見出し画像

アメリカ出産話(WA州Anthem blue cross CAを利用した費用一覧つき)

2024年の8月、アメリカ ワシントン州で第一子を出産しました。
初めての出産をアメリカでしてみるという大チャレンジだったので、出産までのことも含めて記録に残そうと思います。


'23年12月 妊娠発覚

私たちが住んでいるポートランドの近郊は冬は雨季なのですが、この日珍しく晴れ間で青空が綺麗だなと思っていた日、妊娠検査薬が陽性になって妊娠がわかりました。この時点で妊娠5週目くらい。通常、ここから病院を予約となると、アメリカでは1ヶ月後以降とかの予約になってしまうことが多いと聞きますが、たまたま私は年明けに保険カバーでできる婦人科検診の予約をとっていたため、病院に連絡してその予約を妊婦健診として変えてもらうことができました。(当時調べた説によると、検査薬で妊娠がわかったからといって8週目ごろまでは心音確認もできない可能性もあるし、早すぎる予約はできないらしい)

'24年1月 心音確認

初診の前に、電話で既往病や家族含めた遺伝可能性のある病気をスクリーニングされました。(電話でも通訳の人をつけてもらえて、1時間くらいの電話になりました。)
その後、診察で簡易エコーを行い、心音確認ができ、ピーナッツくらいの赤ちゃんだよと教えてもらいました。お腹に赤ちゃんがいるとわかって大変ほっとしました。
その日のうちに、感染症や風疹抗体などの血液検査、尿検査、膣内細胞をとる検査などをし、ついでにコロナの予防接種も勧められたのでしておきました。これ以降、妊婦健診として8ヶ月まで4週に1回、9ヶ月目から2週に1回、臨月には毎週になる定期検査が始まりました。

1-2月 つわり

妊娠中は病院のアプリで現在の週数で胎児の大きさが見れたり、病院から過ごし方のアドバイスをメッセージでもらいました。この頃胎児ははまだブルーベリーの大きさです。つわり(Morning sickness)が始まり、毎日だるくて臭いに敏感になる日々を過ごしました。病院からは「朝起き上がる前にベッドの上でトーストやシリアルを食べる」というアドバイスをもらったのでベッドサイドにシリアルの箱を置いて寝てました。すっぱいものが食べたくなると言いますが、私は夏に漬けた梅干しの瓶で匂いをリセットして気分を保っていました。

おまけ:NY旅行

2月の中旬くらいにはピークを抜けた感じがしたので、妊娠前に予定を立てていたNYへの旅行もいってきました。ポートランドは雨季の冬ですが、東海岸はカラッと乾燥した冬で日光と都会を楽しみました。ただ、冬だったのでとても寒く、空港から市街地までの陸路が遠かったのでつわり中の妊婦には少しハードな部分もあった気もします。

おまけ:3月 夫がコロナに罹る

1月の初診の時に書いたように、妊婦は初回にコロナなどの予防接種の案内を受けましたが、同居する家族向けには特に予防接種の案内はされませんでした。(日本だとコロナ・インフルエンザに加え、風疹・麻疹予防接種なども同居家族に案内されると聞き、先生にも聞きましたが、希望があれば夫本人が予約して接種を受けるように、と言われました。)
風疹・麻疹予防接種は妊婦本人の検査結果を見て抗体がありそうだったので夫は受けず、コロナの予防接種をスーパーの薬局サービスで受けてくることにしました。事前に予約の際に保険情報を伝えて、無料で予防接種を受けることができました。
しかし、せっかく予防接種を受けた3週間後頃、まだ抗体ができていない時にコロナに罹ってしまい、家の中で隔離生活をして2週間ほど過ごしました。我が家は2bed/2bathのよくあるタイプのアパートなので、ほぼ生活は別に過ごし、ご飯は作るのが私、片付けるのが夫、と分けて感染を予防しました。病院にはアプリのチャット機能で家族の罹患について伝え、妊婦本人がコロナ症状が出たら病院にくるようにと案内されました。

