キャラ紹介4
傭兵
ベル=デオ
ジゼルの親戚
身長や体型はほぼ同じ
ベルの方が髪のいろが濃く、外はね
粗野で粗暴な部分が目立つが不器用で素直でないだけ
魔物を目にすれば素材を剥ぎ取ることや自分より強い相手と戦いたい欲があるので好戦的
プルイーナやプルイーナを取り巻く魔族にもその目を向けてはジゼルに怒られ続けている
ランドブランドのナイフをこよなく愛し、家に大量のコレクションがある
酒はよく飲むが酔わない
とことん肉食
恋愛には奥手
意外と器用
ノックスとは当初犬猿の仲で強いならとにかく手合わせしろとうるさくしていた
それからしつこくしているうちに気になるようになり、世界情勢が変わって魔力を奪う道具を他の大陸の人間が使うようになり、ノックスが死にかけて恋心を自覚
生かすために魔族の力を借りて精霊の森まで離れず連れていき、対価としてノックスの宝物のリボンを森の精霊に奪われてしまったけれども蘇生に成功する
リボンの詫びに自分で選んだリボンを渡し、受け取って貰えたことでノックスからの態度の軟化や心情の変化に喜ぶ
両想いになってもお互いに不器用とプライドの高さでぶつかるが気遣いのしすぎの空回りが多いために仲直りらしい仲直りはなくとももとに戻っている
バディとして組むようになり、ギルド公認のペア
この二人も後日談は決まっておりまして、ベルは人として生涯を終えます
ノックスが望まなかったので、それを尊重してベルは天寿を全うします
ノックスは自身に定められた死があるのかわからない存在なので、限られた生を生きる人間にある種の尊敬の念を持っています
世界を破壊するしか能の無い醜い生き物だと侮蔑している反面、上記の感情もあったのでそういった友好的な部分は全てベルに注がれました
亡くなる日
ベッドから起き上がる事も出来ない老いさばらえたベルを愛おしそうに見下ろしながら頬を撫でる変わらないノックス
「なんだよ…そんなに見てもなんもでねぇよ…」
最後まで憎まれ口を叩くベルに感情をかみ殺しながらいつもしかめっ面を張り付けている表情を崩す
「ベルはずっと美しかった。今も、変わらず。私はずっと待っている。また、必ずお前を見つけるから安心して眠るといい」
そっと額に口付けを落として、普段絶対に口にしない愛の言葉を囁くとそれを聞き届けたベルは静かに、それは満足そうに覚めぬ眠りに就いた
それから長い時を経て、ノックスは転生した幼いジゼルを見付ける
あの頃と姿は違えど魂は同じ
少年は傭兵の面影など無い内気でおとなしい性格
絵を描くのが趣味だが、その内容のせいで周囲に馴染めないでいた
銀髪、黒服の天使
彼に何かあるとき、必ずそばに居るのを感じる
おぼろげに後ろ姿しか見たことはないけれど、確かに存在している
ずいぶん時を経た世間でも未だ銀の悪魔が噂されていてそんな存在が天使なはずがない
ましてや、魔族も精霊も居なくなった世界なのにそんな夢のような話信じられるわけがない
少年を傷付けるものは不幸になると噂がたつようになるまでそう長い時間は掛からず、少年はより孤立を深める事となったが天使の存在がより拠り所として強くなった
いつか出会うべき時まで、いつかふさわしい時が来るまで、ノックスは言葉を交わさないだろう
想いあった記憶が甦ることはきっとないとしても、新たな想いを築くことに恐れている闇の魔人の心を少年の一途なおもいが絆すその時が来るまで