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プロローグ2〜メダカの家を作る〜

アルバイトへ行き、メダカを手に入れた21歳、夏。

詳しくは前回記事を参照ください↓


初めてのペット、初めてのメダカ飼育。
不安よりもワクワクが打ち勝っていたことを今でもよく覚えています。

右も左も分からないままメダカを貰ったので、埃を被ったまま頭の片隅へ追いやられていた小学校理科の知識をフル活用する事に。

理科室前に設置されたメダカ水槽。
大きさは60cmくらいだろうか。ブクブクする機械が入れられており、柔らかそうな水草の間を泳ぐメダカ。以上。

私の記憶に残るメダカ知識の薄いこと薄いこと。

絞り出した結果、メダカ飼育にはまず水槽とブクブク、砂利、水草がいると判明。エサとカルキ抜きはメダカと一緒にもらいました。ありがたや。


生憎アルバイト中にメダカ譲渡が行われたため、帰る頃には外は真っ暗。ホームセンターはその日の営業を終えており、所持金は雀の涙ほどしかない。
そんな絶望的状況下で目に飛び込んできたお店。ピンクの看板に白いカタカナ。

ダイソー


蛍の光が流れる店内へ飛び込み、急足でペットコーナーへ。
何という事でしょう、お魚飼育コーナーがあるではありませんか!私のために用意されたと言っても過言ではないそのラインナップから使えそうな物をカゴに投げ入れお会計。

そんなこんなで帰宅した頃には私もメダカも疲れきっていました。


でもここで「今日はもういっか、明日にしよう。」が出来ません。なんせメダカですから。このまま放置は許されません。


息つく間もなく救世主ダイソーで手に入れたアイテムを袋から取り出します。購入した物は虫カゴと砂利2種、水温計。
(雀の涙な所持金で砂利を2種類買った意味は今でも分からない)



虫カゴに砂利を敷き、水温計をセット。水ごとメダカを移送して部屋のインテリアと化していた水草をドボン!完成!!


なかなかの出来栄えにうっとりしながら、その日は気絶するように就寝しました。

真夏の窓辺に置かれたメダカ水槽

ブクブクがない事に気づくのはまだ少し後の話。

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