2月・4月 出生前診断・超音波検査

検診で出生前診断(NIPT)の希望を聞かれたのでお願いしておきました。出生前診断は母体の腕から血液採取し、臍の緒を伝って流れ出た胎児DNAを拾って染色体異常を調べることができる方法です。アメリカでは出生前診断も保険適用になることが多いとのことで、血液検査をする医療機関と保険の確認をしてもらいました。
血液検査は採血から1週間後に結果が来るので当日は分かりませんが、同日に検査をする超音波検査(Ultra sound)でも体の各箇所の大きさやうなじの厚さなどを測ってダウン症などの症状があるかを検査しました。血液検査ではついでに性別もわかりました。希望があれば性別の結果を隠して検査結果をもらったり、封筒などでもらって、パーティー装飾のお店でジェンダーリビールの風船などで仕込んでもらって当日までのサプライズにする、ということもできるそうです。
この超音波検査は10週くらいの頃と約2ヶ月後の20週の頃の2回行うこととなりました。

おまけ:LA旅行

無事こちらもクリアだったので、出産する前に夫婦だけでの最後の旅行かなとLAとサンディエゴに旅行に行ってきました。LAではDisneyland parkも行ってきたのですが、アプリでExpectant Mother's Advisory の乗り物を避けるように計画を立てて、ゆったり回ることができました。無理なく回ったおかげでディズニー帰りに運転できるくらい疲れずに過ごしました(レンタカーしたTesraの自動運転機能のおかげでもありますが。)

5月 妊婦糖尿病検査

噂によるとアジア人の妊婦が多くひっかかるという妊婦糖尿病検査。グルコースを飲んで1時間ごと2回のケトン体の値を測定します。検査の日、「オレンジとグレープとどの味がいい?」とグルコースの飲み物の味を選べました。1引っ掛かったら食事制限や自分で注射を打つなどの治療も必要になってくるので嫌だなあとドキドキしながら過ごしましたが、無事にNormalの結果になりました。

4月・6月 産院見学

私たちが住むワシントン州バンクーバー市では通常受ける婦人科の病院とは別に、産院施設がある総合病院を2つの選択肢から選ぶことができました。
保険カバーが効くか、産院の雰囲気などから選択していくことになります。私が入っている保険会社からはチャットで「病院との提携の事情で予告なく保険適用から外れる可能性があるので直前まで確認すること」と言われましたが両院ともカバーすることを保険会社に確認しましたので、2つの病院の見学(Tour)をwebで2月くらいに申し込みました。どちらも月1回開催で人数制限があり、予約を取れるのが先になるので早めにやっておいてよかったです。
産院見学はそれぞれ約1時間で、産院についてからの流れや個室の設備などを教えてもらえます。どちらも個室で分娩前から分娩処置、その後最低1泊の産後を赤ちゃんと過ごすことになり、シャワールームや立ち会いの人が寝れるようなソファベッドなどもありました。入院食は立ち会い者分は出ないので病院内の食堂やUberなどで持ち込みをすることができる、など案内されました。立ち会いの人だけでなく、本人も入院食が気に入らないこともあるからUberとか使っていいよ、と言われました。(その頃、アメリカのショート動画で産後のお母さんが病院でハンバーガーや寿司をガツガツ食べる動画をよくサジェストされてたのでこのことか、と思いました)
私たちは2つの病院を見比べて、結局設備など大差がなかったので、家から近い方の病院で出産することに決めました。

おまけ:Baby shower

出産2ヶ月前くらいにアメリカの産前パーティーのBaby showerを友人が開催してくれました。従前、Baby showerは女友達と妊婦さんのパーティーとして行われてたそうですが、いまはそうでないパーティーも多いらしいので仲良い友人に男女関係なく声をかけて、友人のApartmentの共用パーティールームを予約して行いました。パーティーの用意にはBaby registryという欲しいものリストを参加者に案内して、プレゼントをお願いすることになります。うちはBaby listというサービスを使って、Amazon, Walmart, Targetで購入した場合の料金比較を出しながら、参加者同士がすでに購入されているものを確認しながらプレゼントを準備できるようにしました。
ちなみにこの欲しいものリストはAmazonやTargetなどのサイトでもBaby registryとして作ることができ、一定料金そのリストから購入するとそれぞれのサービス企業からお祝いとしてサンプルなどが入ったバッグが贈られるそうです。うちでは中古やプレゼントで揃えてしまったものが多かったのでこれはできずに終わりました。

