なボディに長いおヒゲ、斑点が一際目立つそのエビは小さな水槽の中で地面をつついていました。
「苔取りに最適って書いてある。」
父から知らされたエビの技能情報。
エビが?苔取ってくれんの?
じゃあ私がゴシゴシしなくてもいいってこと?
それって楽じゃない?でもお値段は・・・
「140円」
140円!!うん、買おう。買おう買おう!
さっき見た苔取りアイテム500円オーバーのせいもあってか、とても安く見えました。いや、見えたじゃない、とても安いのです。
水槽の中には4匹のヤマトヌマエビ。
どのエビにしようか。
正直、販売環境がイマイチなのか弱った個体が多いような・・・
・背面にぶら下がって全く動かないやつ。
・白濁して動かないやつ。
・ヒゲすら動かないやつ。
・ハイテンションで地面をつついてるやつ。
1匹だけテンション高いな。
この環境でそのテンション?まあいいか。
「このハイテンションなエビください」
こうして軽い気持ちでヤマトヌマエビが仲間に加わりました。2011年9月4日の出来事でした。
ヤマトヌマエビのメス。
名前はえびちゃん。
2024年現在も彼女は私の良き相棒として生きています。
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