5-7月 歯科・皮膚科などに行っておく

妊婦検診で言われたわけではないのですが、産後通うのが難しくなりそうな歯科や以前からできていた手のイボについてウイルス性で赤ちゃんのお世話に影響があったらいけないと思い皮膚科に時間に余裕があるうちに通っておきました。

7月 搾乳機の注文

アメリカでは多くの保険で搾乳機(Breast pump)がカバーされます。保険会社に問い合わせると、搾乳機販売代理店のwebサイトから保険の情報を入れて対象の搾乳機を選ぶことができる、ということでした。また、購入の際には婦人科主治医の処方箋が必要とのことで、婦人科検診で依頼して作成してもらいました。私の保険ではメーカーや手動or電動搾乳、ハンズフリーかどうか、などで10個程度の選択肢がありました。同じメーカーでも安い機種だと保険カバーで無料に、私が選んだ充電ができる上位機種だと追加費用をかけて購入することができました。婦人科の先生からは電動の搾乳力が強いもので両方一気に搾乳できるものがいいよとのアドバイスや充電式のほうが場所を選ばずに搾乳ができて良さそうだと思ったので人気があった下記のタイプにしました。

8月 B群溶血性連鎖球菌検査

37週頃、婦人科検診で検査を勧められ、B群溶血性連鎖球菌検査(STREPTOCOCCUS AGALACTIAE)を行いました。膣内の細胞をとって検査し、陽性になった場合は抗生物質で菌を減らしていく治療になるとのことでした。

8月 出産

臨月になり、検診は1週間に1度になりました。予定日1週間前の検診で、子宮口のチェックの際に、子宮口の周りをぐるっとなぞる処置をするかを聞かれました。これが噂に聞いていた子宮口ぐりぐりの処置だと後に分かりました。予定日に生まれやすくなりますよ、とのことだったのですが、どうやらこの処置が刺激となって処置の翌日から陣痛がきて翌々日の朝に産院入りすることとなりました。

この個室で出産から退院までずっと過ごすことになります

子宮口などのチェックをすると、なんと「もう7.5cmだからすぐ産む準備をしていいよ!」とのことですぐに出産用の部屋に案内されることとなりました。(当初産院の見学をしたときには初産婦は15時間くらいかかる可能性があるので、子宮口が十分でない場合は家に帰されたり、病院の中をぐるぐる歩くとかして陣痛を促進させる、と説明されていたのでこれは非常にスムーズなお産になりそうだとみんなで喜びました。)
部屋まで移動しながら、「特別な出産方法(水中出産など)など希望はある?無痛分娩の麻酔はしていい?」など聞かれて、こんな直前に希望を聞くんだ、とびっくりしました笑 当初より無痛分娩を希望していたので、麻酔科医に来てもらう手筈を整えてもらいながら、「そういえば妊婦健診で伝えたんですが臍帯血ドネーションをしたいのですが..」と希望を伝えました。臍帯血とは、臍の緒と胎盤の中にある血液で、白血病や再生不良性貧血な
ところが、産院の人は不思議そうに「どこにドネーションするとか事前登録はしてますか?うちの産院では特にいつもやってるわけではないので希望があれば1週間くらい冷蔵保存しておきますのでその間に登録してもらえますか?」とのことでした。事前に聞いた時に教えてくれればよかったのに、と思いましたが、いつも行っている健診の病院と産院は別なのであんまり情報が連携できてなかったのかもしれません。出産前に色々調べて臍帯血ドネーションを選択したのですが、もはや産前のドタバタの中では悠長に考えられなくなり、「あ、難しかったら大丈夫です」とドネーション諦めることにしてしまいました。

無痛出産のために麻酔をすると割とすぐに陣痛がおさまり、お腹以下の感覚がなくなりました。飲み物(透明なもの)を飲んだり、持ち込んだ編み物ができるくらいに余裕ができたのですが、前夜は陣痛でほとんど寝れなかったのとこれから体力勝負になりそうだと思ったので2時間くらい寝て過ごしました。1時間おきくらいに看護師が様子を見にきて、病院についてから約6時間後の赤ちゃんは骨盤に頭がセットされて子宮口が10cmになった頃に分娩の準備が始まりました。ベッドから分娩用に足を広げるアームのようなものが出てきて、夫と看護師さんが足を持って陣痛の波に合わせて10カウントをしていきむようにレクチャーを受けました。無痛分娩あるあるの「麻酔でいきみの感覚がわからない」というのが本当にその通りで戸惑いましたが、途中で助産師さんが鏡をもってきて赤ちゃんが出てくるところを見せながら分娩進めることに。(進行が見えた方がモチベーションに繋がるから、とのことでした。)
10回程度陣痛の波に合わせていきんだのち、一気にドロンという感覚があって、ついに赤ちゃんが産まれました。こんなにすぐ生まれるんだとびっくりして「えー!」と言ってしまいました。すぐに産声を聞きながら抱っこさせてもらい、一緒にいきみを手伝っていた夫が臍の緒を切りました。10ヶ月お腹にいた子にやっと会えてホッとしたのも束の間、そのあとは900mlくらい出る大量出血と痙攣がいきなりきてしまい、意識が遠のきそうになりながら助産師さんが出血の処理と会陰の縫合をしていたそうです。
赤ちゃんは計測や注射などを分娩台の隣でして、特に異常もなかったので出産以降ずっと同じ部屋で過ごすことになりますが、取り違えや持ち出し防止のために足にICチップ付きのバンドを巻かれました。
処置が全て終わったら麻酔を切っていき、痛み止めのイブプロフェンとタイレノールを飲みながらいつのまにか夜になっていきました。麻酔が切れて立てるようになったらすぐに授乳の指導やトイレの説明を受けてその日からすぐ自分でできるようになりました。とはいえ体はへとへとで歩くのもよたよたですが。気持ちはカリオストロの城に出てくる撃たれたルパンのようで、夕ご飯は何を食べる?と看護師さんから注文を取られた時、心で「血が足りねえ、肉もってきてくれ」と思ってチーズバーガーなど山盛りでお願いしました。
その日の夜から赤ちゃんと夫と同室で授乳しながら過ごしましたが、赤ちゃんの夜泣きについて看護師さんからおくるみの指導を受けました。後に知ったのですが、アメリカの産院では青と赤のリネンのおくるみが定番らしいです。

しましまのおくるみととんがり帽子がおむすびのようだなと思ってました

最短で翌日退院ではありましたが、「保険で2泊分入院できるけどどうする?」と看護師さんに言われたので保険に甘えて2泊することにしました。その分、赤ちゃんのお世話の指導を受けたり、食事の心配もなく過ごすこともできたので延泊してよかったです。
その間、夫の食事はずっと出ないので、家に帰ってカップ麺とケトルを持ってきたり、Uberやカフェテリアで食べたりなどしてました。

8-9月 産後1ヶ月

産後の生活について

出産翌々日、退院し、家での育児がスタートしました。
夫が1ヶ月育休をとり、入院から1週間くらい犬を預かっていてもらい、数日後から日本から母が1ヶ月くらい手伝いに来てくれたので、産後の体調の回復と授乳で体力を使う分うまく周りに助けてもらえました。
初めての育児なのに両親学級(Parent class)が高くていくのを断念したので、病気や授乳の仕方など不安もありましたが、産後4日目には産後直後の赤ちゃんの検診があったのと、産院で無料で毎週やっている授乳クラス(Lactation class)があったので、それに通って毎週体重増加量や育児について看護師さんと話せる機会をもてました。
民間でやっている助産師さん(Doula)に家に来てもらって家事や育児を手伝ってもらうサービスがあったり、買い物もAmazon freshやWalmartの宅配、Door dashというUberみたいなサービスもあったので、きつかったらどんどん頼っていこうと思って調べていましたが、なんだかんだ使う機会なく過ぎてしまいました。おそらく家族のサポートがあったこと、無痛分娩のおかげでだいぶ回復が早く家での家事や自分で運転した外出も退院直後から割とできていたためと思います。無痛出産すごい。
産後1ヶ月は夫と母と育児と犬のお世話にバタバタしながらも、友人たちに少しずつ家に来てもらって可愛がってもらいながら新生児期を過ごしました。

申請系の手続きについて

産前に教えてくださった友人のおかげで、スムーズに申請ができました。
まず下記5点は赤ちゃんの証明書関係にあたる申請です。
①アメリカ出生届(Birth certificate)
全ての申請はこれが必要になり、出産直後に病院が提出手続きをします。なので、この時点で英語の名前を決めておいたほうがスムーズです。
産後すぐに病院で必要情報を提出し、1週間程度で書類の取得ができました。
②アメリカ個人番号(SSN)
上記の出生届と同時に申請をして10日ほどで郵送で受け取ることができます。我が家は郵送に失敗があったので、SSN Officeに直接取りに行き、再発行してもらいました。番号がわかればアメリカのパスポート申請ができます。
③アメリカパスポート
①出生届と③個人番号取得後、郵便局(USPS)に予約をとって両親と本人とで申請しに行き、4週間程度で郵送で受け取ることができます。
郵便局では両親のID確認があり、申請内容に虚偽がないことを右手を挙げて宣誓して申請しました。
④日本出生届
①出生届を取得後、領事館で直接記載、もしくは郵送で申請ができました。私たちが住んでいるのはWA州バンクーバーですが、WA州の領事館であるシアトルよりもOR州ポートランドの領事館のほうが近く、そちらで申請ができました。届出後領事館からまとめて日本に発送されるので、約4週間後くらいから本籍地の市町村区役所に連絡し、戸籍登録されていることを確認できるようになります。
⑤日本パスポート
④出生届が受理されたのち、戸籍謄本を取得して最寄りの領事館で申請できるようになります。(本記事を書いている時点ではまだできていません。)
自治体によっては市町村区役所から海外発送もしてもらえるので、結婚の本籍地選択の際にうちは千代田区を本籍地にしていました。

次に下記については出産関連のお金や保険に関する申請です。
①病院での減免申請(Financial Assistace)
病院で案内されるペーパーワークの中に入院費用などの減免申請の書類がありました。前年の確定申告の書類とともに、いくつかの経済的な質問についてのアンケートに答えて申請ができます。
書類受理後、私と赤ちゃんの治療費について85%の減免が確定したことが連絡受け、手術費用や入院費用については保険の減額からさらに割引をしてもらえました。
②WA州での父親の育休申請(Paternity leave)
州によって違うようですが、WA州は最大3ヶ月の育休中、昨年平均週給の90%が週から払われる制度があります。州のサイトから出生届と病院からのメディカルレポートを提出して受給を受けました。
③保険への加入届
赤ちゃんが増えた分についてAnthemなどに追加の加入の手続きをします。
産後1ヶ月は両親の保険に自動でつけることができるらしいのですが、その後の2ヶ月検診などでは必要になるので、育休中に会社経由で保険会社に申請しておきました。

まとめ 出産に関わる費用計算

最終的に保険会社や病院の割引が効いた結果、下記のような費用になりました。

この記事を記載時点でまだ精算が済んでいない新生児の検診料金がありますが、
大体これくらいの金額になりそうです

記事を書いている現在の為替$1=¥148.314で換算すると、
保険適用前:約832万円 の医療処置について、
自己負担金額:約22.5万円 で済んだ、ということがわかりました。

日本の平均出産費用は50万円前後、無痛分娩の場合は+10~20万円、ということなので保険適用前で800万円もかかるのは桁違いの額ですね。。

とはいえアメリカ出産でよかったこと
・無痛分娩に対する制限がほぼない
 日本では平日日中帯のみなど制限があるのに対し、麻酔科医が常にいるからか当日依頼してすぐに麻酔を入れてもらえたのが本当によかったです。
・アメリカ国籍が取得できる
 アメリカは出生地主義なのでその土地で生まれたら国籍を取得できます。
・産前にお祝いをする
 Baby showerという産前のパーティーで出産前の落ち着いているタイミングでお祝いをするので、産後のバタバタしてなかなか連絡取りづらいときより報告しやすく、一気に会えたのでよかったです。また、プレゼントも退院直後から使うものをプレゼントでいただけたので大変役立ちました。

初産なので日本と比較はできませんが、私なりにはアメリカ出産もなんとかなってよかったなと思っています。これからはアメリカ育児という新たなチャレンジに挑んでいきます。

いいなと思ったら応援しよう!